メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ネコのミヌース』(2001)

2013-01-04 11:00:58 | 映画
『ネコのミヌース』(2001)
原作:アニー・M・G・シュミット 監督:フィンセント・バル
出演:カリス・ファン・ハウテン、テオ・マーセン、サラ・バンニール、ピエール・ボクマ ほか

フランス語かな?と思っていたら、オランダ映画だったのね。
どうりでハッピーエンディング

trailer

story
小さな町の新聞記者ティベは、気弱な性格でインタビューなども苦手
いつもやり手の同僚に先を越され、編集長からは「猫の出産なんてニュースにならないわ!
火事とかそうゆうのを取材してきて!じゃなきゃクビよ!」と言われてしまう。

あるトラックから落ちた消臭剤のせいでノラネコのミヌーシュは、
なぜかニンゲンの女性に変身してしまい困惑しているうちに、
散歩する犬に吠えられて木に登って下りられなくなってしまったところをティベに助けられる。
「事件を探すのを手伝ってあげるから泊めてくれない?」
2人の奇妙な関係がはじまる。。

  

2013年最初に観た映画。
超可愛いにゃんこと、あまりにハッピーな物語りで
幸福観に満たされて胸が一杯になった/涙

 

ミヌーシュ役の女優も可愛いし、ヒトに変身しちゃったにゃんこを巧みに演じている。
なぜ全部緑色なのか分からないけどw

こんな、皆がにゃんこ&わんこ大好きな町に住みたいなあ!
にゃんこ会議にも参加したい!
にゃんこの歌もうたって・・・でも、猫があんな犬の遠吠えみたいなことするっけ?
発情期くらいしか聞いたことないな

猫が喋るCGもわざとらしくなくて、演技とは思えない自然な動き/驚
あれだけの数の猫をどうやって撮影したんだろ???
いやいや、きっと猫もヒトの言葉がちゃんと分かってるんだ。

 

コメント

バレエ『白鳥の湖』

2013-01-04 10:37:09 | 映画
『白鳥の湖』マイヤ・プリセツカヤ

「魅惑のバレエ映画祭」@東京都写真美術館ホール 2012年12月8日(土)~28日(金)

このチラシを見て、先日観た映画『ブラック・スワン』や、真央ちゃんが舞ったプログラムつながりってことで
観てみたいなあと思いつつ、ホールで観るのがちょっと不安に思っていたところ、
TSUTAYAで似たようなDVDを発見 きっと同じだ、ラッキーと思って観て感動。
したんだけど、アマゾンで調べたら別物みたい
ま、いっか。演者は違っても、本物のバレエには違いない。


▼story
これだけ有名でも、あらすじ等は全然知らなかったから改めて概略を説明。

【第1幕】
王子の成人を祝う舞踏会で、母は、「この中から結婚相手を見つけなさい」と勧めるが、
王子は「まだいい」と乗り気じゃない。
ひとしきり盛り上がったダンスパーティのあとで、空に白鳥が飛び、例の旋律が流れる。
王子はなにか感じとり、気晴らしに狩りに出ようと言い出す。

柔らかいスカートが宙に舞う様子が美しい
道化師が教師を真似て、とにかく劇場狭しとクルクル高速回転する
音楽にもメリハリがあって、これを当時「退屈だ」と酷評した評論屋こそ退屈な奴だな。
幕間にチャイコフスキーの歴史が入る。死後、アレンジされたものがボリジョイ劇場で大成功をおさめ、
その後はバレエと切っても切れないプログラムとなった。
歴代のオデッタのポートレイトも紹介された。


【第2幕】
 
黒い鳥のような魔法使い(悪魔)のメイクが怖すぎ。
女性らを白鳥に変え、夜にだけ本来の姿に戻れる魔法をかけてあり、
王子が永遠の愛を誓えば、魔法は解け、悪魔は死ぬことになる。

ここでオデッタ登場 王子はひと目ぼれするが、彼女は最初怯える。
2人で踊りながら想いを確め合うが、掟を破ったため怒った悪魔に許しを請うオデッタ。
有名なアダージョ♪ポエマ?が流れる。
王子は永遠の愛を誓うが、悪魔を恐れてオデッタは静かに泳ぎ去る。

輪舞も美しい。ドガの絵を思い出す。
なぜ皆でずぅっといかにも辛そうなつま先立ちをしてなきゃならないのか分からないけど、
完璧で究極の美を追求したのがバレエなんだな。


【第3幕】
再び華やかな屋敷での舞踏会。♪ナポリのダンス など次々と披露される。
王妃は「もう相手を決めたか」と尋ねるが、王子はまったく呆然自失状態。
突如、騎士に身を変えたさっきの悪魔がオデッタそっくりな黒鳥の衣装を着たオディールを連れて現れる!
これがさっきのオデッタなのかと困惑する王子。

 

なるほど、この誘惑っぷりかあ 悪魔と目配せする表情なんかオデッタとは全く対照的/驚
クルクルと高速回転する際の音楽を真央ちゃんが使ってたんだな。
とうとう王子がオディールを結婚相手に決めて、誓いを破らせる一番イイシーンの画像が色おかしくなっちゃってる
悪魔とオディールは去り、王子は罠にハメられたと悟る。
うっすらと消えてゆくシーンはどうなってるんだろう ここだけ映像処理?

人によっては着がえているから役を兼ねてたりもするのかな?
この中のどの人もプリマを演じてもおかしくないだろうに、本当に選り抜かれた人しかなれないんだなあ・・・
床に松ヤニ?をまいているのはなぜ???


【第4幕】
葬送曲みたいなメロディではじまる。オデッタは王子の裏切りを知り、悲しみを友と分かち合う。
悪魔との契約は続き、追ってきた王子はオデッタに許しを請う。
あれ?愛の力が最後は悪魔に勝つってゆうハッピーエンディングだった/驚
いろんなパターンがあるのか でもこのほうがいいな(ホッ

 

今作は、作曲家チャイコフスキーの歴史などを交えたドキュメンタリー構成だから、
途中、劇場や観客の様子、楽屋や舞台装置を変える場面まで記録されていてかなり貴重!

 

ラストに1957年てテロップが出てるけど、この舞台の日付かな?
あまりに古い映像のために、ところどころで凄く画面が揺れたり、
ブツブツ音と画像が途切れたりしてるのが残念

このシリーズはほかにも数本あったから、家で本格的なバレエが観れるなら借りてみたい。
いつか、劇場でホンモノに触れることができたら申し分ないけど。

「私は私の音楽が民衆に心から愛され、私の音楽によって、
 慰安と支えを見出す人々が数多く出ることを心から望む」チャイコフスキー

コメント