【THE BIG ISSUE VOL.351】
【内容抜粋メモ】
上の画像は、ギリシャのレスボス島に到着するゴムボート
●ドキュメンタリー映画『ヒューマン・フロー大地漂流』
政府批判により身柄を拘束され、中国を追われた現代美術家アイ・ウェイウェイ氏が挑んだ作品
23カ国、40ヶ所の「難民キャンプ」を訪れて映像をまとめたて
世界の難民、6850万人の暮らしぶりを描き出す
ギリシャのレスボス島、アフガニスタンン、バングラデシュ、パレスチナ・ガザ地区、
トルコ、ケニア、ハンガリー、アメリカ、メキシコなど
キャンプの限られたスペースで遊ぶ子どもたちの映像
難民当事者、支援団体のスタッフにもインタビューした
ハンガリーの国境警官
トルコの難民キャンプ
●最も弱く、力を持たない人々が犠牲となる
ウェイウェイ氏:
教育を受けられず、住む場所を追われ、
人間の価値に対する戦争が起きている
今まで築いた文明、今機能している民主主義社会、
未来に向けた私たちのビジョンが問われている
それは、これまで最も難しい課題と言えるのではないか
●家族で故郷を追われた幼少期
ウェイウェイ氏の父は、反共産党主義者として北京を追放され
一家でウイグル自治区へ強制移住させられた経験がある
ウェイウェイ氏:
慣れ親しんできたものをすべて手放し、無理やり追い出されたのです
人間の中には残酷さ、臆病さ、利己的な部分があるということ
2008年 北京オリンピックのメインスタジアム「鳥の巣」の設計、
日本の森美術館での個展などで著名なウェイウェイ氏は
中国政府への批判から、81日間の身柄拘束、
1500万元(約1億8500万円)の追加課税を命じられた
ベルリンに移住後、難民調査団を設立
●芸術は社会を変える
ウェイウェイ氏:
芸術は社会を変えるだけでなく、社会を形作る大きな要素
感情、行動、理性的な判断に大きな影響を与える
●難民生活の平均は26年間
UNHCRが「長期化難民状況」とする難民生活の平均は26年続くという
中には38年以上という人もいる
その大半は、イラン、パキスタンに滞在するアフガニスタン難民
●世界にある国境壁は70以上 新ビジネスになった壁の建設
1989年のベルリンの壁崩壊時、11だった国境壁は
2016年は70となった
イスラエルによるエジプト側に設置された壁は監視カメラ付き
カミソリの刃を取り付けたハンガリーの国境フェンス
インドとバングラデシュ間の4000kmの棘付き柵
世界の国境壁は、アメリカの同時多発テロ
2015年の欧州移民危機を機に急増
調査したカナダ・ケベック大学のヴァレ准教授によると
国境壁建設は、「よそ者」と「経済低迷」への不安払拭の万能薬として
武器製造に次ぐ防衛産業の新ビジネスになっているという
ウェイウェイ氏:
私たちは共感する力、他人を助ける力を持っている
それを生かせなければ、人間は空疎なものになる
世の中には常に「既得権益」をもつ人の犠牲になる人々がいますが
「人類は1つ」という考え方を分かち合うことで
初めてこの状況を改善できると思う
今、やらなければ人間社会全体が堕落することでしょう
豊かな人と、貧しい人がいる限り
世界は分断され、境界は存在しつづける
深い溝は、1人ひとりの心の中にあるのです
レスボス島に到着した難民とウェイウェイ氏
著 Steven MacKenzie, The Big Issue UK
One Vition/QUEEN を思い出した
***
「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
【ブログ内関連記事】
「ボブとジェームズ、東京へ行く」@ビッグイシュー
「猫のボブが私をホームレスから一人の人間にしてくれた」@ビッグイシュー
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(A Street Cat Named Bob)』(2016 ネタバレ注意)
バックナンバーのご注文
“バックナンバーのご注文は、販売者まで、お気軽にお問い合わせください。
販売者から購入できない方はバックナンバーに限り、
3冊以上から送付販売をさせていただいております。”
【内容抜粋メモ】
上の画像は、ギリシャのレスボス島に到着するゴムボート
●ドキュメンタリー映画『ヒューマン・フロー大地漂流』
政府批判により身柄を拘束され、中国を追われた現代美術家アイ・ウェイウェイ氏が挑んだ作品
23カ国、40ヶ所の「難民キャンプ」を訪れて映像をまとめたて
世界の難民、6850万人の暮らしぶりを描き出す
ギリシャのレスボス島、アフガニスタンン、バングラデシュ、パレスチナ・ガザ地区、
トルコ、ケニア、ハンガリー、アメリカ、メキシコなど
キャンプの限られたスペースで遊ぶ子どもたちの映像
難民当事者、支援団体のスタッフにもインタビューした
ハンガリーの国境警官
トルコの難民キャンプ
●最も弱く、力を持たない人々が犠牲となる
ウェイウェイ氏:
教育を受けられず、住む場所を追われ、
人間の価値に対する戦争が起きている
今まで築いた文明、今機能している民主主義社会、
未来に向けた私たちのビジョンが問われている
それは、これまで最も難しい課題と言えるのではないか
●家族で故郷を追われた幼少期
ウェイウェイ氏の父は、反共産党主義者として北京を追放され
一家でウイグル自治区へ強制移住させられた経験がある
ウェイウェイ氏:
慣れ親しんできたものをすべて手放し、無理やり追い出されたのです
人間の中には残酷さ、臆病さ、利己的な部分があるということ
2008年 北京オリンピックのメインスタジアム「鳥の巣」の設計、
日本の森美術館での個展などで著名なウェイウェイ氏は
中国政府への批判から、81日間の身柄拘束、
1500万元(約1億8500万円)の追加課税を命じられた
ベルリンに移住後、難民調査団を設立
●芸術は社会を変える
ウェイウェイ氏:
芸術は社会を変えるだけでなく、社会を形作る大きな要素
感情、行動、理性的な判断に大きな影響を与える
●難民生活の平均は26年間
UNHCRが「長期化難民状況」とする難民生活の平均は26年続くという
中には38年以上という人もいる
その大半は、イラン、パキスタンに滞在するアフガニスタン難民
●世界にある国境壁は70以上 新ビジネスになった壁の建設
1989年のベルリンの壁崩壊時、11だった国境壁は
2016年は70となった
イスラエルによるエジプト側に設置された壁は監視カメラ付き
カミソリの刃を取り付けたハンガリーの国境フェンス
インドとバングラデシュ間の4000kmの棘付き柵
世界の国境壁は、アメリカの同時多発テロ
2015年の欧州移民危機を機に急増
調査したカナダ・ケベック大学のヴァレ准教授によると
国境壁建設は、「よそ者」と「経済低迷」への不安払拭の万能薬として
武器製造に次ぐ防衛産業の新ビジネスになっているという
ウェイウェイ氏:
私たちは共感する力、他人を助ける力を持っている
それを生かせなければ、人間は空疎なものになる
世の中には常に「既得権益」をもつ人の犠牲になる人々がいますが
「人類は1つ」という考え方を分かち合うことで
初めてこの状況を改善できると思う
今、やらなければ人間社会全体が堕落することでしょう
豊かな人と、貧しい人がいる限り
世界は分断され、境界は存在しつづける
深い溝は、1人ひとりの心の中にあるのです
レスボス島に到着した難民とウェイウェイ氏
著 Steven MacKenzie, The Big Issue UK
One Vition/QUEEN を思い出した
***
「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
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「猫のボブが私をホームレスから一人の人間にしてくれた」@ビッグイシュー
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(A Street Cat Named Bob)』(2016 ネタバレ注意)
バックナンバーのご注文
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販売者から購入できない方はバックナンバーに限り、
3冊以上から送付販売をさせていただいております。”