■『未来のミライ』(2018)
原作・監督:細田守
声の出演:
くんちゃん 上白石萌歌
ミライちゃん 黒木華
お父さん 星野源 建築家
お母さん 麻生久美子
ばあば 宮崎美子
じいじ 役所広司
ダックスフント ユッコ
謎の男 吉原光夫
ひいばあば(若い女性) 真田アサミ
ひいじいじ
青年 福山雅治
遺失物係 神田松之丞
ミライちゃん(赤ちゃん) 本渡楓
くんちゃん(男子高校生) 畠中祐
おかあさん(少女) 雑賀サクラ
ほか
オープニングテーマ:山下達郎 『ミライのテーマ』
エンディングテーマ:山下達郎 『うたのきしゃ』
源くんはじめ、麻生久美子さんら豪華俳優人が声優をしたことも話題となった
源くんがとにかく驚く作品だと言っていたのが気になって
民放におりてきたから予録して観てみた
【内容抜粋メモ】
いきなりOPテーマ曲
俯瞰から高いブロック塀に囲まれた家々の中に挟まれた赤い屋根
夫婦と犬の記念写真 妊娠・出産の写真
庭にはレンガを敷き詰めて、地下から1本の樹が生えてる
第二子を出産した母 母の退院を祖母と待つ長男・くんちゃん
地下が子ども部屋なのか
祖母:建築家と結婚するとまともな家には住めないってことなのかしら
鉄道が大好きなクは片付けると言って、さっきより散らかってる
ヒトを描くのも大変だろうに、さらに速くて複雑なイヌ
ダックスフント ユッコを描くって大変だろうなあ
父:さあお姫様着きましたよ
赤ちゃんを見ても「フシギ」
母:なにかあったら守ってあげてね
(源くんの声優も新鮮だけど、麻生久美子さんの特徴的な声好きだなあ
クに名前を聞く父 全部新幹線の名前
病院にいるひいばあばのお見舞いに行く祖母
育児疲れでうとうとしている母
慣れない家事に奮闘する父
赤ちゃんにヤキモチを妬くク
母は先輩が産休をとるから早めに仕事に戻り
父が会社を辞めてフリーになって家事
「スゴ~イ」とママ友に言われて上機嫌な父
(マタニティマークつけてるって今風な細かい描写
母:
見透かされて言ってるんだよ
3月から職場復帰するんだからちゃんとやって
前みたいに私1人じゃムリだから
妹に絵本を読みつつ、電車模型でいっぱいにするクw
哺乳瓶の扱い方を教えてクはほったらかしの夫婦
すねても気づいてもらえないため
妹の顔をのばして笑い、模型でたたいて泣かせて、母に怒られ、クも泣く大惨事
母:お兄ちゃんでしょ(こっからもう性差別が綿々と受け継がれるのよね
ク:鬼ババ!
中庭が中世的な景色に変わり、謎の男が現れ、それは「嫉妬」だと教える
男:あなたが産まれる前のこの家の王子ですよ
クが産まれてから自分が隅に追いやられたことをぶちまける ユッコ?
好きなオモチャを投げてあげるとすぐ取ってきてくれる
彼のシッポを取って、自分のおしりに刺すと
クがイヌになり追いかけっこをする
親も「ユッコ」と呼ぶ
「ユの言うことが分かる」と言い、父は新しいドッグフードを買う
母:男の人は赤ちゃんに興味ないんだと思ってた
思いついたことをテーブルを挟んでLINEで伝えるのも今風
妹の名前を「未来」に決めた
雛飾りを飾り、祖父母も祝いに来る
「女の子らしさ」「男の子らしさ」を何気なく口にするのも気になる
これだけは変わるのにあと何千年もかかりそうだ
祖父がタブレットで孫の写真を撮ってひいばあばに見せるのは今風
未来の小さな手に大きな赤いアザがあるのに気づく
ひいじいじは去年亡くなった
ひいじいじと駆けっこしてひいじいじが勝ったから結婚した話
お雛様を節句過ぎても飾ると1日ごとに1年、結婚が遅れる話
(もう結婚の話!
母は出張
近所のイケメン学生は、女の子たちに追われてる
1日の家事・育児でギブアップの父
家でパソコンで仕事してクの言うことも生返事で聞いてない
また中庭で今度はジャングルのような植物園?に来るク
お菓子を追っていくと女子高生に出会う
ミライ:お兄ちゃん 私の顔で遊ぶのやめてよ!
手のアザを見て
ク:未来のミライちゃん!?
ミ:お父さんにお雛様を早くしまってって言ってきてよ
(黒木華ちゃんて言わなきゃ分からない
ク:ミ好きくない
ミ:そんなこと言うなら8ゲームだからね
とくすぐると、このゲームが大好きになるク
クが父の気を引いてる間にユとミが一緒に片付ける作戦にかかる
雛飾りって片付けるのも大変だあ←やってもらったことがない
なぜか男雛の笏(しゃく)が父のズボンについている
ようやく笏を取り戻して片付けに成功
ミ:私のこと少しは好きくなった? いいよ、もう と森に消える
未来のミに会ったことを親に話すク
母はパソとアルバムで自分の若い頃の画像を見せる
母の弟ヨウイチとは年子で双子のように仲良しだった
母:ばあばが来るから片付けて じゃなきゃもう何も買わないよ!
(こういう取引もさらに癇癪を起こすだけ
ク:お母さん好きくない! と庭に出るとまた怪現象 水中?
ミ:
どうしてお母さんを大事にしないの?
たまの休みにいじわるしたら可哀相でしょ
(うーん・・・それは会社の問題で子どもの責任ではない
ク:クは可愛いくないの
と泣きながら熱帯魚群に巻き込まれ
水たまりに倒れると過去にタイムトリップしてる
泣いてる女の子がいてなぐさめると小さい頃の母 うそ泣きだった
一緒に祖母の家に行き、猫が飼いたいという手紙を靴に入れる
飼いたいのは近所のノラ
少女の母:弟はすぐ泣くからお母さんは弟より私のほうが好きなの
家までついてくると、さっきと同じ熱帯魚の水槽がある
少女の母:散らかってるほうが面白い
(懐かしいお菓子がいっぱいある!
親になると、こういうことを全部忘れて、子どもにはムリに“しつけ”るんだよね
本も全部出して、洗濯物を全部落とし、やり放題のところに母が帰ってきた
クを裏口から出すと、母から「あんたのオモチャ全部捨てるからね!」と怒る声
少女の母の泣く声
(こういうことが無意識に親から子へ代々続く・・・
母:クは私の宝
祖母:それは昔の私のセリフでしょ
母:手のかかる子のほうが親に愛されるなんて知らなかった
祖母:あんたもだいぶ手がかかった 強情で面倒臭くて(クみたく?
母:
片付けられるようになったの結婚してからだもん
仕事してても子育てはベストを尽くそうと思っても、気づくと怒ってばっかり
(完璧を目指すママの悩みか
自分が出来なかったことを子どもには命令するのはフェアじゃない
祖母:子育てに願いは大事だよ
(時々悩みを聞いたり、面倒みてくれる親がそばにいるのは幸運か
眠りから醒めて、添い寝しながら涙が出ている母をよしよしするク
母の靴に手紙を入れて、念願の自転車を買ってもらったク
公園に来ると他の子は補助輪なしだから取るというク
父と訓練するがうまくいかない ミが泣き出して父は世話をする
ク:お父さん、好きくない! とまた泣くと樹から突風が出る この機械は何だ?
どこかの倉庫みたいな所で自転車を直している男性 ひいじいじ? イケメン
男性:これに乗りたいか? 何事にも最初はあるのになあ
足をひきずって歩く理由を聞くと
男性:戦争の時、乗ってた船がひっくり返ってこうなった
馬舎に入り、馬を見るのが初めてというと乗せてくれる
男性:怖がると馬も怖がる 遠くを見てれば怖くない(遠くにある建物は何だろう?
バイクにも乗せてくれる
男性:オレが前に勤めてた飛行機の会社
ク:お父さんカッコいい
(昔は自然が多くて、空が広かったなあ
公園で自転車の練習を一人でやるク
何度転んでもトライするクを見守る父と少年たち
同じ建物がまだ残ってる それを見ながらこぎ、少年たちに誘われる
父:子どもってスゴイね 誰に教わらなくても突然出来るようになる と泣く
男性の写真を見つけて、ひいじいじだと言われる
母:
戦時中は戦闘機のエンジンを作っていた
その後、徴兵され、船で体当たりする特攻隊に入れられた
運良く死なずに済み、戦後はオートバイの・・・
夏休み? 偏頭痛で不機嫌な母
黄色いズボンがいいのに話を聞いてくれず
「出かけない!」と言って隠れると誰もいなくなり
ク:みんな好きくない! とリュックに食べ物を詰めていると
また樹が光り、今度は昔の駅
高校生になったク!? にしては風景が昭和ちっくだな
高校生ク:これからキャンプに行くんだろ よくないな、その態度
言い争ってると電車が来る 磯子駅
高校生クが止めるのも聞かず、電車に乗るク
タンク車?、成田エクスプレス、山手線などが同時に走ってる
なんだか未来っぽいの電車も走っているがフシギと乗りたいと思わない
(男の子は総じて電車好きなのはフシギ あと銃とか、殺し合いのゲームも
スピード、力に惹かれるのか?
これは未来の東京駅? 今よりさらに車両が増えてる
いろんな外国語が機械から流れて、混雑ぶりは変わらん様子
デッカイにゃんこの鈴がスピーカー?
迷子のおしらせは別の子ばかり
ク:お母さーーーーーーん! と呼ぶと鬼ババが振り向く!
遺失物届出窓口の駅員はロボット
(この渋い声は誰?と思い調べたら、神田松之丞さんって講談師だって/驚
ロボット:迷子? 失くしたのは自分自身ですね?
名前を登録するからと聞かれるが親の名前を言えないク
ロボット:
もし誰も迎えに来なければ、穴の中の特別な新幹線に乗らなければいけません
行き先のない子どもの行き先は・・・一人ぼっちの国です
都営地下鉄大江戸線よりずーーーーーっと地下にある場所に来ると
怪獣みたいな車両が来て、拒否しても吸い込まれ、全力で抵抗する
ロボット:ならば、自分で自分自身を証明する必要があります
ク:クはお母さんの子ども 未来ちゃんは・・・
未来もホームにいて必死に止める
ク:クは、未来ちゃんのお兄ちゃん!!
やっと迷子案内が放送され、ミライが助けに来る
ミ:家出して迷子になるなんてバカみたい 行くよ! 空に飛び出す
ミ:
あの樫の木は、我が家の歴史の索引なの
お兄ちゃんのカードを見つけなきゃ帰れない!
樹の中に飛び込むと、自転車を練習する父の幼少期が見える
父は体が弱く、小学生になっても自転車に乗れず泣いている
ミ:ユッコは母と別れて、ウチにもらわれてくる
猫がツバメのヒナを傷つけて、母は大好きだった猫が苦手になった
戦争で脚から血を流し、海を泳いで生きようとしているひいじいじ
ひいばあばと駆けっこした逸話も本当
脚が不自由になっても必死に走り「脚が早いな」という冗談に笑うひいばあば
ミ:
もしひいじいじがあの時必死に泳がなかったら
もしひいばあばがわざとゆっくり歩かなかったら
私たちまでつながってなかった
こんな些細なことが積み重なって、今の私たちを形づくってるんだ
高校生クになっても、樹は元気
ミ:ここでは今を生きてる私 もう迷子にならないでね
家で黄色のズボンに着替えようとしてやめるク
母:
最近優しくなったね クが産まれる前はそうじゃなかった
いつも仕事でピリピリしてた
きっと子どもたちのせいだね
そこそこで十分 最悪じゃなきゃ
未来にバナナをあげるク
キャンプに行く家族
***
たしかに引き込まれるストーリー
でも、親の言うことは絶対じゃないからね
いつでも「いい子」でいる必要はない
子どもには子どもの個別の意志がある
子育ては大仕事だから、核家族で、働き蜂な日本では
どうしても子どもにしわ寄せがいきがちだけど
この次の週は『サマーウォーズ』も公開したのか 観たかったな
でもよく考えたら、細田守監督作品は毎回話題になるから名前は知っていても
『時をかける少女』(2006)くらいしか観てない
それにしても、昭和の映画と比べたら、最近の映画は情報量の多さで頭が疲れる
『君の名は。』に代表される美しい色の世界も、超現実の世界
カメラも4K、8Kなどと、ヒトの視力を超えて加速度的に過剰になっていく
ヒトの視力は限られているのに
『ゼロの未来』を観た時、こんなに情報過多が進んだ未来に自分は住めないと
劇場で具合が悪くなり、パニック発作が出た
今作の未来の東京駅にも、天井から巨大な広告が垂れて
ずっとCMを流していた もう近未来じゃなく、今もそう
自然に戻りたい
原作・監督:細田守
声の出演:
くんちゃん 上白石萌歌
ミライちゃん 黒木華
お父さん 星野源 建築家
お母さん 麻生久美子
ばあば 宮崎美子
じいじ 役所広司
ダックスフント ユッコ
謎の男 吉原光夫
ひいばあば(若い女性) 真田アサミ
ひいじいじ
青年 福山雅治
遺失物係 神田松之丞
ミライちゃん(赤ちゃん) 本渡楓
くんちゃん(男子高校生) 畠中祐
おかあさん(少女) 雑賀サクラ
ほか
オープニングテーマ:山下達郎 『ミライのテーマ』
エンディングテーマ:山下達郎 『うたのきしゃ』
源くんはじめ、麻生久美子さんら豪華俳優人が声優をしたことも話題となった
源くんがとにかく驚く作品だと言っていたのが気になって
民放におりてきたから予録して観てみた
【内容抜粋メモ】
いきなりOPテーマ曲
俯瞰から高いブロック塀に囲まれた家々の中に挟まれた赤い屋根
夫婦と犬の記念写真 妊娠・出産の写真
庭にはレンガを敷き詰めて、地下から1本の樹が生えてる
第二子を出産した母 母の退院を祖母と待つ長男・くんちゃん
地下が子ども部屋なのか
祖母:建築家と結婚するとまともな家には住めないってことなのかしら
鉄道が大好きなクは片付けると言って、さっきより散らかってる
ヒトを描くのも大変だろうに、さらに速くて複雑なイヌ
ダックスフント ユッコを描くって大変だろうなあ
父:さあお姫様着きましたよ
赤ちゃんを見ても「フシギ」
母:なにかあったら守ってあげてね
(源くんの声優も新鮮だけど、麻生久美子さんの特徴的な声好きだなあ
クに名前を聞く父 全部新幹線の名前
病院にいるひいばあばのお見舞いに行く祖母
育児疲れでうとうとしている母
慣れない家事に奮闘する父
赤ちゃんにヤキモチを妬くク
母は先輩が産休をとるから早めに仕事に戻り
父が会社を辞めてフリーになって家事
「スゴ~イ」とママ友に言われて上機嫌な父
(マタニティマークつけてるって今風な細かい描写
母:
見透かされて言ってるんだよ
3月から職場復帰するんだからちゃんとやって
前みたいに私1人じゃムリだから
妹に絵本を読みつつ、電車模型でいっぱいにするクw
哺乳瓶の扱い方を教えてクはほったらかしの夫婦
すねても気づいてもらえないため
妹の顔をのばして笑い、模型でたたいて泣かせて、母に怒られ、クも泣く大惨事
母:お兄ちゃんでしょ(こっからもう性差別が綿々と受け継がれるのよね
ク:鬼ババ!
中庭が中世的な景色に変わり、謎の男が現れ、それは「嫉妬」だと教える
男:あなたが産まれる前のこの家の王子ですよ
クが産まれてから自分が隅に追いやられたことをぶちまける ユッコ?
好きなオモチャを投げてあげるとすぐ取ってきてくれる
彼のシッポを取って、自分のおしりに刺すと
クがイヌになり追いかけっこをする
親も「ユッコ」と呼ぶ
「ユの言うことが分かる」と言い、父は新しいドッグフードを買う
母:男の人は赤ちゃんに興味ないんだと思ってた
思いついたことをテーブルを挟んでLINEで伝えるのも今風
妹の名前を「未来」に決めた
雛飾りを飾り、祖父母も祝いに来る
「女の子らしさ」「男の子らしさ」を何気なく口にするのも気になる
これだけは変わるのにあと何千年もかかりそうだ
祖父がタブレットで孫の写真を撮ってひいばあばに見せるのは今風
未来の小さな手に大きな赤いアザがあるのに気づく
ひいじいじは去年亡くなった
ひいじいじと駆けっこしてひいじいじが勝ったから結婚した話
お雛様を節句過ぎても飾ると1日ごとに1年、結婚が遅れる話
(もう結婚の話!
母は出張
近所のイケメン学生は、女の子たちに追われてる
1日の家事・育児でギブアップの父
家でパソコンで仕事してクの言うことも生返事で聞いてない
また中庭で今度はジャングルのような植物園?に来るク
お菓子を追っていくと女子高生に出会う
ミライ:お兄ちゃん 私の顔で遊ぶのやめてよ!
手のアザを見て
ク:未来のミライちゃん!?
ミ:お父さんにお雛様を早くしまってって言ってきてよ
(黒木華ちゃんて言わなきゃ分からない
ク:ミ好きくない
ミ:そんなこと言うなら8ゲームだからね
とくすぐると、このゲームが大好きになるク
クが父の気を引いてる間にユとミが一緒に片付ける作戦にかかる
雛飾りって片付けるのも大変だあ←やってもらったことがない
なぜか男雛の笏(しゃく)が父のズボンについている
ようやく笏を取り戻して片付けに成功
ミ:私のこと少しは好きくなった? いいよ、もう と森に消える
未来のミに会ったことを親に話すク
母はパソとアルバムで自分の若い頃の画像を見せる
母の弟ヨウイチとは年子で双子のように仲良しだった
母:ばあばが来るから片付けて じゃなきゃもう何も買わないよ!
(こういう取引もさらに癇癪を起こすだけ
ク:お母さん好きくない! と庭に出るとまた怪現象 水中?
ミ:
どうしてお母さんを大事にしないの?
たまの休みにいじわるしたら可哀相でしょ
(うーん・・・それは会社の問題で子どもの責任ではない
ク:クは可愛いくないの
と泣きながら熱帯魚群に巻き込まれ
水たまりに倒れると過去にタイムトリップしてる
泣いてる女の子がいてなぐさめると小さい頃の母 うそ泣きだった
一緒に祖母の家に行き、猫が飼いたいという手紙を靴に入れる
飼いたいのは近所のノラ
少女の母:弟はすぐ泣くからお母さんは弟より私のほうが好きなの
家までついてくると、さっきと同じ熱帯魚の水槽がある
少女の母:散らかってるほうが面白い
(懐かしいお菓子がいっぱいある!
親になると、こういうことを全部忘れて、子どもにはムリに“しつけ”るんだよね
本も全部出して、洗濯物を全部落とし、やり放題のところに母が帰ってきた
クを裏口から出すと、母から「あんたのオモチャ全部捨てるからね!」と怒る声
少女の母の泣く声
(こういうことが無意識に親から子へ代々続く・・・
母:クは私の宝
祖母:それは昔の私のセリフでしょ
母:手のかかる子のほうが親に愛されるなんて知らなかった
祖母:あんたもだいぶ手がかかった 強情で面倒臭くて(クみたく?
母:
片付けられるようになったの結婚してからだもん
仕事してても子育てはベストを尽くそうと思っても、気づくと怒ってばっかり
(完璧を目指すママの悩みか
自分が出来なかったことを子どもには命令するのはフェアじゃない
祖母:子育てに願いは大事だよ
(時々悩みを聞いたり、面倒みてくれる親がそばにいるのは幸運か
眠りから醒めて、添い寝しながら涙が出ている母をよしよしするク
母の靴に手紙を入れて、念願の自転車を買ってもらったク
公園に来ると他の子は補助輪なしだから取るというク
父と訓練するがうまくいかない ミが泣き出して父は世話をする
ク:お父さん、好きくない! とまた泣くと樹から突風が出る この機械は何だ?
どこかの倉庫みたいな所で自転車を直している男性 ひいじいじ? イケメン
男性:これに乗りたいか? 何事にも最初はあるのになあ
足をひきずって歩く理由を聞くと
男性:戦争の時、乗ってた船がひっくり返ってこうなった
馬舎に入り、馬を見るのが初めてというと乗せてくれる
男性:怖がると馬も怖がる 遠くを見てれば怖くない(遠くにある建物は何だろう?
バイクにも乗せてくれる
男性:オレが前に勤めてた飛行機の会社
ク:お父さんカッコいい
(昔は自然が多くて、空が広かったなあ
公園で自転車の練習を一人でやるク
何度転んでもトライするクを見守る父と少年たち
同じ建物がまだ残ってる それを見ながらこぎ、少年たちに誘われる
父:子どもってスゴイね 誰に教わらなくても突然出来るようになる と泣く
男性の写真を見つけて、ひいじいじだと言われる
母:
戦時中は戦闘機のエンジンを作っていた
その後、徴兵され、船で体当たりする特攻隊に入れられた
運良く死なずに済み、戦後はオートバイの・・・
夏休み? 偏頭痛で不機嫌な母
黄色いズボンがいいのに話を聞いてくれず
「出かけない!」と言って隠れると誰もいなくなり
ク:みんな好きくない! とリュックに食べ物を詰めていると
また樹が光り、今度は昔の駅
高校生になったク!? にしては風景が昭和ちっくだな
高校生ク:これからキャンプに行くんだろ よくないな、その態度
言い争ってると電車が来る 磯子駅
高校生クが止めるのも聞かず、電車に乗るク
タンク車?、成田エクスプレス、山手線などが同時に走ってる
なんだか未来っぽいの電車も走っているがフシギと乗りたいと思わない
(男の子は総じて電車好きなのはフシギ あと銃とか、殺し合いのゲームも
スピード、力に惹かれるのか?
これは未来の東京駅? 今よりさらに車両が増えてる
いろんな外国語が機械から流れて、混雑ぶりは変わらん様子
デッカイにゃんこの鈴がスピーカー?
迷子のおしらせは別の子ばかり
ク:お母さーーーーーーん! と呼ぶと鬼ババが振り向く!
遺失物届出窓口の駅員はロボット
(この渋い声は誰?と思い調べたら、神田松之丞さんって講談師だって/驚
ロボット:迷子? 失くしたのは自分自身ですね?
名前を登録するからと聞かれるが親の名前を言えないク
ロボット:
もし誰も迎えに来なければ、穴の中の特別な新幹線に乗らなければいけません
行き先のない子どもの行き先は・・・一人ぼっちの国です
都営地下鉄大江戸線よりずーーーーーっと地下にある場所に来ると
怪獣みたいな車両が来て、拒否しても吸い込まれ、全力で抵抗する
ロボット:ならば、自分で自分自身を証明する必要があります
ク:クはお母さんの子ども 未来ちゃんは・・・
未来もホームにいて必死に止める
ク:クは、未来ちゃんのお兄ちゃん!!
やっと迷子案内が放送され、ミライが助けに来る
ミ:家出して迷子になるなんてバカみたい 行くよ! 空に飛び出す
ミ:
あの樫の木は、我が家の歴史の索引なの
お兄ちゃんのカードを見つけなきゃ帰れない!
樹の中に飛び込むと、自転車を練習する父の幼少期が見える
父は体が弱く、小学生になっても自転車に乗れず泣いている
ミ:ユッコは母と別れて、ウチにもらわれてくる
猫がツバメのヒナを傷つけて、母は大好きだった猫が苦手になった
戦争で脚から血を流し、海を泳いで生きようとしているひいじいじ
ひいばあばと駆けっこした逸話も本当
脚が不自由になっても必死に走り「脚が早いな」という冗談に笑うひいばあば
ミ:
もしひいじいじがあの時必死に泳がなかったら
もしひいばあばがわざとゆっくり歩かなかったら
私たちまでつながってなかった
こんな些細なことが積み重なって、今の私たちを形づくってるんだ
高校生クになっても、樹は元気
ミ:ここでは今を生きてる私 もう迷子にならないでね
家で黄色のズボンに着替えようとしてやめるク
母:
最近優しくなったね クが産まれる前はそうじゃなかった
いつも仕事でピリピリしてた
きっと子どもたちのせいだね
そこそこで十分 最悪じゃなきゃ
未来にバナナをあげるク
キャンプに行く家族
***
たしかに引き込まれるストーリー
でも、親の言うことは絶対じゃないからね
いつでも「いい子」でいる必要はない
子どもには子どもの個別の意志がある
子育ては大仕事だから、核家族で、働き蜂な日本では
どうしても子どもにしわ寄せがいきがちだけど
この次の週は『サマーウォーズ』も公開したのか 観たかったな
でもよく考えたら、細田守監督作品は毎回話題になるから名前は知っていても
『時をかける少女』(2006)くらいしか観てない
それにしても、昭和の映画と比べたら、最近の映画は情報量の多さで頭が疲れる
『君の名は。』に代表される美しい色の世界も、超現実の世界
カメラも4K、8Kなどと、ヒトの視力を超えて加速度的に過剰になっていく
ヒトの視力は限られているのに
『ゼロの未来』を観た時、こんなに情報過多が進んだ未来に自分は住めないと
劇場で具合が悪くなり、パニック発作が出た
今作の未来の東京駅にも、天井から巨大な広告が垂れて
ずっとCMを流していた もう近未来じゃなく、今もそう
自然に戻りたい