■朝ドラ「スカーレット」9、10週目
■第9週 火まつりの誓い
■第10週 好きという気持ち
【内容抜粋メモ】
八郎が話していた絵を描いてみるキミコ
丸熊陶業では若い人たちが来たのを機に簡単な朝ごはんを出すようになった
深野が来て、八郎に絵を渡す
深野:君が言ってたおじいさんの持っていた絵はそんな感じじゃなかったっけな
八郎:肌身離さず大事に大事にします
商品開発室に来るキミコ
ここで新しい陶器の開発をする
今は津山さんが指導して色々考えている
八郎の担当はその試作品を作ること
やかんを持ってきた八郎に
キミコ:
もう手伝わなくていいです
仕事というのは甘えが入ってはいけない
うちはまだ下っ端なんで、自分の仕事は自分でやります
八郎が言っていた絵を描いてみたと見せる
八郎:嬉しいです もらってもいいですか
キミコ:
こんな風に描いたのは初めてかもしれない
話を聞いて描かずにはいられなかった
社長が倒れて急死した知らせが入る(そんな急に!
生前の希望で葬儀は身内だけでと聞いて
父が寄り合いに行こうとすると
ゆりこ:
お酒は飲まんといて
社長はお父さんと歳が一緒 他人事じゃない
シンサク:
おばあちゃんも元気だったのに倒れて亡くなっているのを自分が見つけた
人ってこんな簡単に亡くなるんだなと思いました
丸熊の社長が亡くなったことは、その後のキミコにも大きな変化をもたらした
しばらく経ってからテルコが仕事場にやってきて、妊娠を告げる
テルコ:父も喜んでいた 「長生きしなきゃな」って言っていた矢先にぼっくり
キミコ:ちゃんと泣いたほうがええで
テルコ:
お母さんにしてみれば、兄が亡くなった時のほうが理不尽だったのちゃう
お父さんは戦死やない 病気や
寿命やったんやなって言うてるわ
トシハルが若社長となり、丸熊は若い世代を中心とした大改造を試みる
火鉢の生産も大幅に縮小される
これからは電気やガスの時代で火鉢は売れなくなる
居酒屋で酒を飲んでいた深野は二人の弟子を呼ぶ
深野:前からぼんやりと考えていたことだが信楽を去ろうと思う
ユリコの担任・寺岡先生が明日、進学の話で父と話しに来る
そこにキミコもいて欲しいと頼む
父:
うちの家訓は女子に学問は必要ない
明日、先生が来てもそう言うからな
深野は社長と話す
丸熊は火鉢から植木鉢へと生産を移す
「早々に旅立つ」という話を聞いてしまう八郎
深野:
師匠から絵以外にもいろんなことを学んだ
引き際は潔くということも学んだ
若い世代を中心に大改造する話を応援させていただきます
兄弟子は「絵付け係は残る」とキミコに話して安心する
シンサクがお見合いをすると大野の妻が話す
「親戚筋からあたってみる」と言うと、父親はキミコにも頼む
寺岡先生は父に通知表見せる
ユリコは家庭科が得意
県立短期大学に家政科が増設されるため
そこに進学し、家庭科の教員免許を取る夢を話すユリコ
父:
直子の収入を当てにしていたが来ない
キミコの絵付けの仕事も大幅に縮小される
女性初の絵付師と言われても、9番目の弟子なので給料は全く足りていない
キミコ:女だし、中学しか出ていないからです
自分の仕事もどうなるか分からないからと教師に頭を下げる父
(昔の蚊帳っていいなーって毎回見ると思う
ユリコ:
キミコ姉ちゃんを高校に行かせたかったなって先生が言っていた
だから新聞に載った時、みんなに見せながら
「この子は中学しか出ていないのにこんなに立派になりました
信楽初の女性絵付け師です」と言っていた
今日は恥をかかせてごめんなさい
いっぱい稼いでると思っていた
もうええよ うちも中学出たら働く
朝、八郎が仕事場に来る
深野が火祭りまでいるのかキミコに聞く
八郎:松明を一緒に担ぎたい
深野が信楽を去ると初めて聞いてショックを受けるキミコ
(逆壁ドンになってるw
キミコ:ふか先生も引退するつもりなんですね
八郎:違います 新しい挑戦や
深野:
長崎で絵付けの研究をしている森田ハヤトという30代の弟子になる
手紙に自分の年齢は書かなかった
ゆくゆくは様々な工芸品に絵付けの技術を生かすことを考える
キミコ:
かっこええな うち、ふか先生大好きです
尊敬して信頼して、ふか先生だからついて行こうと思った
先生についていこうかな
八郎:絵を描く人は優しい 悪い人はいない
八郎と笑顔で別れてから一人になって泣き出すキミコ
暗いキミコを食事に誘う深野
帰りが遅くなると電話をしていると
カヤマ:いつまでも借りてないで電話をひいたらどうです
社長:
深野が辞めたらキミコさんも辞めるんじゃないかと照子が言っていた
無理して丸熊にしがみつくことはないですよ
一番弟子:
京都の土産物屋さんで絵付けの教室を開くことにした
観光に来たお客さんに絵付けを教える教室の先生になる
二番弟子:大阪の専門学校で陶芸家の先生になる
ふか:
きゅうちゃんはこのまま丸熊でしっかりきばり
これからはそれぞれがそれぞれの道で絵付けを頑張るんや
弟子:深野組解散でいいですか?
深野:ええよ
(キミコの持っている肩掛けバッグって今のサコッシュに似ている
ファッションって本当に巡ってる
帰宅すると深野が辞める話を聞いて心配した父母が寝ないで待っている
父:みんな絵付け師がクビになったと言っている
怒るキミコ:
新しい挑戦や
いくつになっても学ぼうとしてるんや
やりたいことをやろうとして
好きなことを追いかけて
いくつになってもふか先生はすごい先生や
世間がなんと言おうと素晴らしい人間や!
父:
運送の仕事をしていたら、汗が滝のように流れて、痛いわ、かゆいわで
それでも運ばなければならない 仕事やさかい
お前は世間の何がわかっとるんや
世間のどんだけの人間がやりたいことをやってると思う
好きなことをやって、それで食べていける人間がどれだけいるか
(親は絶対止めるようね なぜだろう?
親のせいなのか 世間のせいなのか
世間って誰?
運送をこれまでいっぺんもおもろい
好きやなんて思ったことがない
どんだけ稼いでも家庭科の先生になりたいと言う娘の願いも聞いてあげられない
情けないと思う
(まずお酒をやめたらどう?
深野先生みたいな人間だけが素晴らしいと思うなら出てってくれ
(経済格差は古今東西である
世界中から豊かだと思われている日本にも
子どもが学校にも行けず、遊べず、親のために働いてる国が今もあるんだ
■火祭りの日
火祭りは陶芸の町ならではの夏祭りです
町の真ん中の神社から山の上の小さなやしろまで陶工達が松明を担いで登ります
火の神様に感謝を捧げるのです
広報担当に回されたシンサクは火祭りの様子を写真に撮る
(これは本当にやっている様子を映したんだろうか?
ふか、キミコ、ハチロウの順番で松明を担いで登っていたが
ふかはよろよろで弟子に松明を預けて山を降りていく
キミコは心を決めていた
キミコは若社長に頼みに行く
キミコ:
うちは丸熊陶業にしがみつくことにしました
ここに残って引き続きお仕事をさせていただきます
つきましては信楽初の女性絵付けとして
今後は一人前として扱っていただきたい
社長:要するに賃金アップか
カヤマ:女だてらに 中学しか出とらんのに
キミコ:
ほんでも稼がねばならないのです
これまでのお給金だとやっていけるかどうか
うちには家族がいます
下の妹を進学させてやりたいし、電話も引きたい
カヤマ:養ってくれる人を見つけたほうが早いんちゃいますか
(こういうのを「セクハラ」と言うんだけれども、今も昔も無意識で通っているんだ
ようやく給料を上げてもらったと深野らに報告し
祝いがてら、みんなでいつもの体操をする
深野らは信楽を発った(早いな
秋 丸熊陶業は植木鉢の生産量が火鉢を超えた
キミコの給料が上がったため、ユリコは進学できるようになった
商品開発室では新商品の準備が順調に進んでいる
(テストピースもタイルみたいで可愛い
キミコのデザインした火鉢の試作品が完成
嬉しくて試作品を八郎にも見せに行くと何か真剣に作っている
陶芸に取り組む八郎見たのはこの時が初めて
縄文土器?!
八郎は大鉢(うどん皿)を作っている
八郎:
若社長にお願いして電気釜が入った(後ろにある緑色の大きな箱
「自分の作品を作りたいから使わせてくれ」と頼んだら
仕事が始まる前と終わった後
2時間ほどなら自由に使っても構わないと言ってくれた
陶芸家になりたいと思っている
基本は学んだが、すぐ陶芸家にはなれない
自分の作品を世に認めてもらって
独り立ちして食べていけるようになるには4年、5年 もっとかかる
このろくろも本当に使えるようになるには2年、3年かかると言われた
祖父が深野先生の絵を大事にしていたように
自分の作品が大事にされるような作品を作るのが夢
夢は三つあるが秘密
キミコ:
そばで見てていいですか
よく考えたらじっくり見たことがない
土を練ったこともない
子どもの頃、吉野川という陶工家と仲良くなってちょっと聞いたくらいで
「陶芸家はお金にならない」と言っていた
シンサクがキミコの家で待っていて、「集団見合い」の話をする
シンサク:
大勢でいっぺんにお見合いをする
東京でも盛り上がった
それを信楽でもやろうという話になって、キミコにも参加してもらう
キミコ:八郎さんはなぜこの道を選んだんだんですか?
八郎:
絵を描くのが好きで、絵描きになろうと思ったこともある
中学、高校は美術部だった
だが自分くらいの絵は誰でも描ける
絵を描くことよりも好きなことを見つけた それが陶芸
きっかけは美術部の先生がやっていて
面白そうだからやらせてもらって
気づいたら自然と好きになっていた
縁に刀を入れて削っていく
その切れ端を見つめるキミコ
(うどん皿としてはデカくないか?
最後に紐で切ってロクロから外す
切れ端がもったいないと思うキミコ
八郎:
削りカスは捨てない
缶に入れて、少しまとまったら再生して使う
水をかけて練り直したら、まだ十分使える
(ヒト可愛い! 土偶じゃん!!
形を作ったあと少し乾かす
半乾きさせた後、削ったり掘ったり
取っ手などを接着させる
形ができたら十分に乾燥させて素焼き
700°~900°で何時間か
焼いた後に絵付け 釉薬
絵を描いたり、色をつけたり、装飾したり
そして本焼き 素焼きよりも高い温度で長時間
少し縮んでようやく完成
八郎もお見合い大作戦に参加するのと
シンサクとすっかり仲良くなっていたのが面白くないキミコは
「そんなの興味がない」と帰るが、気になってシンサクの店の前で待つ
キミコ:
二人でご飯食べたりする時うちも誘ってや
ジェスチャーってうちも知ってるわ
テレビジョンでやってるやつやろ?
シンサク:大人の女を気軽に誘えるか
帰宅すると機嫌の悪い父
母が直子の様子を見に東京に行くと言い出す
「モウイヤ」「モウダメ」「モウアカン」と電報が届いた
母:よっぽど東京のお仕事が辛いんや と泣く
父は前に「金を送ってくれ」と言われた時に送ったらいけないと言ったが
4回ほど送ったと母
キミコ:東京にいる草間さんに代わりに様子を見てもらおう!
すぐに草間に直子の様子を見てくれと電話で頼むと蒲田まで行ってくれると言う
大野は棟梁に店を大改良する話をしている
駅の近くにでかい店ができて客足が止まったため雑貨店をカフェにする計画
手が怠けないように夜も練習しているキミコ
キミコ:
朝と夕方2時間欲しい
八郎がうどん皿を作るのを見て興味が湧いた
陶芸を学んでみたい
火鉢もこれからどうなるか分からない いろいろ勉強させてもらいたい
だから小人可愛いってば! それを売っておくれ!
今日から毎日見させてくれと八郎に頼むが断る
八郎:
周りに知られたら何を言われるか分からない
僕にとって川原さんは女や 今までもこれからも
僕は古い人間だから、付き合っていない人のことを気軽に名前では呼ばない
キミコ:
ほな付き合ったらええやん
キミコって呼んで 付き合ってください
八郎:
夢その2は、陶芸展に出品して賞を取りたい
世の中に認めてもらえたら陶芸家として第一歩を踏み出すことができる
第三の夢は好きな人と結婚すること
僕は8人兄弟の末っ子で、上には結婚したり戦死したり、離別したり色々いて
いろんな生き方を見てきた
「女だてらに」言われて商売やってる姉貴もいる
「結婚なんてつまらない」と言っている
僕は「ただいま」って言って帰ったら
「おかえり」って言って迎えてくれる
好きな人との暮らしがつまらないとは思わない
早く結婚したいなと思っている
開発室から出てしばらく考えるキミコに
見ててもいいと部屋に入れる八郎
話がおかしな方向に行ってしまったと謝る
キミコ:付き合ったそのその先に、もれなく結婚はついてくるん?
八郎:ほな川原さんで 周りから何か言われたら二人で戦いましょう!
直子が草間と一緒に帰省してくる
帰宅した途端、昼間からいびきをかいて寝ている
草間:
会いに行ったら開口一番「信楽に帰りたい」って泣き出して
社長にお会いして休みをもらってきた
家が恋しかったんでしょうね
ユリコもキミコも話から外させる
ナオコ:
男と女の痴情のもつれや
好きな人が出来た 新人指導係のウシダ?さん
映画に誘われてチューした
ウシダさんには彼女がいる 草間さんにも言えなかった
母:好きな人ができるというのは自然なこと 直子は正直もんや
直子:話してすっきりした もう東京戻るわ
草間は父に次は台湾に行くと話す
草間:貿易の仕事で日本を発つ前にもう1度信楽にきたかった
父:
台湾に行く前にキミコの絵付き火鉢見てもらえないか
あいつ頑張っとるんです
草間:
いわゆる絵を描いているのかと思ってたら想像と違う
自分の手で何かを生み出す作業が好きなのかな
キミコ:
そうかもしれない
今は陶芸にも興味がある
火鉢の生産は減っているから
草間:
覚えてるかな(草間の元奥さんに会いに行った時のこと
結果的にうまく行かなかったけど、後悔はない
心から好きな人と出会えたことは本当に良かったと思っている
好きな人ができると世界が広がるよ
草間はなおこを連れて東京に戻った
食い入るように見ているキミコに陶芸もやってみないかと誘うハチロウ
(陶芸って一度やってみたいな
粘土を触っているだけでも癒されそう
まずは粗練り 力を込めて左右均等に上げて押す
(今度は『ゴースト/ニューヨークの幻』になってる
紐状にして、ろくろを回しながら器の形にしていく
(こういうでこぼこした形の茶飲みを作って
素焼きの状態に近いままお茶を飲んでみたい
完成して喜ぶキミコだが、すぐにぐちゃぐちゃの状態に戻す八郎
八郎:はいもう1回 次は一人で 何度でもやるんよ
大阪に行く前に拾った宝物にしている焼き物のかけらが
室町時代のものだと話すと「見みせて欲しい」と食いつく八郎
キミコ:明日日曜やし見に来てください
自宅に八郎が来る
父と百合子は大野雑貨店が在庫処分だから二人とも見に行った
八郎:
ほんまに綺麗や
見たことない色 何でこの色を出したのかすごく気になる
キミコ:室町時代にも釉薬はあったの?
八郎:
これはそういうの一切使ってない
これは焼いただけや
当時の土と空気と水と焼き加減か 炎の力
二度と出ない自然の色 貴重や
引き留める母に「夕方からお見合い大作戦だから、もう行く」と言う八郎を
複雑な思いで見送るキミコ
母:あんない人ならお見合い大作戦ですぐにいい人見つかるやろな
家を走り出て、忘れていったハンカチを渡す
キミコ:
一回しか言わへん
お見合い大作戦 行かんといてください
うち、あんたのこと好きやねん
柔道教えてくれてた草間さんという人がいてな
奥さんを探してたけど、見つけた時はもう他の人と暮らしてて
その時思った
結婚しててもこういうことがあるんやなって
手をつなぐことより難しいことがあるんやなって
急に手を繋ぐ八郎
八郎:
僕はずっと離さへん!
抱き寄せてもいいですか?
キミコ:あかん 泣くわ 好きやから!
本当に古臭いパターンだけれどもなぜか泣ける
そこに父らが戻ってくるw
朝ドラに出演した俳優さんは、みんな素敵に見えてしまうが
ブレイクして別の作品を見ると
全然イメージが違って戸惑って冷めてしまうことが多い
共演してそのまま結婚するカップルも多いけれども
ストーリーになりきっているその世界の人物が重なっているからではないかといつも思う
朝ドラの八郎役・松下洸平さんが出演している♪ラブとピース!/いきものがかり のMVがかっけー
■第9週 火まつりの誓い
■第10週 好きという気持ち
【内容抜粋メモ】
八郎が話していた絵を描いてみるキミコ
丸熊陶業では若い人たちが来たのを機に簡単な朝ごはんを出すようになった
深野が来て、八郎に絵を渡す
深野:君が言ってたおじいさんの持っていた絵はそんな感じじゃなかったっけな
八郎:肌身離さず大事に大事にします
商品開発室に来るキミコ
ここで新しい陶器の開発をする
今は津山さんが指導して色々考えている
八郎の担当はその試作品を作ること
やかんを持ってきた八郎に
キミコ:
もう手伝わなくていいです
仕事というのは甘えが入ってはいけない
うちはまだ下っ端なんで、自分の仕事は自分でやります
八郎が言っていた絵を描いてみたと見せる
八郎:嬉しいです もらってもいいですか
キミコ:
こんな風に描いたのは初めてかもしれない
話を聞いて描かずにはいられなかった
社長が倒れて急死した知らせが入る(そんな急に!
生前の希望で葬儀は身内だけでと聞いて
父が寄り合いに行こうとすると
ゆりこ:
お酒は飲まんといて
社長はお父さんと歳が一緒 他人事じゃない
シンサク:
おばあちゃんも元気だったのに倒れて亡くなっているのを自分が見つけた
人ってこんな簡単に亡くなるんだなと思いました
丸熊の社長が亡くなったことは、その後のキミコにも大きな変化をもたらした
しばらく経ってからテルコが仕事場にやってきて、妊娠を告げる
テルコ:父も喜んでいた 「長生きしなきゃな」って言っていた矢先にぼっくり
キミコ:ちゃんと泣いたほうがええで
テルコ:
お母さんにしてみれば、兄が亡くなった時のほうが理不尽だったのちゃう
お父さんは戦死やない 病気や
寿命やったんやなって言うてるわ
トシハルが若社長となり、丸熊は若い世代を中心とした大改造を試みる
火鉢の生産も大幅に縮小される
これからは電気やガスの時代で火鉢は売れなくなる
居酒屋で酒を飲んでいた深野は二人の弟子を呼ぶ
深野:前からぼんやりと考えていたことだが信楽を去ろうと思う
ユリコの担任・寺岡先生が明日、進学の話で父と話しに来る
そこにキミコもいて欲しいと頼む
父:
うちの家訓は女子に学問は必要ない
明日、先生が来てもそう言うからな
深野は社長と話す
丸熊は火鉢から植木鉢へと生産を移す
「早々に旅立つ」という話を聞いてしまう八郎
深野:
師匠から絵以外にもいろんなことを学んだ
引き際は潔くということも学んだ
若い世代を中心に大改造する話を応援させていただきます
兄弟子は「絵付け係は残る」とキミコに話して安心する
シンサクがお見合いをすると大野の妻が話す
「親戚筋からあたってみる」と言うと、父親はキミコにも頼む
寺岡先生は父に通知表見せる
ユリコは家庭科が得意
県立短期大学に家政科が増設されるため
そこに進学し、家庭科の教員免許を取る夢を話すユリコ
父:
直子の収入を当てにしていたが来ない
キミコの絵付けの仕事も大幅に縮小される
女性初の絵付師と言われても、9番目の弟子なので給料は全く足りていない
キミコ:女だし、中学しか出ていないからです
自分の仕事もどうなるか分からないからと教師に頭を下げる父
(昔の蚊帳っていいなーって毎回見ると思う
ユリコ:
キミコ姉ちゃんを高校に行かせたかったなって先生が言っていた
だから新聞に載った時、みんなに見せながら
「この子は中学しか出ていないのにこんなに立派になりました
信楽初の女性絵付け師です」と言っていた
今日は恥をかかせてごめんなさい
いっぱい稼いでると思っていた
もうええよ うちも中学出たら働く
朝、八郎が仕事場に来る
深野が火祭りまでいるのかキミコに聞く
八郎:松明を一緒に担ぎたい
深野が信楽を去ると初めて聞いてショックを受けるキミコ
(逆壁ドンになってるw
キミコ:ふか先生も引退するつもりなんですね
八郎:違います 新しい挑戦や
深野:
長崎で絵付けの研究をしている森田ハヤトという30代の弟子になる
手紙に自分の年齢は書かなかった
ゆくゆくは様々な工芸品に絵付けの技術を生かすことを考える
キミコ:
かっこええな うち、ふか先生大好きです
尊敬して信頼して、ふか先生だからついて行こうと思った
先生についていこうかな
八郎:絵を描く人は優しい 悪い人はいない
八郎と笑顔で別れてから一人になって泣き出すキミコ
暗いキミコを食事に誘う深野
帰りが遅くなると電話をしていると
カヤマ:いつまでも借りてないで電話をひいたらどうです
社長:
深野が辞めたらキミコさんも辞めるんじゃないかと照子が言っていた
無理して丸熊にしがみつくことはないですよ
一番弟子:
京都の土産物屋さんで絵付けの教室を開くことにした
観光に来たお客さんに絵付けを教える教室の先生になる
二番弟子:大阪の専門学校で陶芸家の先生になる
ふか:
きゅうちゃんはこのまま丸熊でしっかりきばり
これからはそれぞれがそれぞれの道で絵付けを頑張るんや
弟子:深野組解散でいいですか?
深野:ええよ
(キミコの持っている肩掛けバッグって今のサコッシュに似ている
ファッションって本当に巡ってる
帰宅すると深野が辞める話を聞いて心配した父母が寝ないで待っている
父:みんな絵付け師がクビになったと言っている
怒るキミコ:
新しい挑戦や
いくつになっても学ぼうとしてるんや
やりたいことをやろうとして
好きなことを追いかけて
いくつになってもふか先生はすごい先生や
世間がなんと言おうと素晴らしい人間や!
父:
運送の仕事をしていたら、汗が滝のように流れて、痛いわ、かゆいわで
それでも運ばなければならない 仕事やさかい
お前は世間の何がわかっとるんや
世間のどんだけの人間がやりたいことをやってると思う
好きなことをやって、それで食べていける人間がどれだけいるか
(親は絶対止めるようね なぜだろう?
親のせいなのか 世間のせいなのか
世間って誰?
運送をこれまでいっぺんもおもろい
好きやなんて思ったことがない
どんだけ稼いでも家庭科の先生になりたいと言う娘の願いも聞いてあげられない
情けないと思う
(まずお酒をやめたらどう?
深野先生みたいな人間だけが素晴らしいと思うなら出てってくれ
(経済格差は古今東西である
世界中から豊かだと思われている日本にも
子どもが学校にも行けず、遊べず、親のために働いてる国が今もあるんだ
■火祭りの日
火祭りは陶芸の町ならではの夏祭りです
町の真ん中の神社から山の上の小さなやしろまで陶工達が松明を担いで登ります
火の神様に感謝を捧げるのです
広報担当に回されたシンサクは火祭りの様子を写真に撮る
(これは本当にやっている様子を映したんだろうか?
ふか、キミコ、ハチロウの順番で松明を担いで登っていたが
ふかはよろよろで弟子に松明を預けて山を降りていく
キミコは心を決めていた
キミコは若社長に頼みに行く
キミコ:
うちは丸熊陶業にしがみつくことにしました
ここに残って引き続きお仕事をさせていただきます
つきましては信楽初の女性絵付けとして
今後は一人前として扱っていただきたい
社長:要するに賃金アップか
カヤマ:女だてらに 中学しか出とらんのに
キミコ:
ほんでも稼がねばならないのです
これまでのお給金だとやっていけるかどうか
うちには家族がいます
下の妹を進学させてやりたいし、電話も引きたい
カヤマ:養ってくれる人を見つけたほうが早いんちゃいますか
(こういうのを「セクハラ」と言うんだけれども、今も昔も無意識で通っているんだ
ようやく給料を上げてもらったと深野らに報告し
祝いがてら、みんなでいつもの体操をする
深野らは信楽を発った(早いな
秋 丸熊陶業は植木鉢の生産量が火鉢を超えた
キミコの給料が上がったため、ユリコは進学できるようになった
商品開発室では新商品の準備が順調に進んでいる
(テストピースもタイルみたいで可愛い
キミコのデザインした火鉢の試作品が完成
嬉しくて試作品を八郎にも見せに行くと何か真剣に作っている
陶芸に取り組む八郎見たのはこの時が初めて
縄文土器?!
八郎は大鉢(うどん皿)を作っている
八郎:
若社長にお願いして電気釜が入った(後ろにある緑色の大きな箱
「自分の作品を作りたいから使わせてくれ」と頼んだら
仕事が始まる前と終わった後
2時間ほどなら自由に使っても構わないと言ってくれた
陶芸家になりたいと思っている
基本は学んだが、すぐ陶芸家にはなれない
自分の作品を世に認めてもらって
独り立ちして食べていけるようになるには4年、5年 もっとかかる
このろくろも本当に使えるようになるには2年、3年かかると言われた
祖父が深野先生の絵を大事にしていたように
自分の作品が大事にされるような作品を作るのが夢
夢は三つあるが秘密
キミコ:
そばで見てていいですか
よく考えたらじっくり見たことがない
土を練ったこともない
子どもの頃、吉野川という陶工家と仲良くなってちょっと聞いたくらいで
「陶芸家はお金にならない」と言っていた
シンサクがキミコの家で待っていて、「集団見合い」の話をする
シンサク:
大勢でいっぺんにお見合いをする
東京でも盛り上がった
それを信楽でもやろうという話になって、キミコにも参加してもらう
キミコ:八郎さんはなぜこの道を選んだんだんですか?
八郎:
絵を描くのが好きで、絵描きになろうと思ったこともある
中学、高校は美術部だった
だが自分くらいの絵は誰でも描ける
絵を描くことよりも好きなことを見つけた それが陶芸
きっかけは美術部の先生がやっていて
面白そうだからやらせてもらって
気づいたら自然と好きになっていた
縁に刀を入れて削っていく
その切れ端を見つめるキミコ
(うどん皿としてはデカくないか?
最後に紐で切ってロクロから外す
切れ端がもったいないと思うキミコ
八郎:
削りカスは捨てない
缶に入れて、少しまとまったら再生して使う
水をかけて練り直したら、まだ十分使える
(ヒト可愛い! 土偶じゃん!!
形を作ったあと少し乾かす
半乾きさせた後、削ったり掘ったり
取っ手などを接着させる
形ができたら十分に乾燥させて素焼き
700°~900°で何時間か
焼いた後に絵付け 釉薬
絵を描いたり、色をつけたり、装飾したり
そして本焼き 素焼きよりも高い温度で長時間
少し縮んでようやく完成
八郎もお見合い大作戦に参加するのと
シンサクとすっかり仲良くなっていたのが面白くないキミコは
「そんなの興味がない」と帰るが、気になってシンサクの店の前で待つ
キミコ:
二人でご飯食べたりする時うちも誘ってや
ジェスチャーってうちも知ってるわ
テレビジョンでやってるやつやろ?
シンサク:大人の女を気軽に誘えるか
帰宅すると機嫌の悪い父
母が直子の様子を見に東京に行くと言い出す
「モウイヤ」「モウダメ」「モウアカン」と電報が届いた
母:よっぽど東京のお仕事が辛いんや と泣く
父は前に「金を送ってくれ」と言われた時に送ったらいけないと言ったが
4回ほど送ったと母
キミコ:東京にいる草間さんに代わりに様子を見てもらおう!
すぐに草間に直子の様子を見てくれと電話で頼むと蒲田まで行ってくれると言う
大野は棟梁に店を大改良する話をしている
駅の近くにでかい店ができて客足が止まったため雑貨店をカフェにする計画
手が怠けないように夜も練習しているキミコ
キミコ:
朝と夕方2時間欲しい
八郎がうどん皿を作るのを見て興味が湧いた
陶芸を学んでみたい
火鉢もこれからどうなるか分からない いろいろ勉強させてもらいたい
だから小人可愛いってば! それを売っておくれ!
今日から毎日見させてくれと八郎に頼むが断る
八郎:
周りに知られたら何を言われるか分からない
僕にとって川原さんは女や 今までもこれからも
僕は古い人間だから、付き合っていない人のことを気軽に名前では呼ばない
キミコ:
ほな付き合ったらええやん
キミコって呼んで 付き合ってください
八郎:
夢その2は、陶芸展に出品して賞を取りたい
世の中に認めてもらえたら陶芸家として第一歩を踏み出すことができる
第三の夢は好きな人と結婚すること
僕は8人兄弟の末っ子で、上には結婚したり戦死したり、離別したり色々いて
いろんな生き方を見てきた
「女だてらに」言われて商売やってる姉貴もいる
「結婚なんてつまらない」と言っている
僕は「ただいま」って言って帰ったら
「おかえり」って言って迎えてくれる
好きな人との暮らしがつまらないとは思わない
早く結婚したいなと思っている
開発室から出てしばらく考えるキミコに
見ててもいいと部屋に入れる八郎
話がおかしな方向に行ってしまったと謝る
キミコ:付き合ったそのその先に、もれなく結婚はついてくるん?
八郎:ほな川原さんで 周りから何か言われたら二人で戦いましょう!
直子が草間と一緒に帰省してくる
帰宅した途端、昼間からいびきをかいて寝ている
草間:
会いに行ったら開口一番「信楽に帰りたい」って泣き出して
社長にお会いして休みをもらってきた
家が恋しかったんでしょうね
ユリコもキミコも話から外させる
ナオコ:
男と女の痴情のもつれや
好きな人が出来た 新人指導係のウシダ?さん
映画に誘われてチューした
ウシダさんには彼女がいる 草間さんにも言えなかった
母:好きな人ができるというのは自然なこと 直子は正直もんや
直子:話してすっきりした もう東京戻るわ
草間は父に次は台湾に行くと話す
草間:貿易の仕事で日本を発つ前にもう1度信楽にきたかった
父:
台湾に行く前にキミコの絵付き火鉢見てもらえないか
あいつ頑張っとるんです
草間:
いわゆる絵を描いているのかと思ってたら想像と違う
自分の手で何かを生み出す作業が好きなのかな
キミコ:
そうかもしれない
今は陶芸にも興味がある
火鉢の生産は減っているから
草間:
覚えてるかな(草間の元奥さんに会いに行った時のこと
結果的にうまく行かなかったけど、後悔はない
心から好きな人と出会えたことは本当に良かったと思っている
好きな人ができると世界が広がるよ
草間はなおこを連れて東京に戻った
食い入るように見ているキミコに陶芸もやってみないかと誘うハチロウ
(陶芸って一度やってみたいな
粘土を触っているだけでも癒されそう
まずは粗練り 力を込めて左右均等に上げて押す
(今度は『ゴースト/ニューヨークの幻』になってる
紐状にして、ろくろを回しながら器の形にしていく
(こういうでこぼこした形の茶飲みを作って
素焼きの状態に近いままお茶を飲んでみたい
完成して喜ぶキミコだが、すぐにぐちゃぐちゃの状態に戻す八郎
八郎:はいもう1回 次は一人で 何度でもやるんよ
大阪に行く前に拾った宝物にしている焼き物のかけらが
室町時代のものだと話すと「見みせて欲しい」と食いつく八郎
キミコ:明日日曜やし見に来てください
自宅に八郎が来る
父と百合子は大野雑貨店が在庫処分だから二人とも見に行った
八郎:
ほんまに綺麗や
見たことない色 何でこの色を出したのかすごく気になる
キミコ:室町時代にも釉薬はあったの?
八郎:
これはそういうの一切使ってない
これは焼いただけや
当時の土と空気と水と焼き加減か 炎の力
二度と出ない自然の色 貴重や
引き留める母に「夕方からお見合い大作戦だから、もう行く」と言う八郎を
複雑な思いで見送るキミコ
母:あんない人ならお見合い大作戦ですぐにいい人見つかるやろな
家を走り出て、忘れていったハンカチを渡す
キミコ:
一回しか言わへん
お見合い大作戦 行かんといてください
うち、あんたのこと好きやねん
柔道教えてくれてた草間さんという人がいてな
奥さんを探してたけど、見つけた時はもう他の人と暮らしてて
その時思った
結婚しててもこういうことがあるんやなって
手をつなぐことより難しいことがあるんやなって
急に手を繋ぐ八郎
八郎:
僕はずっと離さへん!
抱き寄せてもいいですか?
キミコ:あかん 泣くわ 好きやから!
本当に古臭いパターンだけれどもなぜか泣ける
そこに父らが戻ってくるw
朝ドラに出演した俳優さんは、みんな素敵に見えてしまうが
ブレイクして別の作品を見ると
全然イメージが違って戸惑って冷めてしまうことが多い
共演してそのまま結婚するカップルも多いけれども
ストーリーになりきっているその世界の人物が重なっているからではないかといつも思う
朝ドラの八郎役・松下洸平さんが出演している♪ラブとピース!/いきものがかり のMVがかっけー