花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

フランスの旅(6)

2010年04月06日 | 海外旅行「西ヨーロッパⅢ」フランス・ギリシャ
《ポン・ジュ・ガール》
アヴィニヨンの西方25kmにあるポン・ジュ・ガールには、世界遺産の水道橋がある。
バスで向う途中の道路沿いに、ぶどう畑が広がっていた。これから新芽が生き生きと芽吹くように、短く剪定された状態で並んでいた。この辺りの南仏は、古くからぶどう酒造りが盛んに行なわれて来たのである。①
夕食時、ポリフェノールが含まれる赤ワインを飲んでみたが、辛口で美味しかった。

ポン・ジュ・ガールに着き、バスを降りて5分ほど歩いて行くと、やがて水道橋が見えてきた。
この橋は紀元40~100年に渡り、60年間を費やして作られた全長50kmの水道の一部として造られたものだ。
丁度、ガルドン川が流れるこの地が谷状になっているために、高さ50mの巨大な水道橋を建設して上部に水を流したのだ。
当時の人達にとって水を得る事がいかに大切だったかを物語る橋だが、建築デザイン上も見るものを圧倒する美しさと当時のローマ帝国の力を1900年後の今に誇っている。

橋の手前には、春風を受けてアーモンドが満開の花を咲かせていた。
私と友人は、橋の2階部分を通ってガルドン川の向こう岸に渡り、写真を撮ってから戻って来た。
写真には橋を渡っている人が小さく写っているのだが、分るだろうか。
近づいて見ると、無数の石を一つ一つ積み上げて造り上げた事が良く分かった。上の4階部分に遠くから引いた水を通したのだ。
人類の祖先の知恵と創造力、工事に加わった多くの人たちの労苦を思って感動し、何時までも見ていたいと思った。②③④⑤

 ① ② 

 ③ ④

 ⑤

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする