花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

中国江南の旅(8)

2010年12月28日 | 海外旅行「中国Ⅱ」江南・黄山・香港、マカオ
6日目(12月16日)は、幸いに晴れていた。
予定より1時間早い8時半にホテルを出て、浙江省の首都で人口800万人の杭州市内観光のために、また、昨日走れなかった高速道路を2時間かけて杭州に向かった。

バスの中で、今の「1人っ子政策」について、上海や北京では、両親とも1人っ子なら、2人まで生むことができるし、農村では1人目が女児ならもう1人生んでも良いとガイドが説明した。違反したら、40万~100万円の罰金が科せられるそうだ。
それを聞いて私は、金持ちだけは自由に子供を持てるのかと思った。罰金が払えなくて、社会的に隠し子になってしまう子供もきっと多い事だろう。
また、土地や国営のマンションは、国から70年間、借りる契約を結ぶのだとか。
土地の私有が認められない中国人は、私有することと投資に魅力を感じて、最近、日本の山野や住宅を買い漁っているのではとも思った。
ネオンサインで飾られたような高層マンションは、上海の郊外では1㎡25000元(32万円)以上しているので、1坪では100万円を超す価格で販売されているそうだ。
さらに物価も最近は月5%も値上がりしているので、庶民の生活は苦しいが、値上げしないものもある。ガイドは、バランスが大事で、大事な費用を重点的に支出すると言っていた。

まず西湖の岸辺でバスから降りて、写真を写した。昨夜まで降った雪が木々を飾り、美しい雪景色に変わっていた。①
それから高台にある印鑑の販売店に案内された。さざんかが咲いていて美しかった。②
誰も高価な印鑑は買わなかったら、先日、刺繍研究所で言われたのとほぼ同じ言葉を言われて、また、私たちは不愉快になった。
私は、高齢者の旅行団体には、もう印鑑は売れないのにと思った。
販売店のトイレは中国式のニーハオトイレだったが、私は思い切って実験的にグループの女性と並んで使ってみた。別に大騒ぎするほどの事は無かった。③

 ① ② ③

それから西湖の40人乗りの遊覧船に貸切で乗った。④ 中国に来て初めて晴天になったので、気温はまだ低かったが気分が良く、湖畔の景色も墨絵の様だった。⑤
中国の定年は、男性60歳、女性58歳だというが、65歳以上の高齢者は西湖で無料で釣りを楽しめるのだそうだ。

 ④ ⑤

向こう岸で降りて、2.5km程バスに乗り、浙江省第1の大河、銭塘江の畔に建つ「六和塔」に行った。⑥
この河は、旧暦8月の中秋節の頃、海の海水が逆流する海嘯現象が見られる事で有名だが、970年にここを治めていた呉越王が、銭塘江の氾濫を鎮めるために古代レンガと木で建てた高さ60mの塔を建てたのだ。それが六和塔なのである。
自由時間が25分あったので、私達3人は1人10元を払って上の展望台まで上ることにした。
階段は急で、数えたら230段もあった。途中で休みながら、何とか10分で上に着いた。外観は八角13層に見えるが、内部は7層になっていた。
展望台からは銭塘江とその周辺の景色が手に取るように見渡せ、大満足したのだった。⑦

 ⑥ ⑦

昼食後、バスは一路180kmの距離を、3時間かけて上海に向かった。郊外には超高層マンションが天を衝くように建てられていた。⑧
上海に入って直ぐに高反発素材、ラテックスの店に立ち寄った。そこは日本人のための店で、日本人スタッフが説明をしてくれた。生ゴムでできたラテックスのマットレスと枕に客を試験的に寝せて試させた後、販売をした。枕は1つ、6500円もしたが、大勢の人が次々と購入したのには驚いた。

 ⑧

四川料理の夕食を終え、ホテルへ向かう頃にはラッシュになっていた。上海の道路は車がとても多く、バイクや自転車も結構走っていた。
ホテルには18時についた。夕食後、従妹と友人は、オプショナルの「上海雑技団」の公演に行くためバスで行った。
私は前に見ているので、のんびりと風呂に入り、先に寝た。



コメント (3)
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