花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

道東ドライブ(3)

2014年10月14日 | 「北海道内旅行」登別・定山渓・洞爺・函館・道東・三笠・旭川・道北・奥尻島他
2日目はホテルでゆっくりと寝た。ホテルの11階の部屋から「釧路港」方向が見えたので、夜3時頃と朝になってから写真を撮った。





釧路は海岸に近い所に民家やアパートが沢山あることが分かった。これではチリ沖地震などの津波が来ても、被害は出るなと思った。

17階のレストランに朝食を摂りに行った時にも「釧路港」近辺を写し、10時にチェックアウトした。




釧路を後にしてから、暫く太平洋岸に沿って「白糠」まで走った。
海の傍に行って海水に手を触れた。まだ冷たくなかった。



「浦幌町」吉野で十勝川の堤防内に立つ「はるにれの樹」を見に行った。記念館もあって、中に入ると「はるにれの歌?」が流れていた。ここでは広々とした十勝平野を感じる事ができた。



          
 
「帯広」に着いてからは、友人と待ち合わせた「六花亭」売店に行き、2階の喫茶室でピザを食べながら歓談した。ピザは良質のチーズがたっぷりと使われていて美味しかった。
その夜は、帯広のビジネスホテルに泊まった。

3日目の朝は、先ず81歳の友人宅を訪れた。彼女は思っていたよりずっと元気で、今年も「サハリン」や「ミャンマー」「台湾」など、近い外国に旅行しているのだという。

次いで「帯広美術館」に行き、地元の画家の特別展とロートレックやミュシャーなどが描いたポスター展を見て来た。面白かった。また美術館前の紅葉や周辺の晩秋の光景が素晴らしい彩りだった。



 

中華料理店で昼を食べ、菓子店に寄った後は、ひたすら「日勝峠」のピンキングカーブを通って帰宅した。「日勝峠」を降りた所の低い場所の紅葉が素晴らしかった。





私も疲れたが、一人で800km余りを運転した娘はさぞかし疲れただろうと思い、途中の「道の駅」で果物2種類とほうれん草を買って渡した。

道東ドライブ(2)

2014年10月14日 | 「北海道内旅行」登別・定山渓・洞爺・函館・道東・三笠・旭川・道北・奥尻島他
「厚岸町水鳥観察館」で広大な湿原と大白鳥を見た後、釧路方面に引き返す途中で右手に入り、「厚岸町太田屯田開拓記念館」に立ち寄った。
ここは厳寒と濃霧の厳しい自然条件のこの地に本州各地から入植した440戸の鍬やのこを持ったことがない士族屯田兵が、軍務の他に人力とせいぜい馬力を借りて5000坪の原野を切り開き、現在の厚岸町の畑作と酪農業の基礎を築いた土地である。
当時の「屯田兵屋」が1軒残されていた。記念館は別の場所に作られていたが、当時の資料を集めて展示し、先人達の苦労を後世に伝えていた。
資料によると、屯田兵家族には到着後5日間の食事しか与えられなかったため、1~2ヶ月の間に死亡する人が何人もでたそうだ。

 

 

 

 

また、当時の「標茶集治館」(監獄)の囚人達が、道路建設や石切り場で石を切り出すという特に厳しい作業をさせられていたことも展示されていた。
多かれ少なかれ明治から昭和期に掛けての北海道は、「樺戸集治館」にせよ「網走監獄」にせよ、政府は北海道の開発に囚人を強制労働させる目的を持っていたと思われる。
北海道の主要道路やトンネルの建設には、狩り出されて自らの命を捧げた囚人達の存在を忘れてはならないと思う。



晩秋のつるべ落としの日没が迫った頃、小さいながら貴重な開拓の歴史展示を学んだ後、ホテルを取ってあった「釧路市」に戻った。
夕食はホテルと契約している店で「海鮮チラシ定食」を食べた。美味しかった。




道東ドライブ(1)

2014年10月14日 | 「北海道内旅行」登別・定山渓・洞爺・函館・道東・三笠・旭川・道北・奥尻島他
この3連休を利用して、久し振りに娘が運転する車で道東旅行をして来た。3日間天候に恵まれたのと、スタンプを集めながらの走行距離800km強のドライブは楽しかった。

初日は朝6時40分に家を出て「夕張」から高速道に乗って「日勝峠」を越え、十勝の「池田町」まで一気に走った。峠の紅葉は、少し遅かったのか、最盛期を越している様だった。

 

そこから一般道に出て、「浦幌町」を通り、「釧路市」を抜けて「厚岸」に着いた。途中、一輌だけの電車が走っていた。

 

「厚岸湾」のにかかる赤い「厚岸大橋」を渡り、丁度「牡蠣祭り」をしている会場の「子の日公園」に着いたら12時半になっていた。

  

「牡蠣祭り」に来たのはかれこれ数回目になるが、今回も結構人出が多かった。厚岸の牡蠣は、他の生産地の牡蠣に比べて身が大きく柔らかく美味しいので人気がある。
ガステーブルなどのバーべキュウセットを借りることもできるが、私達は2人なので焼いた牡蠣貝を買って食べることにした。
焼き立てにレモンを絞ったのを掛けて食べたが、期待通り今回も美味しかった。

 

 

「子の日公園」を出て、昭和48年に国が史跡に指定した「国泰寺跡」に向かった。ここは江戸幕府が「和人の定着・慰撫、蝦夷地の教化」などを行うために1804年に建てたものだ。
当時の建物はほとんど改築されているが、「老桜樹」や苔むした前庭に当時を偲ぶ事ができた。





  

 

次は「厚岸大橋」を渡って戻り、「味覚ターミナル・コンキリエ」の展望台に行って少し高い場所から遠くまで広がる「厚岸の街」を眺めた。



そこから国道を「根室」方面に向かって少し走ると、「別寒辺牛湿原」を見渡す事ができる「厚岸町水鳥観察館」が見えた。建物の形が水鳥が羽を広げている様なデザインに思われた。



建物の中に入って階段を上り、展望室の望遠鏡で湿原を見たら、大白鳥が4羽、羽を休めているのが見えた。2羽の色が灰色だったので係りの人に聞くと「多分湿原の水で汚れたのだろう。」と応えてくれた。