花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「オーストリアの旅」(11)

2014年10月16日 | 海外旅行「中央ヨーロッパⅠ」オーストリア、ハンガリー、スロバキア

≪「グラーツ」という街≫
旅の2日目の午前中、「セメリング鉄道」に乗車してからバスで「グラーツ」に向かった。
「グラーツ」は「スロベニア」と国境を接し、オーストリアの南東に位置する人口22万人の街だ。
14世紀には「ハプスブルグ家」の都だったため、大学の設立や音楽、建築などで文化が花開いた。
至る所に17~18世紀に建てられた建築が残る旧市街は、ユネスコの世界遺産に登録されている。



 

 

先ず私達は世界最大の「武器博物館」に入場した。
内部は木造の床や階段でできた5階建ての建物に、槍、刀、兜、甲冑、銃剣などが所狭しとぎっしりと並べられていた。この街は、15世紀にイスラム教トルコ軍に対する東の砦の役割を担っていたので、その時に実際に使用された武器だという。
鉄製でさび易いため、内部は湿度管理がされ、見学者には手で触れないように注意された。

 

 



次にケーブルカーに乗って小高い「城山」に上がると、「グラーツ」のシンボルである13世紀の「時計塔」「砲台」があった。
「時計塔」は文字盤の直径が5mもある大きなもので、現在とは長針と短針の指し方が逆だった。
「時計塔」の裏に行くと、「ムーア川」が流れる「グラーツ」旧市街を一望できた。

 





下りは階段を下りたが、その途中、残されている「城壁」が確認できた。



その日のホテルは「グラーツ」だった。