花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「メキシコ」の旅(4)

2014年11月20日 | 海外旅行「中米」コスタリカ・メキシコ
≪世界遺産「メキシコシティ歴史地区」①≫

「メキシコシティ」は、「アステカ帝国」(13世紀~1519年)の遺跡とそれに次ぐ「スペイン植民地時代」(1519年~1821年)の遺跡、そして「独立」(1821年~)後の建造物が混在している人口860万人の大都市だ。

まず歴史地区の中心「ソカロ」別名「憲法広場」に行った。この広場は、「アステカ帝国」の時代から造られた神殿がある場所で、現在その周辺には主要な建物や遺跡があった。

現地ガイドの田中さんは、私が「歴史学を研究した事があるんではないですか。」と聞いた位に良く勉強している方で、説明内容がとても詳しかった。
「コロンブス」が新大陸を『発見』する遥か前の紀元前12世紀頃から、メキシコには「巨石人頭像」を残した「オルメカ文明」が繁栄していた。
また紀元前3世紀には「テオティワカン」の大ピラミッドを建造した宗教都市が繁栄したが、何故か10世紀には滅亡している。
田中さんによると、「メキシコにとっては既に長い歴史を持った地域であったので「コロンブス」は『侵略者』以外の何者でもない」という。私も、この国の人の見方に立てば全くその通りだと思った。

次の写真は、矩形の「ソカロ」の周囲に立つ建物である。


(左側は、ラテンアメリカ最大の「カテドラル」。1681年に100年をかけて完成した。
右の低い建物は「エグ・サグラリオ教会」で18世紀半ばに建てられた。当時のスペインは税収の半分がメキシコの銀に依ったと言われている)




(幅200mある広大な規模の「国立宮殿」で、「アステカ帝国」の宮殿跡地に建てられた。かっては「国会議事堂」だった。現在は大統領執務室があり、毎年9月15日の独立記念日には式典が開催されるらしい。リベラが描いた壁画「メキシコの歴史」があるというが、内部は見学できなかった。残念!)

 
(沢山出ていた露店。本来は禁止されているため、警察の手入れがあると瞬時に品物を包んで撤去するという)


(「カテドラル」の向かい側のホテル)



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