花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「カナダ」の旅(8)

2015年06月11日 | 海外旅行「北アメリカⅢ」カナダ

≪5日目 「ジャスパー国立公園」観光≫

バスで8時に「ジャスパー」のホテルから出発したバスは、間もなく雪で覆われた美しい「カナディアンロッキー」の山々を右に左に見ながら高速道路「アイスフィールド・パークウエイ」を南東に向かった。
道路沿いには「アサバスカ川」が流れていた。「アサバスカ」とは、「葦の生える場所」という意味がそうだ。



30km近く走った所でバスから降りて、道路脇にある「アサバスカ滝」の遊歩道を滝へ進んだ。
この滝は、春に周囲の山々の大量の雪溶け水が一気に流れ込むことで岩を侵食してできた滝だという。
初夏にはもっと凄い轟音と水煙が立ち上るらしかった。丁度水煙には虹がかかっていた。

 



大きなゴミ箱が置かれていたが、野生の熊が蓋を開けることができないように取っ手は引っ込んだ奥に付けられていた。この辺りのゴミ箱は皆この作りなのだそうだ。
野生の「カナダ雁」がすぐ傍を歩いていた。

 

再びバスで次々と変わる雄大なロッキー山脈を見ながら1時間走ると、「コロンビア大氷原」に到着した。



ここの展望台からは6つある内の3つの氷河が見られたが、私達は真正面の「アサバスカ氷河」にバスと大型の「スノーコーチ」を乗り継いで登って行った。世界中から来た観光客が、一緒に乗っての氷河観光だった。



          

途中には氷河が岩を削ってできた土砂もあった。
「アサバスカ氷河」に着いた。降り立った所は標高2100mの地点だった。
この氷河は規模では3番目だそうだが、長さ6.5km、幅1km、厚さ30~365mあり、年15m下に進んでいるのだが、溶けるスピードの方が早いので、年間平均して1.6m先端が後退しているという。
氷の上で何枚も写真を写した。
壁状になっている先端では、溶けた氷が水になって流れていた。それを飲んで見たりもした。味も香りも無くソフトな印象だった。

 



          

「スノーコーチ」の運転手は、氷河の解説者でもあった。英語圏の乗客が多かったので、説明は英語だった。添乗員は、日本人客が多いと日本語のこともあると話していた。英語でされた説明は、後で現地ガイドが解説してくれた。
 

貴重な氷河観光の後、建物の2階に設けられている大きなレストランで、色々な国の観光客と一緒にバイキングの昼食を食べてから「コロンビア大氷原」に別れを告げた。

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「カナダ」の旅(7)

2015年06月11日 | 海外旅行「北アメリカⅢ」カナダ

≪「大陸横断VIA鉄道」で「ジャスパー」へ≫

バンクーバー駅を20時半に出発した列車は、900kmの距離を18時間半(1泊2日)でジャスパー駅に向かった。約20輌編成で、中に「食堂車」「展望車」「寝台車」が組み込まれていた。
(普通車輌ではなく個室寝台車に乗るなら1人13万円を追加するのだが、グループには誰もいなかった)
添乗員に、夜、寒いかも知れないといわれたので、私は冬用のカーディガンの上にライトダウンジャケットを着込んだ。椅子はリクライニングになり足置きも出るので、挫面がフラットになり、何とか寝られた。

4日目の早朝6時前には「展望車」に行って景観を楽しんだ。
列車の窓から写真を撮ったが、こちらがスピードが出ているのでなかなか上手く写せなかった。色々な湖や山が見えたが、名前は分からなかった。幾つかのトンネルにも入って進んで行った。



          

「カムループス」という町に地下ずくと白い煙を上げる煙突が何本か見えた。添乗員に調べてもらったら、この辺りの木材を切り出してチップを作る工場なのだという。広い湖もあり、工場生産に適した場所だからだろう。



牛を放牧している酪農家も見えた。朝の霞が低く垂れ下がって美しかった。

     

山の雪解け水が、所々で滝になって流れていた。



カナダの最高峰「マウントロブソン」(3954m)も見える筈だが、どの山がそうか分からなかった。
(列車の左側に見えたこの山が、やはりカナダ最高峰の「マウントロブソン」の様だ。見る場所に寄って山容が少し異なるが、確かにこの山がそうだと思う)

             



時々貨物列車とすれ違ったが、その長いこと。ある貨物の数を数えたら何と177輌もが繋がっていた。これだけ多くの貨物を一度に運ぶなら、物凄い省エネだと感心した。

食事は朝6時半と昼14時に食堂車で食べた。なかなか美味しかった。
「ジャスパー駅」には16時に到着。長い鉄道の旅だったが、刻々と窓外の景色が変わるので飽きなかった。
この日のホテルは、滞在型コンドミニアム風のホテルだった。



コメント (4)
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