昨日は、札幌からやって来た妹と娘を私の車に乗せ、岩見沢の伯母の高専賃を往復した。
家にあった愛媛から取り寄せた「ナダオレンジ」を持参し、庭の花でお供えの花束を作った。
行きは途中のスーパーで、伯母のためにヨーグルト、ベビーチーズ、刺身、シュークリームなどを買った。
伯母は部屋で支度をして待っていた。早速、車で市営墓地に行き、お参りをした。
特に何の日ということの無い墓参りなので、墓地はシーンとしていた。
伯母はお参りをすると心休まる様なので、できるだけ連れて行く事にしているのだ。
気温は低めで曇っていて、丁度過し易い天候だった。
お参りの後、伯母の部屋に入り、1時間ほど他愛のない話をした。
伯母は10ヶ月振りに行った妹に、目が見えなくなった、耳が遠くなった、歩かれなくなったと嘆きながら話していた。
帰りがけに、昨年私が挿し木で増やした薔薇「アンジェラ」を伯母の花畑兼菜園に植えて置いたのを見た。60cm程の大きさの木になり、びっしりと濃いピンク色の花を咲かせていた。伯母も高専賃の入所者もその美しさに大喜びしているという。
刺激や変化が少ない高齢者の生活に、1本の薔薇が生気を与えていると思うと嬉しかった。
(我が家のこの「アンジェラ」の小枝を挿し木して根を育て、移植したのだ。実は近所から枝を一本貰って私が挿し木して写真の最初の木を育てたのだが、枝を快くくれた女性が昨日亡くなったという訃報が入った。今夜は通夜に行きたい)
下は昨日の朝の薔薇である。