≪常春の国「コスタリカ」は遠かったが、動植物が実に豊かだった≫
先月21日~28日まで、「コスタリカ」を旅行して来た。
先ず印象的なことと言えば、遠い国なので飛行機の搭乗時間が凄く長かった事だ。(成田空港から中継空港の「メキシコシティ」までは、行きが12時間15分、帰りが14時間35分もかかった)
そればかりか「メキシコ」から更に南の国「コスタリカ」への乗り入れ便が数がないので、往復便とも「メキシコシティ」の空港でそれぞれ7~9時間待ったが、その間外へ出ることもできず、ぶらつく場所も限られていて辛かった。予め持参した文庫本を読んだり、同行者とお喋りをして過した。
長時間の飛行では、搭乗する飛行機が問題になる。今回は、成田~「メキシコシティ」間の飛行機が「全日空ANA」だったことが功を奏してくれた。
私の座席はいつも通りの「エコノミー席」だったが、前後の間隔が比較的広めで楽だった事と、機内食がなかなか工夫された内容で美味しかった。
今まで以上にこれからは、搭乗する航空機を選んだ旅行になるかも知れない。
次は、飛行機の座席前部の刻々と変る「フライトマップ」をカメラで写した写真だ。下の写真には「コスタリカ」は写っていない。
「コスタリカ」は、「メキシコ」を除く中米7カ国の1つで、北は「ニカラグア」、南は「パナマ」に挟まれている。
赤道よりも北半球の北緯8度~11度に位置し、面積は日本の四国と九州を足したそれよりも少し大きい国で、人口は489万人である。
かって「スペイン」に支配されていた歴史から、公用語はスペイン語、宗教は85%が「カトリック」で14%が「プロテスタント」である。
また、赤道に近い国と言っても、山岳地系が多く、首都「サン・ホセ」は標高1100m、「ハミングバード」を見たり、「つり橋ウオーク」をした「モンテベルデ」は標高1800m、幻の鳥「ケツァール」探しをした「サン・ヘラルド・デ・ドータ」は標高2400~3000mの場所だから、「常春の国」なのだ。しかし、紫外線は強く、数日間だったが大分日に焼けた。「オーストラリア」以降にできたシミが気になっていたが、今回更に濃くなった。
雨期(5~11月)、乾期(12~4月)の違いはあるが、気温的には年中、快い気温で過せる国だ。(カリブ海沿いの町は、やはり年中蒸し暑いらしい)
そんな国に、地球上の生き物の5%が生息していると言われ、「動植物の楽園」と言われている。
また、「国家が国民に幸せを提供できているか」というイギリスの研究機関の調査では、世界一の国だ。
その主な理由として上げられるのは、1948年の憲法改正で「軍隊を持たない世界唯一の国」を宣言した事が大きい。軍備に使う財政は、皆、国民の福祉、教育、生活向上に当てられ、かっての中米一の最貧国から脱出し、比較的裕福な国になったのだと言う。
そんな「コスタリカ」に、最低気温-8~-12℃の日本の「北国の町」から脱出して行って来た。
明日から「コスタリカ人気質」に見習って、ゆっくりと報告記事を書く予定だ。
2月末ながら、薔薇やブーゲンビレア、日本の春の花などが咲いていた。