≪コーヒー農園に立ち寄る≫
「モンテベルデ自然公園」を後に、4時間掛けて120kmはなれた「フォルトゥーナ」の町に向った。
その途中で「オリゾンテ」という小さな「コーヒー農園」に立ち寄り、傾斜している山肌と山道の両側に植えてあるコーヒーの木を見た。有機栽培をしているという。たまに残ったコーヒーの実が付いている木もあった。
山道横の木の上に「ナマケモノ」が1頭いたが、枝や葉の陰になっていて姿をはっきりと捉える事ができなかった。私が自然の中で「ナマケモノ」を見たのは初めてだった。
中南米には6種類の「ナマケモノ」がいるらしいが、その内「コスタリカ」には2種類、前足の指が2本の「フタユビナマケモノ」と3本の「ミツユビナマケモノ」だそうだ。前者は毛が薄茶色で長めで顔は白っぽいという。
この事からすると毛が長めの茶色だったので、「フタユビナマケモノ」という事になるが、顔を見られなかったので残念だった。
1日8gしか餌を食べないエコ動物だそうで、1週間に1回程度、排泄するために地上に降り、木の根元に排泄してそれを隠すらしい。1日に10時間も眠るそうだ。
花も実も付いている「バナナ」の木が珍しかった。旅行中、食事に「バナナ」の炒め物や揚げ物が何度か出たが、普通の甘い「バナナ」ではなく、調理用の味が無い種類なのだそうだ。
私はホットケーキに普通の「バナナ」を薄切りにして焼く。酸味が出て、味にアクセントが付く。
≪フォルトゥーナの「タバコン温泉」体験≫
バスが「フォルトゥーナ」に向う途中で「アレナル火山」と「人造湖」を見た。いつもならガスが掛かっていて、滅多に火山を見られないそうだ。
「タバコン温泉」は、川の上流に湧き出る温泉水が流れる川で、人の手が全く加えられない天然温泉だ。上流ほど温度が高く、下流では冷たくなる。そこに温泉リゾート施設が作られている。
(この施設の入場料はかなり高額だそうで、地元の人たちは車で来て、入場料がいらない施設から更に下流の川に入っていた。水温は下がってしまっているという)
更衣室で水着に着替えてから、温泉川の上流に行って見た。ドイツやアメリカからの観光客が沢山来ていたが、日本人は他にはいなかった。
1時間程何か所かに入ってからシャワー室に行った。どうした訳か湯が出なかったので、冷たくて頭を洗うこともできず残念だった。
添乗員がフロントに問い合わせたが、そんな筈が無いの一点張りだったそうで、とても不愉快だった。
その後、温泉のレストランでバイキング方式の夕食を食べた。焼きながら出してくれるステーキが美味しかったのでお変わりをした。