花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「ウズベキスタンの旅」(10)

2014年06月03日 | 海外旅行「中央アジア」ウズベキスタン
≪「シャフリサーブス」観光≫

5日目の朝、ホテルを出てからバスで4時間走り、「タシケント」の南西に位置する「シャフリサーブス」に着いた。
この街は、シルクロードの十字路になっていて、玄奘僧正もかって中国からインドに行く途中、立ち寄ったという記録がある。

世界遺産「シャフリサーブス歴史地区」で3箇所の観光をした。

①「アク・サライ宮殿跡」
1336年、この街の豪族の家に生まれた「ティムール」は、やがて支配者としての頭角を現し、豊かな都市を建設。1380年にこの宮殿の建設にも着手した。現存する建物の高さは38mで、屋上にはプールがあったといわれている。
16世紀後半に「ブハラ」の「アブドゥール・ハン」によって、「ティムール」の遺跡の大半は破壊されたらしい。

 

遺跡の日陰で女性達がお土産を売っていた。また近くの炎天下の路上で、肉屋が屋台を出していた。

 

②「ドルッサオ・ダット建築群」
この廃墟のような建物は、「ティムール」の葬廟になるはずだったが、実際は長男と次男の石棺が収められている。
いよいよ気温が上がって来て、くらくらするような日差しだったが、庭の大きな古樹の木陰で涼むことができた。

 

③「ドルティロバット建築群」
1400年代に建てられた建築群で、一つは青いドームが光る「コク・グンパス・モスク」だ。「ティムール」の父親が眠る廟もある。

 

「シャフリサーブス」を出て、バスで3時間かけ、「サマルカンド」を目指した。
その途中、広大な砂漠と原野が見えていたが、やがて遠くに石灰岩の山脈が連なり、牛や山羊を放牧する光景が見えた。
ガイドが「「ウズベキスタン」の大地は60%が砂漠で20%が山、平地は残りの20%だけです。」「平地では古くから綿花と大麦、野菜を栽培して来た。綿花の収穫は9~10月で、学生がアルバイトで作業することが多い。」と言っていた。
また、農民は畑の土地を国から借り、税金を納めているそうだ。

 

 

「サマルカンド」には夕方到着し、焼肉レストランで食事をした。
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