≪「チェスキー・クルムロフ城」≫
この町は、山に囲まれた盆地の様な地形の所に、山の裾を流れる「ヴルタヴァ川」が大きく折れ曲がっている。
丘の上に13世紀、南ボヘミアの貴族「ヴィートコフ家」が城を建設し、川の内側の場所に町ができた。
城は14世紀から次々と幾つかの貴族の支配が変ったが、16世紀に現在の形ができ上がったという。
その後この街は衰退したため、中世の姿が残されたのだ。
初めて着いた日は、バスを下りると駐車場から傾斜した坂道を350m程登らされた。暑い日だったので、私はかなり汗をかいた。20年前には、いきなりこんな坂道を登らなかったのにと思っている内に「チェスキー・クルムロフ城」の西側に出た。
展望台があったので、下を流れる「ヴルタヴァ川」と赤い屋根の家々がぎっしりと建ち並ぶ城下町を眺めた。
その後坂を少し下りて「チェスキー・クルムロフ城」の中を通り抜け、さらに下って橋を渡り、少し歩いたら市庁舎やホテルがある町の広場に着いた。その日のホテルは、その中の1軒だった。
古い旧市街の建物なので、エレベーターはない。スーツケースを各自が運び上げなければならず、本当に大変だった。わざわざ、この場所の不便なホテルを選ぶ必要があったのかどうか、私には大いに疑問が残った。
(この町の観光は翌日の午後だったので、翌朝は他の町に行くため、もう一度丘の上の城まで上り、坂を下りて30分近く歩いて駐車場に行った。私にとっては朝からすっかり疲れてしまった)
(旧市街の展望台から丘の上の「チェスキー・クルムロフ城」を臨む)
(下から城の塔を写す) (市街地の入り口にある門)
(城の第一の広場。だまし絵の壁面装飾)
(旧市街広場の一角)
(城の西側展望台から下の市街地を写す)
(最後の朝、ホテルを出て他の町に向うに当たり添乗員が案内した駐車場までの道は、城のある丘を越えない平坦な道だった。つまり彼女はその道を知らなかっただけだったのだ)
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