花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「中米コスタリカの旅」(5)

2018年03月07日 | 海外旅行「中米」コスタリカ・メキシコ

≪「モンテベルデ自然保護区」観光≫(2) 

②「スカイウオーク」
高い木々が生い茂る「熱帯雲霧林」の中に6箇所のつり橋が造られていて、地上よりも15~50m高い場所から林を観察し、野鳥などを探せるようにしてある。
私達は雲霧林の中を歩き、4箇所のつり橋を渡りながら写真のコースを約1時間かけて散策した。つり橋の長さ、高さは色々だったが、最後に渡ったNo5のつり橋は、高さが50m長さが236mあって、最も壮大だった。



       

 

つり橋は鋼鉄製だったが、路面は板の様だった。添乗員に「真ん中を歩くと揺れ難い。」と言われたが、どうしても少しは揺れてしまうから、歩く事に気を取られ、なかなか周囲を観察する余裕は出てこなかった。
そんな訳で残念ながら雄が雌に存在をアピールする「ホエザル」の大きな鳴き声が聞こえた位で、野鳥を見つけられなかったし、「ケツァール」にも出会えなかった。

しかし、鳥が飛ぶ高さから「熱帯雲霧林」を見ると、木々に寄生する蘭などの植物、霧の中で繁茂する独特のコケ類、珍しい熱帯の花などが沢山見られた。
雰囲気を知ってもらうために、その間の写真を数枚掲載する。

  

 

 
   (「胡椒」の原種だそうだ)


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「中米コスタリカの旅」(4)

2018年03月06日 | 海外旅行「中米」コスタリカ・メキシコ

≪「モンテベルデ自然保護区」観光≫(1) 
山小屋風ホテルのレストランでセットメニュウの朝食を食べた。テーブルに飾られた花が綺麗で、デザートの果物が美味しかった。

 

                  

①「ハミングバード」ギャラリー
7時半にホテルを出発して間も無く「モンテベルデ自然保護区」に到着した。
ここは「熱帯雲霧林」という独特のジャングルが広がり、400種類もの鳥類が生息していて、古代マヤの聖鳥だった「ケツァール」がいる野鳥愛好家の聖地だ。管理は民間団体で管理している自然保護区なのだ。
1951年に自由を求めてアメリカからやって来たクエーカー教徒が住み着いたのが最初で、1/3を開発しないで残す事にしたのが現在の自然保護区に発展した。現在は入場料と寄付金によって、11000haの林が管理されているという。

「ハミングバード」ギャラリーはこじんまりした建物だった。その軒先には、甘い蜜を入れて「ハミングバード」を誘う蜜台が幾つも下げられ、そこに入れ替わり立ち替わり蜜を吸いに「ハミングバード」が来ていた。

この「アメツバメ目」の鳥は、蜂の様にブンブン羽音を上げて飛ぶので「ハチドリ」とも言われ、体が小さく体重は2~20gしかない。毎秒55~80回の速度で羽ばたきながら空中で静止して花の蜜を吸う特技を持つ。蜜を吸う特定の花に合わせて口ばしの長さや曲がり具合が進化している。足は退化していて歩けないらしい。

心拍数は毎分1260回と多いが、睡眠時は50~180回に低下する。体温も18~40℃と変えられる。
孵化後1年以内に死ぬ個体も多いが、それを乗り越えると10年生きる個体もあるという。
実際に見ていると、とに角動きが素早くセワシナイので、写真を撮るのに一苦労した。


 (ムラサキケンバネハチドリ。羽ばたいているのが分かるだろうか。この種の口ばしは少し曲がっている) 



 
 (エメラルドハチドリ。緑色が綺麗)

このギャラリーを領域にしているらしい灰色の「ハナグマ」が3匹現れ、ゴソゴソと動き回っていたが、1匹がかなり重い台によじ登ろうとして台を倒してしまい、危うく下敷きになったら大怪我を負う所だった。
私が「ハナグマ」を初めて見たのは、「イグアスの滝」を見に行ったアルゼンチン側だった。そこの「ハナグマ」の毛色は茶色に近かったが、食べ物を見つけると人間のバッグや持ち物に飛びついて取って行く姿を見た。彼等は集団で、人も恐れずに悪さをするのだ。





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「中米コスタリカの旅」(3)

2018年03月05日 | 海外旅行「中米」コスタリカ・メキシコ

≪「タルコレス川リバークルーズ」で鰐や珍しい野鳥に出会う≫

「コスタリカ」の日本との時差は-15時間なので、往路の日の21日は「24時間+15時間=39時間」ととても長い一日だった。
その一日目は、早朝に家を出て新千歳空港に向かってから、「成田空港」⇒「メキシコ」の「メキシコシティ空港」⇒「コスタリカ」の首都「サン・ホセ空港」と移動し、サン・ホセのホテルに着いた時には、ようやく日が変わって22日の午前2時になっていた。

3時頃就寝し、8時のモーニングコールで起こされ、朝食を採ると間も無く10時にバスで2時間の「タルコレス」に向った。
「タルコレス川」で待っていたボートに乗り込んだ。結構幅が大きい大河の様だったが、乾期なので水深は浅かった。
約1時間、リバークルーズを楽しんだ。行き交うボートは、やはり同じ様に観光客を乗せていた。
ボートの上から、遠くの木々に止まっていて、しかも動き回る野鳥を写すのが本当に難しかった。
ピントを合わせた途端に相手は飛び去ってしまう経験を何度もしたが、こればかりは仕方が無い事だった。
また新しいカメラは40倍ズームだが、ズームを大きくするほど僅かな手ブレも大きくなるので本当に難しかった。
しかし、何とか撮った写真を掲載する。(?印は、名前が判明しないもの)



          


    (アメリカ鰐)
          
             (アメリカ鰐。体長2mはあった。頭は左手前の水中だ)


    (カッショクペリカン)
          


    (ダイサギ)
          
            (猛禽類 クロノスリ?)

    (猛禽類 ミサゴ?)

          
            (グンカンドリ)

    (イグアナ。体長80cm以上ありそう。こんなに大きいイグアナは初めてだった) 
          

       
           (カワセミ?)
    
その後、冷や冷やするような未舗装の細い山道をバスは3時間半かけて110km離れた「モンテベルデ」へ移動した。
標高1800mあるという地域の古い簡素な木造の山小屋に泊まった。
部屋には昔風の裸電球が1つついていただけで薄暗く、また、隙間風が吹き付けて、カーテンが常時揺れていた。更に暖房が無いので、寒く、シャワーなど全くする気になれず、そのまま冷たいベッドに潜り込んだ。

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「中米コスタリカの旅」(2)

2018年03月04日 | 海外旅行「中米」コスタリカ・メキシコ

≪成田空港国際線の「カードラウンジ」初体験≫

年末にカード会社のカード付帯サービスを色々と調べる機会があり、年会費が安い割りにそれなりの旅行保険が付いていて、さらに空港で国際線の「ラウンジ」が使えたり、成田空港からスーツケースを1個、無料で宅配できるというメリット付きのカードがあるのを知った。

それで早速、その「ANAアメリカンエキスプレス」カードに入会した。
2週間ほどでカードが届いた。使用する銀行口座を提出した。

今回は、朝、新千歳から羽田に行き、リムジンバスで成田空港に向ったが、まだ旅行会社の受付窓口は閉まっていた。
そこで「カードラウンジ」を探して行って見た。出発階のもう一階上だった。

カードを提出すると、同行者1名も入室できる。
受付で「アルコール1杯サービスします。」と言われたので貰った。つまみの「柿の種」も用意されていた。
椅子はゆったりしていてリラックスできた。
無料のコーヒーや紅茶もあり、朝、自宅で読めなかった新聞も読んだ。

寝ている人も数人いた。羽田空港には24時間利用できる「ラウンジ」もあるらしいので、成田から早朝便で出かける場合にはわざわざホテルを予約しなくてもいいかも知れない。
仕切りの向こう側には、インターネットをする人の空間も作られていた。


         (各種ソフトドリンクサービス)           
             
帰国時、飛行機が「成田空港」に着いたので、緊急に必要な荷物以外を「スーツケース」に入れて、無料の宅配便に出した。20kg近い荷物1個が無くなったので、凄く楽に帰宅できた。
今後の事を考えると、「羽田空港発着」の海外旅行も増えているので、カード会社には「羽田空港」からの無料宅配サービスも検討して貰いたいものだ。

私は100回以上も海外旅行をして来ながら、こんな有益なカードがある事に何故今まで気がつかなかったのだろうと後悔している。
もう後、何回旅行できるか分からないが、せいぜい有効に使いたいと思っている。


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「中米コスタリカの旅」(1)

2018年03月01日 | 海外旅行「中米」コスタリカ・メキシコ

≪常春の国「コスタリカ」は遠かったが、動植物が実に豊かだった≫

先月21日~28日まで、「コスタリカ」を旅行して来た。
先ず印象的なことと言えば、遠い国なので飛行機の搭乗時間が凄く長かった事だ。(成田空港から中継空港の「メキシコシティ」までは、行きが12時間15分、帰りが14時間35分もかかった)
そればかりか「メキシコ」から更に南の国「コスタリカ」への乗り入れ便が数がないので、往復便とも「メキシコシティ」の空港でそれぞれ7~9時間待ったが、その間外へ出ることもできず、ぶらつく場所も限られていて辛かった。予め持参した文庫本を読んだり、同行者とお喋りをして過した。

長時間の飛行では、搭乗する飛行機が問題になる。今回は、成田~「メキシコシティ」間の飛行機が「全日空ANA」だったことが功を奏してくれた。
私の座席はいつも通りの「エコノミー席」だったが、前後の間隔が比較的広めで楽だった事と、機内食がなかなか工夫された内容で美味しかった。
今まで以上にこれからは、搭乗する航空機を選んだ旅行になるかも知れない。
次は、飛行機の座席前部の刻々と変る「フライトマップ」をカメラで写した写真だ。下の写真には「コスタリカ」は写っていない。



                         
「コスタリカ」は、「メキシコ」を除く中米7カ国の1つで、北は「ニカラグア」、南は「パナマ」に挟まれている。
赤道よりも北半球の北緯8度~11度に位置し、面積は日本の四国と九州を足したそれよりも少し大きい国で、人口は489万人である。
かって「スペイン」に支配されていた歴史から、公用語はスペイン語、宗教は85%が「カトリック」で14%が「プロテスタント」である。

また、赤道に近い国と言っても、山岳地系が多く、首都「サン・ホセ」は標高1100m、「ハミングバード」を見たり、「つり橋ウオーク」をした「モンテベルデ」は標高1800m、幻の鳥「ケツァール」探しをした「サン・ヘラルド・デ・ドータ」は標高2400~3000mの場所だから、「常春の国」なのだ。しかし、紫外線は強く、数日間だったが大分日に焼けた。「オーストラリア」以降にできたシミが気になっていたが、今回更に濃くなった。 
雨期(5~11月)、乾期(12~4月)の違いはあるが、気温的には年中、快い気温で過せる国だ。(カリブ海沿いの町は、やはり年中蒸し暑いらしい)

そんな国に、地球上の生き物の5%が生息していると言われ、「動植物の楽園」と言われている。

また、「国家が国民に幸せを提供できているか」というイギリスの研究機関の調査では、世界一の国だ。
その主な理由として上げられるのは、1948年の憲法改正で「軍隊を持たない世界唯一の国」を宣言した事が大きい。軍備に使う財政は、皆、国民の福祉、教育、生活向上に当てられ、かっての中米一の最貧国から脱出し、比較的裕福な国になったのだと言う。

そんな「コスタリカ」に、最低気温-8~-12℃の日本の「北国の町」から脱出して行って来た。
明日から「コスタリカ人気質」に見習って、ゆっくりと報告記事を書く予定だ。
2月末ながら、薔薇やブーゲンビレア、日本の春の花などが咲いていた。                       

 

                      




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