ついに
、いつものように独断と偏見の感想をアップすることになりました。
1.羊のドリー1997年にネイチャーで発表されたイギリスのクローン羊。6歳の羊のDNAを使って誕生したドリーは、誕生した段階で既に老化している6歳の状態であったらしい。どう捕らえるんだろう?この曲。何度か聴いてみたいとは思わず。
2.前兆(まえぶれ)
環境破壊による生態系破壊を歌っているのか?乗りは良い感じですね。「誰の警告?」ってというあたり、好きです。
3.青のレクイエム
これ、先行シングルだったんですね。(宮崎あおい主演映画「初恋」主題歌)紛れもない失恋の歌です。歌詞は、ありふれているかもしれませんが、歌は元さんならではって感じです。PianoはkyOnです。
4.詠み人知らず幻想的な印象。「あなたはわが魂の愛」というゲール語も入っている。聴き応えあります。
5.はなだいろ(ハナダイロとは、漢字表記で縹色。洋名:サファイアブルー
空、海、地球の青の色を意味し、平和をイメージさせるものといわれる。
争いの絶えない世界に対し、「ハナダイロ」=「平和と調和を」というメッセージを込めたアルバムです。)という公式HPの紹介。
ポップな曲。歌詞を噛締めながら聴けるようになるには、ちょっと時間がかかるかな?あこがれがキーワードかな。
6.春のかたみ松任谷夫妻の曲。プロデュースが良いと思います。このアルバムにマッチしている曲ですね。儚い女性の一瞬の恋愛感情を歌っているけど、どう受け取るかはリスナーしだいかな。あ、これも先行シングル曲だったんですね。
7.蛍(つゆ)草(くさ)の夜
露草ではなく蛍の草、愛おしい人の不在に慣れるために、虫かごの蛍が草を照らして群青の空に舞うのを見ている自分。人は耐えなきゃいけない時に何かを求めているという感じが出ている。
8.恐竜の描き方
何と言うタイトル!誰しも得体の知れないものを抱えていたり、知りたいと思ったり…この上田現という人は、「羊のドリー」「祈り」の作詞・作曲をした人でもあり、ちょっと不思議なタッチです。
9.黎明(れいめい)
HPに「一行目の歌詞が抜けています」と初回限定盤の歌詞カードに不備ありです。勿論、僕のもです。スガシカオのコーラスが入っています。ガット・ギターが良い効果です。夜汽車という歌詞は現代にマッチしないかな。
10.甘露(アムリタ)明るい曲。比喩が多くて、一度聴いて理解できるとは思えません。聴きこめば良い感じだと思うのですが…
11.祈り
Steel panの音が印象的。言葉では上手く表現できないけれど、抱きしめたり、歌っててあげる。そういう母性本能的な歌かな?
12.語り継ぐこと
イントロから何かが始まる期待感を感じる。これも先行シングルですね。
スキマスイッチの常田真太郎プロデュース。佐橋佳幸、山本拓夫とホーボーキングのメンバーも参加。これは、守り伝えるという意思がみなぎる強い曲。ぐっと来ます。
13.死んだ女の子(初回限定ボーナストラック)
はっきり言って、この曲狙いで買ったアルバム。Alva notoとのイタリアでのコンサートは教授の急病で中止になったというニュースを知っているのですが、教授が大変なことになっているとかで、詳細は発表されず…実は心配しています。まだまだ僕には彼の紡ぎだす曲が必要なんです。
この曲のイントロから 「忘れるなよ」 という印象的なアプローチ。去年、広島の原爆ドームの前で教授と元ちとせがコラボライブをやったのを(テレビですが)生で見ていました。
元さんの声はやはり独特で、このアルバムではじめてじっくりと聴いてみたのですが、聴きごたえのあるミュージシャンだなと思いました。
生で聴くとその凄さが一番伝わるだろうな。