存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

大友良英presents 武満徹の“うた”

2021-08-16 23:06:15 | 青葉市子

2021,8,15 21:00放送予定が8,16 0:10に変更となって放送された。

武満徹
(たけみつ とおる、1930年〈昭和5年〉10月8日 - 1996年〈平成8年〉2月20日
が亡くなって、立花隆が『武満徹・音楽創造への旅』を2016年に出版し、その立花隆も亡くなった。
坂本龍一が学生の頃に、武満徹を批判するビラを撒いていたら、武満徹さんが直接話をしに来た。
という話を思い出しながら、この番組を見ていた。

大友良英
(おおとも よしひで、1959年8月1日-)
横浜市生まれ、福島県立福島高校、明治大学

教授(坂本龍一)と311以降の活動で共演するなど、NHKでも即興演奏したり。
大友良英のアルバムも何枚か買って聴いて来た。
朝ドラ「あまちゃん」の作曲でも有名。

今回、学生時代に憧れだった武満徹の作品を、当時のまま演奏するのではなく、武満さんの姿勢を持って今の音楽を奏でたい。
時には武満の楽譜を直接見て、編曲したり。
武満徹の音楽活動は多岐にわたっているが、その中でも映画音楽は、多くの人とコミュニケーションを取りながら仕事をするので、自分とは違う価値観を持った人たちと仕事をするので、それまで知りえなかった自分が見えて来たり、時には才能を伸ばしてくれる。現代音楽みたいな表現がされて、頭が痛い、難しくて理解しがたい音楽をやってるようなって、あまり聞いてもらえたりはしないけれえど、映画音楽は、皆さん、そういう風には聞かないで、作った音楽を聴いて下さる。だから良かったという。
大友良英が武満徹の映画音楽で感動したのは『怪談』というお化けが出てくる映画。当時、どうやって音を出していたのかがわからないけれど、効果音としての音をワクワクして聴いていたとのこと。
武満が審査員をしているコンテストに応募したという、TVモニターを並べてノイズを出すという作品。武満さんに自分のことを知って欲しい、という一心で応募していたとのこと。そしてミュージシャンになって、武満徹から「会いませんか」と声を掛けてくれた。とのこと。
大友君はターンテーブルをやってるんだよね。僕も既にやってるんだよって、お店に入る前の歩きながらの話の中で、そういうことも言われて、負けず嫌いな人なんだなーって思ったとのこと。

今回の番組は、素晴らしいヴォーカリストたち
演奏家たち。
編曲は大友良英がしているけれど、道筋みたいなものを作ってはいるが、その場でミュージシャンたちの意見を取り入れ、決めずに演奏を任せてしまったり、即興でやるんだけれど、みんなの演奏を尊重しあって、その場で作っていく。

コトリンゴがナレーター

「小さな空」コトリンゴ

「めぐり逢い」二階堂和美

「うたうだけ」青葉市子

「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」原田郁子

「死んだ男の残したものは」七尾旅人

「翼」浜田真理子

素晴らしくて、録画したのをまた見直したい。
七尾旅人がギター弾き語り。大友良英がギブソンのエレクトリック・ギターをU字型のネジ巻きのような線が表面にある工具で弦を擦ってノイズを鳴らす。反戦歌に強烈な表現となった。

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