日時:2023年12月24日(日) OPEN 16:00 / START 17:00
会場:大阪市中央公会堂 中集会室
久しぶりに市子ちゃんのライヴ
今回は、恩人とも言えるかけがえのない存在であることを以前から話をしている七尾旅人との魅力的なライヴ
チケットが手に入って、とても楽しみにしていた。
会場の段取りは悪く、整理番号順に並ぶ場所の案内もなく3階まで上がって探す人たちに外に出て待てと指示があった。
晴れてて良かったけど、外で待たされて、また階段をぐるぐる3階(なんかもっとあったような)まで上がって入った。
大阪市立中央公会堂は歴史的な建築物で1918年(大正7年)11月17日 に開館。国の重要文化財でありながら、ホールは現役で利用されている。谷村新司がライヴしたこともあって、彼にも思いをはせながら歩いていた。ウェディング用の撮影も行われていて、友人が撮影していたアーティスティックな写真を思い出していた。
外では12月14日から25日に中之島で開催する大阪光のルネサンスのマルシェ
で人の往来も多かった。クリスマス・イヴで人出は多かったかな(笑)
中集会室の入口には市子ちゃんが描いた上のフライヤーが貼ってあった。
中集会室(MAX500名)に入ると、物販を横目に自由席なので、なるべく中央で二人の表情が見えそうな席を確保できた。
トイレは事前に行って、3時間くらいは大丈夫な体調にしていた。正解!
17時には市子ちゃんはステージの席で音を調整していて、不意に始まる。
クラッシックギター
声のニュアンス
口笛
曲名は定かではない
市子ちゃんは10曲ほど 4~50分
クラッシックギターだけではなく、電子ピアノでも弾き語り。これは初めてかも。
途中、トイレに立ったりは自由にして下さい。その辺を動き回っていても大丈夫ですし、何ならその辺に寝転がって寝てても大丈夫ですよ。
こういう感覚は青葉市子ならでは。
DAWN IN THE ADAN
Porcelain
七尾旅人のカヴァー
月の丘
もしもし 映画「こちらあみ子」の歌
七尾旅人のカヴァーと今適当に作った歌を混ぜて歌いました
など
何度も涙が溢れて来た。毎回、感動するけれど、魂が浄化されていきました。
幸福感に包まれた夢の世界にいるんじゃないか
ふっと自分を忘れていた。
MCでは10代で音楽で生きて行くと決めて活動し始めた時に、同年代は学生だったりして、いなくて、そんな時
10代で早くからデビューしていた旅人さんが、声をかけてくれて、当時は気持ちが詰まる時もあったんですが、「市子、腹は空いてねえか、ちゃんと食べてるか?」と声をかけてくれて、食事を奢ってくれたり。旅人さんのアルバムは何度も何度も聴いて、旅人さんがいなかったら、今の私はこうして活動していなかったと思います。
私には4つ下の妹がいるのですが、長女として育っているのが出る時があるみたい。小さい頃、どんなことを考えてたかなって思い出してたら、「お兄さんが欲しい」って両親に言ったことがあったと思って、そんなお兄さんのような存在が旅人さんです。
「今日は盛沢山だから、一旦私は終わって七尾旅人さんです」
走ってはける市子ちゃん
MCから始まる。
反転照明はお客の顔が見えないから嫌だ。
僕と市子くらいですよ。お客さんの表情を見ながら演奏するの。ステージの上ではミュージシャンは客席の様子はほとんど見えてないです。
市子の話を聞いていて、涙腺が緩んで歌えない。実の妹みたいな存在で、特別な人なんで、青葉市子にさっきみたいに言われて、優越感に浸っている。今日は凄くいい日だ。市子と今日できて良かった。いや、市子じゃないと今日はダメだったかも。
実は、4日前に大切な友人が亡くなってしまって、うつ状態なほど気持ちが沈んで。明日、お通夜、明後日お葬式。ご家族に頼まれてお葬式で歌うことになったんだけど、それが今年最後の演奏みたいになるんだけど、今日が心が通わない演奏ではなくて、本音で語ることができる市子とできて良かったです。
クリスマスイブになった時間に今日書いた新曲(亡くなった友人の歌)「君がいなくなった街で」
出来立ての新曲
歌詞を聴いて涙が浮かんできた。本当、自分の親しい人が亡くなって辛い思いをしても、坂本龍一が亡くなってメディアでは情報が流れて来ても日常の世界では、
まるで何事もなかったかのように
街は動き出して
パレスチナについての新曲「Two Palestinians」
イスラエルの非道な現在進行中のアパルトヘイトやジェノサイド、植民地主義の残滓みたいなもの
この時間では語り切れないけど、イスラエル市民がスマホのアプリでパレスチナ人にカメラを向けると、個人情報がそこに出てくる。
パレスチナで起きていることに、根深い前から起きていることに多くの人に関心を持って欲しい。欧米諸国は何も言えないけれど、アジアの日本だからこそ言えることがある。
ストリッパーのお姉さん
さっき市子が飯を食わせてもらったって言ったけど、そんなことしてないんだけど、逆にお握りを貰ったことがある。
高知から10代で上京して暮らしてた雑居ビルで、唯一僕に声をかけてくれた人が、隣に住んでいたストリッパーのおそらく10歳くらい年上のお姉さんで、時々すれ違った時に声をかけてくれて、「ダサい服着てるね」って弄られることもあったんだけど、「ちゃんと食べてるの?」って言ってくれたことがとても嬉しくて、市子に同じことをしてただけなんです。
トレシー・チャップマンの「FAST CAR」を日本語歌詞にして歌う
1980年代の後半にフォーク・ギターを抱えて現れた黒人女性シンガーで、当時は、そういうジャンルをやることも意外な感じだった。
歌詞の内容は、付き合っている彼氏か、さっきのパーティーで知り合った男の子か相手はわからないけれど、その男の子の乗っている速い車に乗って、ここから出て行かない?そこから新しく始めることができると思うの。母は蒸発していないし、父は飲んだくれて何もしないから、自分が学校にも行かずに家のことをしていたけれど、好転することはなく、何のために生きているのか。そういう状態から、速い車に乗って郊外で一緒に新しい生活を始めたら。
そして一緒に速い車に乗って郊外で暮らすんだけれど、その男の子は飲んだくれてしまって。
歌詞が私たちが速い車に乗って ではなく、一人称に変わる。
希望を持って歌う曲なんだけれど、どこか、それだけではないものもあって、2時間くらい映画の内容を5分くらいの歌にしてて、是非、日本語歌詞をつけて歌いたいと前から思っていて、それを歌います。
市子ちゃんが再登場して、20分くらいの休憩するんだけど、せっかくだし、演奏してる方が良いだろうって思うので、トイレ行きたい人は、遠慮なく退席して下さい。周囲の人、スタッフの方々、調子が悪い方もいたら、助け合って宜しくお願い致します。この難局を乗り切っていきましょう。
市子ちゃんが現れて
どこにいたの?
客席のほうでリラックスしていました。そのへんに寝転んだり。
演奏が始まって
七尾旅人は、何をやるのか全く聞かされてない(笑)
みなしごの雨(旅人と)
おめでとうの歌(七尾旅人にむけて)
エンゼル・コール
まほろぼしや
この曲も好きで、聴きたかったので、二人の演奏は感動ものだった。
サーカスナイト
七尾旅人が次は何をやろうか?って見ると、市子ちゃんがギターで音を出して、どうかなって、じゃあって出したイントロで
やって欲しいって願ってたら、始まったサーカスナイト。やっとこれを二人揃って聴くことができて感動していた。
しし座なんだけど、あと3日遅れたら おとめ座だった。僕はおとめ座が合ってる。未熟児だったから、お母さんにもう少し出すのを遅らせて欲しかった。市子は?水瓶座。
犬の鳴き声
今回はリハ・スタジオを借りてリハしてて、せっかくなので、二人で曲を作っても良いなってなって
市子の詩に俺が曲を書いて、まだ完成してないんだけど、演奏します。
いつか、みなさんに、ちゃんとしたものが提供出来たら良いなって思っています。
ということでタイトルもない曲を演奏
アヴェマリア
ローリングローリング~クリスマスメドレー
ヘヴンリィ・パンク:アダージョの歌詞カード(一枚物)を摘まんでひらひらさせて
これを東京のグルグル回る電車に何周も回りながら、CDを聴きながら何度も歌詞を読んで生きていました。
アンコールが終わって、会場のステンドグラスや照明や飾りを写真に収めるひとや、ステージを撮影する人。
歌詞の紙が足元に散らかってるのは相変わらずでホッとしたり。
3時間少し超えるくらいの良いライヴでした。
有難う
七尾旅人、青葉市子
また一緒にやってね
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