先日製材してもらった板を乾燥させるため三角形に組み込んだ。子供の頃に良く見かけたこの風景を見るのを楽しみにしていた。
昔は自分の家で木材を用意し、家を建てる人が多かった。今は、自前のものを使うと、逆に建築費が1.5倍から2倍になるらしい。外材の既製品を使った方が安く済むのだ。そんなことから、この風景は田舎でも殆んど目にしなくなったのだ。
当時は新築ラッシュだった。建築中の家に五色のノボリが掲揚されると、上棟式の餅撒きがある合図だ。戦後のベビーブーマー達は、いつも飢えていた。上棟式の餅撒きには群れを為して集まり、先を争そって餅を拾いあった。時には、お金(5円、10円の硬貨)まで撒かれる時もあり、目の色を変え奪い合うような拾い方だったように記憶している。

この辺では、上棟式などとハイカラな言葉は使わず、「タデメ」(建前)と言った。
「今日は何処そこでタデメだっつよ!」との情報があると、五色のノボリを頼りに結構遠くまででかけたものだった。
オジサンが清く貧しく逞しかった時代の懐かしい思い出だ。
昔は自分の家で木材を用意し、家を建てる人が多かった。今は、自前のものを使うと、逆に建築費が1.5倍から2倍になるらしい。外材の既製品を使った方が安く済むのだ。そんなことから、この風景は田舎でも殆んど目にしなくなったのだ。
当時は新築ラッシュだった。建築中の家に五色のノボリが掲揚されると、上棟式の餅撒きがある合図だ。戦後のベビーブーマー達は、いつも飢えていた。上棟式の餅撒きには群れを為して集まり、先を争そって餅を拾いあった。時には、お金(5円、10円の硬貨)まで撒かれる時もあり、目の色を変え奪い合うような拾い方だったように記憶している。

この辺では、上棟式などとハイカラな言葉は使わず、「タデメ」(建前)と言った。
「今日は何処そこでタデメだっつよ!」との情報があると、五色のノボリを頼りに結構遠くまででかけたものだった。
オジサンが清く貧しく逞しかった時代の懐かしい思い出だ。