先日の「直売所研究会」で米作農家の所得を時間単金で換算した場合256円になることを知った。
オジサンが脱サラして就農した時、サラリーマン時代の習性で時間単金がどれぐらいになるかが気になり、得意のドンブリ勘定で推測した時は100円程度だったから当たらずとも遠からずだった言える。
二年目からは「時間単金」なる概念は農業には不向きで、そもそも稼働までコストとして捉えたら農業は成り立たないと思うようになり、時間単金の概念は封印してしまった。
ただ、農業の魅力をお金以外に求めている我々の場合はそれでも良いが、これから専業農家として自立しようとしている若い人達にとってはそういう訳には行かない。
たとえ256円が倍になったとしても岩手県の最低賃金にも及ばない状態では誰も農業をしようなどとは思わないのは至極当然のこと。
だからと言って農家の所得を最低賃金並にしようとしたら米や野菜の小売価格が現在の倍以上に値上がりしてしまう。
食糧自給率向上には理解を示すものの、米や野菜の「価格が上がる」ことには反対というのが大多数の消費者の素直な気持ちだと思われる。
このような問題をクリアして「再生産可能な価格」にしない限り、日本の農業は女性や年寄りの「小遣い稼ぎ」の域からいつまでたっても脱却できず、今後とも食糧自給率は低下の一途を辿るに違いない。
今日は久し振りに温かい一日となった。
続いていた朝の降雪も無かったので、方角によっては根雪が見えない景色も見られるようになって来た。
オジサンが脱サラして就農した時、サラリーマン時代の習性で時間単金がどれぐらいになるかが気になり、得意のドンブリ勘定で推測した時は100円程度だったから当たらずとも遠からずだった言える。
二年目からは「時間単金」なる概念は農業には不向きで、そもそも稼働までコストとして捉えたら農業は成り立たないと思うようになり、時間単金の概念は封印してしまった。
ただ、農業の魅力をお金以外に求めている我々の場合はそれでも良いが、これから専業農家として自立しようとしている若い人達にとってはそういう訳には行かない。
たとえ256円が倍になったとしても岩手県の最低賃金にも及ばない状態では誰も農業をしようなどとは思わないのは至極当然のこと。
だからと言って農家の所得を最低賃金並にしようとしたら米や野菜の小売価格が現在の倍以上に値上がりしてしまう。
食糧自給率向上には理解を示すものの、米や野菜の「価格が上がる」ことには反対というのが大多数の消費者の素直な気持ちだと思われる。
このような問題をクリアして「再生産可能な価格」にしない限り、日本の農業は女性や年寄りの「小遣い稼ぎ」の域からいつまでたっても脱却できず、今後とも食糧自給率は低下の一途を辿るに違いない。
今日は久し振りに温かい一日となった。
続いていた朝の降雪も無かったので、方角によっては根雪が見えない景色も見られるようになって来た。