晴耕雨読

就農する際の理想は「晴耕雨読」だったが、実際は慣れない百姓仕事に追いまくられ「晴耕雨耕」の毎日となり、この三年間は殆んど読書が出来ず、読みたいと思って買った本は開かれることも無く「積ン読」状態となっていた。
四年目に入った今年になってようやく読書ができる気持ちの余裕を持てるようになったので、重ねていた本を一冊ずつ取り崩し始めている。
そんな気持ちの余裕が出来たのは、忙しさが緩和されたためではなく次にすべき仕事が見えるようになったことが大きいと思っている。

夫婦二人の仕事場となる「舞台作り」は昨年までで打ち止めとし、これからは出来上がった舞台での「演技」に磨きをかけたい。
良い演技をするためには小説を読んだり映画を観たりする「情操教育」も必要なことと都合よく解釈している。


(今日の雨で田んぼの雪も大分消えてきた)

今日は一日中強めの雨が降り続いたので、産直への出荷を終えた後はノンビリと読書としゃれ込んだ。
午後はホームシアターで先日BSで放送されたスペイン映画「海を飛ぶ夢」(2004年アカデミー賞外国映画賞受賞)を二人で鑑賞した。
尊厳死をデーマにした実話で出演者の演技が光るいい作品だった。