安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
加工室の利用は朝夕のみなので、ストーブの薪の消費量は母屋とは桁違いに少ない。
しかし、ヘソ大根作りが始まると「皮むき」や「串差し」の作業場所となるので一日中ストーブが
必要となる。
加工室用の薪は、背中合わせになっている駐車場の軒下に並べているが今月に入って急に消費が
激しくなり、秋に用意していた分は完全に底を突いてしまった。
丁度、ヘソ大根用の干し場を追加する必要があったので、「これ幸い」に薪置場に残していた
右半分の更にその半分を加工室用に移動した。
今季分は、これで十分に間に合うものと思われる。
法務局に行く前に、ネットで調べたり友人のO君(仙台在住の家屋調査士)にアドバイスを
貰ったりしながら申請書を作成した。
それでも水沢支局の相談コーナーでは以下の修正を求められた。
➀地目変更の所定の様式は法務省のHPからダウンロードできた。
➾結局、用意した申請書は廃棄し、窓口の備え付け様式に「手書き」することになった。
一枚の様式に丁度三筆分記載出来た。
②申請書副本は不要(申請書は今は一部でよい)
③所在地を示す地図は「住宅地図」をコピーして添付する。
➾一~二週間内に「現地調査に入る際に利用する」とのこと
④登記済通知書を郵送して欲しければA4版の入る封筒に430円の切手(簡易書留)を貼付して
用意すること。
(今回の地目変更で一番小さい土地だが、雪で覆われていて広狭が判別できない)
しかし、いずれも窓口で対応可能な指摘だったので無事に申請を済ませ、片道一時間もかかる
行程を二往復せずに済んだ。
しかも、不動産の所有権移転登記のように高額な登録免許税(課税標準額の1000分の20)は
不要で、手数料はナント「無料」だった。
例年なら年末に済ませる鶏舎の掃除を兼ねた「堆肥出し」が遅れている。
堆肥はスブレッダーで散らすのが理想だが、年末の積雪以降はスリップ等が怖くてチャンスが
無かった。
しかし、プール栽培の予定を変更しハウスでも野菜を作ることになったので、三号と四号ハウス
については運搬車で運び、トラクターで梳き込んだ。
梳き込んだ堆肥は春まで土の中で熟成し、野菜作りに最適な環境を作ってくれるに違いない。
(四号ハウスの左半分には収穫前の野菜が残っている)
それでも堆肥搬出が終わったのは鶏舎四部屋中の一部屋のみ。
残りは雪の解け具合を見ながらチャンスを窺う。
その時に備えスプレッダーを牽引したトラクターは屋外で待機したままとなっている。
山林を伐採して畑に変えた土地の「地目変更登記」をして「耕作証明」や「作付計画」に
反映させる必要があるため申請手続きの準備を始めている。
(地目変更予定の土地も今は雪の下)
不動産の所有権移転登記は、司法書士に依頼することなく自前で行い、既に何度が経験している。
地目変更は初めてだが「権利の移転」が伴う訳ではないので比較的簡単な登記申請で済むようだ。
しかし、これまでは一関に法務局があったので申請書類に不具合があっても再提出が容易だったが、
今は奥州市に統合されている。
事前にネットで申請書の書き方や必要書類をチェツクし、「再提出」とならないようにしたい。
水稲苗をプール栽培にするか否かは我が家にとって「古くて新しい問題」となっていた。
毎日の水掛けが省略できるのは魅力だが、育苗が済むと残り10カ月余は「ハウスと農地が遊んでしまう」
という難点があった。
決断出来ずにいたが、体力の衰えを考慮し、今年からプール栽培に切り替えることに決め、3月になったら
ハウスの中を均平にする作業に着手する予定だった。
(先日、薪小屋から裏の軒下に移動した薪)
ところが、ここに来て、冬場にホウレンソウ以外の葉物野菜を出荷出来ないのは「産直農家として寂しい」
と気持ちが揺らぎ始めた。
そこに、現在リハビリ中の息子から「春になったら、水掛けぐらいは出来るかもしれない」という申し出が
あって、急転直下、プール栽培はまたしても「先送り」となった。