今季こそ史上初のJ2参戦となっているものの、かつての黄金期にはJ1制覇3回、天皇杯優勝1回という名門中の名門・ジュビロ磐田。J2に降格といっても、戦力としてはJ2レベルのそれを遙かに上回っていることは厳然たる事実であって。
先に発表された6月に行われるブラジルW杯の代表に、DF伊野波が選出されたことも記憶に新しいところ。予備メンバーに選出されたDF駒野、外れはしたものの選出されてもおかしくはなかったFW前田、元代表・海外経験も豊富なMF松井と、まさに超J2級の規格外クラブ。ここまでは8勝3分け2敗、ものすごい連勝街道驀進を続ける湘南の後塵を拝するかたちにこそなっているものの、それでも1年でのJ1復帰を疑われない状況で2位。
対して、カターレ。ここまでわずか1勝にとどまり、現在3連敗中。今なお未勝利の讃岐が下にいるだけで、本来ならばぶっちぎりで最下位でなくておかしい戦績です。
たまたま上のクラブがいるだけで1位でおかしくないクラブに対し、たまたま下のクラブがいるだけで最下位でおかしくないクラブの対戦。月とすっぽんどころじゃない、おなじJ2というカテゴリにいるのが不思議、という取り合わせやもしれません。
ごく一般的な見方をしたならば。
あるいは、勝負ですらないかもしれません。ただ、ジュビロが何点獲るか、前田ら期待されている選手が活躍できるかだけが見所の、ジュビロが勝って当然、カターレにとってはいつも通りの敗戦という、それだけの試合―――そんなふうに思われている可能性が高い、ではなく、傍から見ればそうとしか考えられないのではないかと。
しかし。
たとえジュビロにとっては雑魚を蹴散らすだけの試合だったとしても。カターレにとっては、相手が強豪であろうが何であろうが関係ない。勝たねばならない試合であることに、なんら変わりはないのです。
勝ち目がないとか連敗中なのにとか、そんなことはこの試合そのものには関係ない。
むしろ、ピンチはチャンス。
勝ち目が薄い強豪であるからこそ、勝って得られる自信と経験値は跳ね上がるというもの。ならば、万難を排して遮二無二勝ちにいく以外に、必要なことなどありはしません。
ここまで8得点を挙げている前田をはじめ、攻撃陣の脅威を防ぎきらないことには勝利は遠いでしょう。また、これまでのように相手にとって決めてほしい選手のゴールで勢いづかせてしまう一方、こちらは意気消沈して反撃もままならず、という展開を繰り返すわけにはいかないのだから。
前節にしても、気をつけねばならないとわかりきっていたはずのセットプレーで失点、明らかに勢いづかせる一方でガックリ、というこれまで通りの展開でした。ジュビロはセットプレーも強力。それに屈していたのでは、やはり勝てない。たとえ強力な攻撃にさらされても折れることなく、守りきる姿勢がなによりも肝要です。
むしろ、強力攻撃陣であるからこそ。それを阻止すること、無失点に抑えることが自信につながることを念頭に置くべきであって。開幕戦のスコアレスドロー以来、12戦連続で失点中。そんな悪癖を、ここで絶てと。むしろ、「あのジュビロから無失点」という勲章を掴めと。リーグワースト級の失点チームであっても、真摯にがんばりを見せたならば報われるということを、結果で示してほしいです。
リーグワーストの得点である攻撃陣の奮起無くして勝利無し。
前節、今季2得点目を挙げた中島ですが、微妙な判定からのPKでは、納得もしていないでしょう。ならばどうするか?決まっている。ホームのファン・サポーターの期待に応えるゴールを、強豪相手にも決められるところを、しっかりと示す。これしかないでしょう。
その中島ですが、相手の元日本代表・松井大輔には、思うところもあるではないでしょうか。「いずれヨーロッパに移籍し、世界一のプレーヤーになる」という目標を公言している中島。今はまだ経験の浅い彼にとって、松井は実際にヨーロッパサッカーを経験してきた先駆者。経験に裏打ちされた説得力が違います。
ならばこそ。サッカー選手であるならば、そのプレーぶりで認めさせるしかない。単なる妄言でないことを示さねばならない。覚悟を示さねばならない。そんな試合でしょう。
そして、まさに当日18日に誕生日を迎える白崎にも、バースデーゴールの期待がかかります。
ジュビロの力は、紛れもない「本物」。それに相対することができる経験を、最大限に活かさねば。
昨季、同じく本物の強豪として対戦したガンバ戦でゴールを挙げてみせたように。あのときも、掛け値なしに強い相手であったからこそ得たものも大きかったことでしょう。
全力をもって挑むよりほかない相手。半端な気持ちでは勝負にすらならないでしょう。だからこその、限界突破を期待したいのです。
そして、その輝きをもって、チームを勝利に導いてほしいのです。
確かに、実力差は歴然。勝ち目はほとんど無いのかもしれません。
けれど。
だからといって、勝てなくても仕方ない、なんてことにはならない。あきらめたりなどしない。
強豪が相手でも関係なし。ここでもし悪い意味での「これまでどおり」を繰り返すようなら、そりゃ、容赦なくブーイングですよ。
それでも。
全力をもって挑むことを忘れなければ。勝利を渇望する気持ちを失わなければ。決して、負けて当然などとは思いません。
むしろ、勝つ!!
勝つことで得られるものの大きさを考えるならば。それは、きっと単なる1勝ではないはず。
ならば、勝て!!
勝って、常識を打ち破ってみせろ!!!強豪の足下をすくってやれ!!
勝たれ!!!富山!!!!!
先に発表された6月に行われるブラジルW杯の代表に、DF伊野波が選出されたことも記憶に新しいところ。予備メンバーに選出されたDF駒野、外れはしたものの選出されてもおかしくはなかったFW前田、元代表・海外経験も豊富なMF松井と、まさに超J2級の規格外クラブ。ここまでは8勝3分け2敗、ものすごい連勝街道驀進を続ける湘南の後塵を拝するかたちにこそなっているものの、それでも1年でのJ1復帰を疑われない状況で2位。
対して、カターレ。ここまでわずか1勝にとどまり、現在3連敗中。今なお未勝利の讃岐が下にいるだけで、本来ならばぶっちぎりで最下位でなくておかしい戦績です。
たまたま上のクラブがいるだけで1位でおかしくないクラブに対し、たまたま下のクラブがいるだけで最下位でおかしくないクラブの対戦。月とすっぽんどころじゃない、おなじJ2というカテゴリにいるのが不思議、という取り合わせやもしれません。
ごく一般的な見方をしたならば。
あるいは、勝負ですらないかもしれません。ただ、ジュビロが何点獲るか、前田ら期待されている選手が活躍できるかだけが見所の、ジュビロが勝って当然、カターレにとってはいつも通りの敗戦という、それだけの試合―――そんなふうに思われている可能性が高い、ではなく、傍から見ればそうとしか考えられないのではないかと。
しかし。
たとえジュビロにとっては雑魚を蹴散らすだけの試合だったとしても。カターレにとっては、相手が強豪であろうが何であろうが関係ない。勝たねばならない試合であることに、なんら変わりはないのです。
勝ち目がないとか連敗中なのにとか、そんなことはこの試合そのものには関係ない。
むしろ、ピンチはチャンス。
勝ち目が薄い強豪であるからこそ、勝って得られる自信と経験値は跳ね上がるというもの。ならば、万難を排して遮二無二勝ちにいく以外に、必要なことなどありはしません。
ここまで8得点を挙げている前田をはじめ、攻撃陣の脅威を防ぎきらないことには勝利は遠いでしょう。また、これまでのように相手にとって決めてほしい選手のゴールで勢いづかせてしまう一方、こちらは意気消沈して反撃もままならず、という展開を繰り返すわけにはいかないのだから。
前節にしても、気をつけねばならないとわかりきっていたはずのセットプレーで失点、明らかに勢いづかせる一方でガックリ、というこれまで通りの展開でした。ジュビロはセットプレーも強力。それに屈していたのでは、やはり勝てない。たとえ強力な攻撃にさらされても折れることなく、守りきる姿勢がなによりも肝要です。
むしろ、強力攻撃陣であるからこそ。それを阻止すること、無失点に抑えることが自信につながることを念頭に置くべきであって。開幕戦のスコアレスドロー以来、12戦連続で失点中。そんな悪癖を、ここで絶てと。むしろ、「あのジュビロから無失点」という勲章を掴めと。リーグワースト級の失点チームであっても、真摯にがんばりを見せたならば報われるということを、結果で示してほしいです。
リーグワーストの得点である攻撃陣の奮起無くして勝利無し。
前節、今季2得点目を挙げた中島ですが、微妙な判定からのPKでは、納得もしていないでしょう。ならばどうするか?決まっている。ホームのファン・サポーターの期待に応えるゴールを、強豪相手にも決められるところを、しっかりと示す。これしかないでしょう。
その中島ですが、相手の元日本代表・松井大輔には、思うところもあるではないでしょうか。「いずれヨーロッパに移籍し、世界一のプレーヤーになる」という目標を公言している中島。今はまだ経験の浅い彼にとって、松井は実際にヨーロッパサッカーを経験してきた先駆者。経験に裏打ちされた説得力が違います。
ならばこそ。サッカー選手であるならば、そのプレーぶりで認めさせるしかない。単なる妄言でないことを示さねばならない。覚悟を示さねばならない。そんな試合でしょう。
そして、まさに当日18日に誕生日を迎える白崎にも、バースデーゴールの期待がかかります。
ジュビロの力は、紛れもない「本物」。それに相対することができる経験を、最大限に活かさねば。
昨季、同じく本物の強豪として対戦したガンバ戦でゴールを挙げてみせたように。あのときも、掛け値なしに強い相手であったからこそ得たものも大きかったことでしょう。
全力をもって挑むよりほかない相手。半端な気持ちでは勝負にすらならないでしょう。だからこその、限界突破を期待したいのです。
そして、その輝きをもって、チームを勝利に導いてほしいのです。
確かに、実力差は歴然。勝ち目はほとんど無いのかもしれません。
けれど。
だからといって、勝てなくても仕方ない、なんてことにはならない。あきらめたりなどしない。
強豪が相手でも関係なし。ここでもし悪い意味での「これまでどおり」を繰り返すようなら、そりゃ、容赦なくブーイングですよ。
それでも。
全力をもって挑むことを忘れなければ。勝利を渇望する気持ちを失わなければ。決して、負けて当然などとは思いません。
むしろ、勝つ!!
勝つことで得られるものの大きさを考えるならば。それは、きっと単なる1勝ではないはず。
ならば、勝て!!
勝って、常識を打ち破ってみせろ!!!強豪の足下をすくってやれ!!
勝たれ!!!富山!!!!!