行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

手痛い停滞。ドローがやっとの不完全燃焼  ブラウブリッツ秋田戦

2015-07-14 04:04:56 | カターレ富山
1-1のドロー。
4得点を挙げて勝つことには成功したものの、内容的には至らなかった点も多く、満足のいく試合とは言えなかった前節。
それでも、これまで求めながらも得られなかったところの勝利という結果を残したこともまた事実。
7試合ぶりの勝利が反攻へのきっかけとすることができたのかどうか―――その真価が問われる今節であったはず。
なのに。
びっくりするくらいの“いつもどおり”っぷりで。
もう、勝ちたくなくてやっているのか?勝つことを拒んでいるのか?ってくらいに。
監督が「点を取る作業が前半はなかった。安全なところにしかボールを動かさないで非常に退屈で、カウンターを何回もやられてみたいなそういう展開だった」と評するところはやはり・・・パスは繋げても、いざ本腰を入れて相手を攻め崩さねばならない段階になって、逆に力が抜けて良い形に持って行けないというプレーでしょう。
いつもどおりに。
そりゃ、相手だって怖くないでしょうよ。しっかり守っていてすらやられてしまうのが強いチームだとすれば、自滅さえしなければやられることはない、ってことなのだから。
自滅ということで言えば。
先制点を奪われたのが、まさに自滅から。自陣で不用意なパスをカットされてしまい、そのまま攻め込まれて。そこで冷静に奪い返さねば、あるいは進路を絶たねばならない大事な場面で逆に力が抜ける甘さが出て、難なく決められてゴールを献上とか。
そのあとPKで同点に追いつくも、ハンド判定は“たまたま”でしょう。その後にチャンスを作りながら結局決めきれないところの“いつもどおり”さが、勝てなかった要因としか。
引き分けに判定決着があったなら、負けていた試合。相手の8本に対して4本しかシュートがなかったことからも、何をか況んや。

7試合ぶりの勝利を、4得点を挙げた勝利をまぐれなどと言わせないために、勝たねばならなかった試合。
椎名の新加入を機に、これまでと違う新たなカターレ像を示さねばならなかった試合。
連敗中であった相手から、「またか」というダメージをくれてやらねばならなかった試合。
辛勝とはいえ前回対戦で勝っている相手。2連勝を決めたならば、第3クールの対戦時には戦う前から精神的優位に立てただろうに。
それが、どうか?
「前節の勝利はまぐれでした」と言われても仕方ない結果。
メンバーが違ったところでいつもどおりなら意味がないと言われても仕方ない結果。
またしても、現状打破に燃える相手に希望を与える勝ち点をプレゼント。
精神的優位どころか、「次こそ勝つ!」と気合いを入れる燃料にしかならなかったのでは?
単純に他クラブと比較してもしょうがないかもしれませんが・・・それでも。
今節、長野との上位対決を逆転勝利で制して首位固めをした山口。
今節もそうならば、前節も一時はオウンゴールで同点というショッキングな展開も、そこから勝利。そして前々節は、忘れもしない2失点から5得点の大逆転勝ち。
決して楽な試合ばかりではないのに、そこからしっかり勝ちきる強さを見せての連勝。爪の垢を煎じて飲まねばならないレベルの勝負強さ。
自分たちのサッカーに対する絶対の自信がうかがえます。
翻って、カターレはどうか?
・・・言葉もありません。
波に乗らねばならなかった試合でいつもどおりの勝負弱さ。攻撃の要所で頑張れずに決めきれず、守備の要所でも甘さを露呈して決められてしまう。勝ちを拒否しているのでは?ってなていたらくで。

シーズンを俯瞰して見た時には、そりゃ、良い試合もあれば悪い試合もありましょう。
けれども。
良くない試合と悪い試合の繰り返し。
たまに良い試合があっても、即座にリセット。反面、悪い部分はガッチリと引き継ぎ。
なによりも・・・開幕から4ヶ月、いつまでたっても同じことの繰り返し。
去年も、「ここを辛抱すれば、いつかは」と我慢を続けたのに・・・それが、報われることはありませんでした。そして、降格という最悪の結果に。
それが、まったく改善しないままにシーズン折り返し。
いったい、どうなっているのかと。

圧倒的な実力を備えた選手ばかりではなく、むしろ力が足りないのをなんとかしなければならない選手ばかりなのは・・・言いたいことはありますが、それはそれとして。
強いチームとなっていくためには時間が必要で、我慢も必要。そこを辛抱して欲しい、と監督。
それでも。
いつになったら結果が出るのかと。
一朝一夕に出るものでないところを拙速に求めても、と言われるかもしれませんが、それでも。
時間は有限。
前にも書きましたが・・・カターレの成長を、他クラブが黙って待っていてくれるわけではないのだから。
限られた時間の中で、それでも出さねばならない結果。
なのに、いつまで経っても1歩進んで2歩下がるようなくりかえし。

シーズンも半分を経過して“いつもどおり”を繰り返し続けるなかで・・・いったい、いつまで我慢し続ければいいのかと。
コメント
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