行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第20節  ブラウブリッツ秋田戦

2016-08-06 20:25:30 | カターレ富山
全30試合の今季J3における20試合目、シーズンの2/3を消化することとなる今節。一部のクラブを除き、約1か月間の天皇杯ブレイクともいうべきリーグ戦中断前の最後の試合でもあり、どのクラブも勝って気分よく締めたいと望むはず。
そんななか、5位のカターレに勝ち点差2で6位につける秋田との対戦。秋田にとっては勝つことで順位が入れ替わるだけに、必勝の気構えで乗り込んでくるはずです。
もちろん、返り討ちにしなければならないカターレですが。前節は逆の立場で勝って順位を入れ替えねばならない長野戦でしたが、スコアレスドローに終わって達成できず。そこで足踏み、さらに追撃する秋田に今節で逆転を許す、などあってはならず。
それでなくとも、優勝をあきらめずに戦っていくのならば。前回対戦で敗れた相手へのリベンジをしっかりと成し遂げ、心身ともに充実した勝ち点3を得ねばならないのは言うまでもありません。

アウェイでの前回対戦は5月15日の第9節。ともに無敗どうしの対決で勝ったほうが首位という大一番でしたが、PKの1発に泣き、首位奪取はなりませんでした。
あれから約3カ月。なにか、ものすごく昔のようにも思えます。
もし、と言い出したらキリがないのですが・・・それでも。もし、あのとき勝っていたら。首位に立った自信を胸に、その座を明け渡すものか!と奮戦できていたならば・・・。
他方、その意気込みを次の試合で敗れた栃木がしっかりと実践、10連勝をなしとげて首位をがっちりとキープしてしまっているという現状は・・・皮肉というか、どうにもこうにもやるせない気持ちでいっぱいです。
しかし、現状を嘆いていても仕方ない。出来ることは、ならねばならないことは悲観することなどではないのだから。希望を消さず、たとえきつい道であろうが突き進んでいくよりほかないのだから。
前回は追われる立場、今回は追う立場となっている秋田にとっても、状況は似たようなものかもしれません。
無敗直接対決を制したものの、そこから3連敗を含む7戦連続勝ちなしなど失速。カターレ同様、シーズンを3分割したところの中期でなかなか結果が出せない苦しい展開が続きました。
しかし。言い方が適当かはわかりませんが、それは去年も通った道。3回戦総当たりであった第2クールで勝てない日々がつづいたものの、第3クールで息を吹き返したのが秋田。
そして・・・もはや数字だけの可能性ではあったものの、それでも昇格への意地を見せねばならなかったカターレ。それにとどめを刺したのも、また秋田でした。
前節はこのところ勢いに乗っている藤枝に1-0と競り勝ち、今節の勝利で順位を上げるべく気合を入れて乗り込んできます。
3戦連続で勝ちのない相手ではありますが、だからこそ。
意地を見せねばならない試合で勝てないのは、もうたくさん。それでなくとも、無念のドローで順位を上げられなかった前節の反省を活かさねばならない今節なのだから。
相性の良くない相手ですが、だからこそ。
勝つために、全力を尽くさねばなりません。

期待したいのは、萱沼。前回ホームゲームに続く得点を、ファン・サポーターに届けてほしいです。
前回の秋田戦においては、遊馬 将也にPKながら決勝点を決められて敗戦。関東大学リーグ2部時代にしのぎを削ったライバルのゴールで敗れたことに、同じくルーキーながらチームで主力として活躍しているだけに、無念さ、悔しさもあったことかと。
あれから約3カ月。借りを返すのは、今。
鹿児島の藤本 憲明が現在9ゴールでトップですが、6ゴールの萱沼、まだまだJ3得点王への可能性は十分にあります。
学生時代は遊馬にリーグ得点王の座を譲ってしまったけれど。ならば、今節のゴールで勢いをつけて、今度はJ3の得点王となって見返す―――そんな活躍を期待したいです。
前日・8月6日に誕生日を迎えた萱沼。1日遅れのバースデーゴール、是非とも!

「これからはすべてが決勝戦のようなもの」と語り、一戦必勝の心構えを新たにしている三浦監督。
大事な試合でドロー止まりであった前節の反省を活かすも殺すも、今節にかかっているという見方もできます。
去年、ホームで意地を見せねばならない対戦で敗れ、秋田に昇格への道を閉ざされるとどめを刺されたカターレ。その次の町田戦では0-2というスコア以上の惨敗を喫し、昇格を具体的に狙うクラブとそれが果たせなかったクラブとの格の違いを見せつけられてしまったのでした。
今節秋田に敗れてしまったならば・・・去年と違って可能性がゼロになるわけではありませんが、その可能性が大幅に縮小してしまうことは避けられません。
同じことの繰り返しは、もちろんダメ。
ここ2試合の良い流れを、勝利に結びつけるために。
ここで勝って、昇格を狙うクラブの格というものを、見せつけるために。
前回対戦のリベンジであることはもとより、昨年の無念へのリベンジでもある今節。勝たねばならない理由しかありません。
無敗であった秋田がカターレ戦後に失速してしまったように、目下首位独走の栃木だって、調子を崩さないとは限りません。
ただし、そうなったときに逆転するための勝負になる位置にいなければ話にならないのも確か。
だったら、ここで負けていいわけがない。勝たねばならないのは、むしろ当然のこと。
ならば、勝て!!!
勝って、いまいちどJ2復帰への覚悟を示せ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!

追伸
J1の柏レイソルから育成型期限付き移籍で大島 康樹選手の加入が発表されました。まだ20の若い選手ですが、即戦力としての期待がかかります。
柏ではなかなか出場機会が得られなかったものの、昨年はJ22で12試合に出場、1ゴールを挙げています。
途中加入とはいえ、J3の試合の雰囲気を既にある程度つかめているぶん、チームに馴染めばすぐに活躍してくれるのではないかと。
新たな仲間の奮戦を願います。
コメント
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