行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

続く、満足とは程遠い内容。勝利にも自信や手応えは備わらず  新潟医療福祉大学戦

2016-08-28 19:08:40 | カターレ富山
1-0で勝利。
目標であった昨年のリベンジを果たしての天皇杯出場、そして1回戦を突破、2年ぶりにJ1クラブとの対戦となる2回戦にコマを進めることに成功。
結果だけ見れば狙い通り、満点と言えるものでしょう。
しかし。
内容に関しては、とても満足と言える内容ではなかったと言わざるを得ません。
しかも、自分たちの不甲斐なさによって大苦戦してしまった県選手権決勝の反省を活かして臨まねばならなかったはずのこの試合であったにもかかわらず・・・活かされていたとは、お世辞にも言えず。
新潟県代表としてのプライドとともに県総に乗り込んできた新潟医療福祉大学は、格上・プロ相手だからと物怖じすることなく、はつらつとしたプレーぶりで挑みかかってきました。
しかし、それを受けて立つ側のカターレは・・・悪い意味で、相手に合わせたサッカーをしていた、というか。相手の良さを認めつつもそれをいなし、力で上回るところを見せて試合を制する―――そうできればなによりだったのですが、実際のところは、今季リーグ戦でも繰り返してしまっていたような自縄自縛サッカー。
監督が試合後のコメントで「まるで椅子取りゲームで椅子を相手に譲るような」と評しましたが、まさにその通りというか。
自分たちの力を遺憾なく発揮して、決めるべきところで決めて優位に試合を運んでいたならば、それこそアマチュアとプロの差を見せつけたならば、ここまで苦戦しなかったであろう試合。
それを、「まさか」はあり得る一発勝負にもかかわらず・・・自分たちで難しくして、自分たちで苦戦してしまった。
決定的なチャンスを得ながらミス、決めきれないような相手であれば、「これならいけるぞ!」とモチベーションも高くプレーできるでしょう。そこをズバッとやりこめることでそのモチベーションを下げる、それが優位に試合を進めることにもつながる―――格上クラブとしてやらねばならないことが、できていなかった。
やはり、甘さでしょうか。
リーグ戦で今季ここまで何度もあったところの、決めきれない甘さ。それが故に首位に水をあけられ、優勝がとても困難な状況に陥っている。
全てが万事、と言いますか。
この先、現在4位のカターレに対して「上位撃破を成し遂げてやるぜ!」と気合を入れて臨んでくるクラブとの対戦もあるでしょう。そのときに、またこの試合のように自縄自縛サッカーを繰り返していたずらに苦戦してしまうつもりなのか?と。
格下とされる相手との試合独特の難しさというものは、あったと思います。勝って当然、とされてしまうプレッシャーとか。
しかし、それは逆にチャンスでもあったのに。
勝たねばならない試合で勝ち切ることで得られる自信。それが強さに繋がっていくであろうに。そのチャンスを逃した試合。
勝ちはしたものの、手放しで喜べる試合ではない。それが2試合も続きました。正直、やるせない気持ちです。
コメント
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