第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会への出場をかけて、スーパーシードとして富山県サッカー選手権大会決勝戦に臨むこととなるカターレ。
対戦相手は昨年と同じ、富山新庄クラブ。富山県代表の座を争うこととなります。
プロクラブであるJ3・カターレ富山と、アマチュアである北信越リーグ1部・富山新庄クラブとの富山県サッカー頂上決戦・・・ではあるのですが。
正確には、昨年度覇者・ディフェンディングチャンピオンである富山新庄に雪辱を期して挑むチャレンジャー・カターレという構図。
あの取り返しのつかない敗戦から1年。
リーグ戦同様、あるいはそれ以上に。ここでもクラブとしての覚悟が問われる試合となります。
クラブ設立からこれまで積み重ねてきたカターレ富山の歴史の中で、最大の屈辱というものがJ2からJ3への陥落ということは間違いありません。
一方、それに次ぐ2番目ということで言えば・・・やはり、昨年の県選手権決勝で敗れ、天皇杯出場を逃してしまったことでしょう。
ありえない結果、と言い切ることは出来なかったように思います。
1年でのJ2復帰を目標に掲げながら、この時点ですでに達成が極めて難しい状況に陥ってしまっていたこと。そんななか、出場機会の少ないメンバーを中心とした編成で臨んでいたこと。上位食いをされてしまう可能性は、決してありえないものではなかった。
しかして、PK戦ののちに敗れるという最悪の結果につながってしまったわけですが・・・それでも、個人的には起こる可能性があったことが起こったということをあまり騒ぎ立ててしまっては、頑張った富山新庄にかえって失礼ではないか?などと思ったりもしたものですが。
ただ、クラブの考えはそうではありませんでした。
「プロクラブとしてあってはならないこと」「クラブの存在意義にかかわる」という捉え方。
そして4日後、岸野監督の解任。クラブ2例目となる監督のシーズン途中交代という事態に。
S級ライセンスを持つ澤入GMという“後釜”がすぐに用意できたという事情はあったにせよ・・・前年、ぶっちぎり最下位のまま降格まで安間監督で通していたというのに、現実的にJ2復帰がほぼ無理な状態で、これまでの積み重ねを壊してまで交代させる必要があったのか?など、物議を醸しました。
J2在籍時には、無条件で出場が可能であった天皇杯。J3への降格に伴い、富山県代表枠を削るかたちでの参加ということそのものが、そもそも屈辱とも言えるのに。さらにそこで敗れてしまって「恥の上塗り」。
その影響は、大きく。
県選手権決勝敗退が、実質的に2015シーズンを終わらせるとどめを刺してしまった、という見方も、間違いではないでしょう。
あの取り返しのつかない敗戦から1年。
2016シーズンは、前年成し遂げられなかったJ2復帰という目標は無論として。クラブの存在意義にかかわるともされたこの県選手権で雪辱を果たし、名実ともに富山県サッカー界の頂点に返り咲くこともまた重要な命題であったことでしょう。
そのときが、まさに今。
プロとして、力を示さねばなりません。
勝つことでしか評価されないというのであれば、なおのこと。誰の目にも明らかな結果でもって、富山県代表の名にふさわしい格を見せねばなりません。
期待したいのは、永井。
昨年、リーグ戦において長らく江角・飯田の両先輩に出場機会を譲っていたなか、カターレ移籍後初の公式戦スタメン出場となったのが、県選手権決勝でした。
その実質的カターレデビュー戦での、あまりに苦い敗戦。2度のリードを追いつかれてしまったことに加え、PKで自分がなんとか出来ていれば勝てたかも、という自責の念もあったことかと。
それから月日は流れ、現在。
今シーズンは開幕から正GKの座を譲ることなく、まさにカターレの守護神としてプレー。良いことも悪いことも含め、経験を積み重ねてきました。
しかし、それでも。
彼にとっては、1年経った今、同じ県選手権決勝で同じ富山新庄に勝つことこそが、区切りであることかと。
あのとき示せなかった、プロとしてのプライド。
リベンジを果たすのは今。是非とも零封勝ちに貢献する活躍でもって、チームを勝利に導いてほしいです。
J3の他クラブ―――ここまですでに、栃木、YS横浜、相模原が敗退し、県代表の座を逃しています。なかでも相模原は昨年のカターレ同様、敗退をきっかけに監督が交代するという事態に。
昨年と違って、厳しくはあってもリーグ戦優勝をあきらめるには至っていないカターレ。もしも「万が一」があったとしても、即解任で去年の二の舞、ということは考えにくいです。
しかし、それでも。
勝たねば。
勝つことでしか自信は身につかない―――これまで、このブログでも何度となく書いてきたことですが。
ここで言う自信は、やはり、「勝たねばならない試合に勝ち切る」ということから生まれる自信。
今季も、無敗対決で敗れた秋田戦や下位の盛岡に敗れてしまったことなど、ここぞという試合を落としてしまっている実績があります。不本意ながら。
どうしても勝たねばならない試合で、勝ち切ること。
それがきっと、今後の力になる。
優勝を目指す中で、今後もどうしても勝たねばならない試合というものには、必ずでくわす。
ならばこそ。
勝たねば。
勝利によって、昨季の悪夢を振り払え!!
勝って、胸を張って天皇杯へ進出せよ!!
勝たれ!!!富山!!!!!
対戦相手は昨年と同じ、富山新庄クラブ。富山県代表の座を争うこととなります。
プロクラブであるJ3・カターレ富山と、アマチュアである北信越リーグ1部・富山新庄クラブとの富山県サッカー頂上決戦・・・ではあるのですが。
正確には、昨年度覇者・ディフェンディングチャンピオンである富山新庄に雪辱を期して挑むチャレンジャー・カターレという構図。
あの取り返しのつかない敗戦から1年。
リーグ戦同様、あるいはそれ以上に。ここでもクラブとしての覚悟が問われる試合となります。
クラブ設立からこれまで積み重ねてきたカターレ富山の歴史の中で、最大の屈辱というものがJ2からJ3への陥落ということは間違いありません。
一方、それに次ぐ2番目ということで言えば・・・やはり、昨年の県選手権決勝で敗れ、天皇杯出場を逃してしまったことでしょう。
ありえない結果、と言い切ることは出来なかったように思います。
1年でのJ2復帰を目標に掲げながら、この時点ですでに達成が極めて難しい状況に陥ってしまっていたこと。そんななか、出場機会の少ないメンバーを中心とした編成で臨んでいたこと。上位食いをされてしまう可能性は、決してありえないものではなかった。
しかして、PK戦ののちに敗れるという最悪の結果につながってしまったわけですが・・・それでも、個人的には起こる可能性があったことが起こったということをあまり騒ぎ立ててしまっては、頑張った富山新庄にかえって失礼ではないか?などと思ったりもしたものですが。
ただ、クラブの考えはそうではありませんでした。
「プロクラブとしてあってはならないこと」「クラブの存在意義にかかわる」という捉え方。
そして4日後、岸野監督の解任。クラブ2例目となる監督のシーズン途中交代という事態に。
S級ライセンスを持つ澤入GMという“後釜”がすぐに用意できたという事情はあったにせよ・・・前年、ぶっちぎり最下位のまま降格まで安間監督で通していたというのに、現実的にJ2復帰がほぼ無理な状態で、これまでの積み重ねを壊してまで交代させる必要があったのか?など、物議を醸しました。
J2在籍時には、無条件で出場が可能であった天皇杯。J3への降格に伴い、富山県代表枠を削るかたちでの参加ということそのものが、そもそも屈辱とも言えるのに。さらにそこで敗れてしまって「恥の上塗り」。
その影響は、大きく。
県選手権決勝敗退が、実質的に2015シーズンを終わらせるとどめを刺してしまった、という見方も、間違いではないでしょう。
あの取り返しのつかない敗戦から1年。
2016シーズンは、前年成し遂げられなかったJ2復帰という目標は無論として。クラブの存在意義にかかわるともされたこの県選手権で雪辱を果たし、名実ともに富山県サッカー界の頂点に返り咲くこともまた重要な命題であったことでしょう。
そのときが、まさに今。
プロとして、力を示さねばなりません。
勝つことでしか評価されないというのであれば、なおのこと。誰の目にも明らかな結果でもって、富山県代表の名にふさわしい格を見せねばなりません。
期待したいのは、永井。
昨年、リーグ戦において長らく江角・飯田の両先輩に出場機会を譲っていたなか、カターレ移籍後初の公式戦スタメン出場となったのが、県選手権決勝でした。
その実質的カターレデビュー戦での、あまりに苦い敗戦。2度のリードを追いつかれてしまったことに加え、PKで自分がなんとか出来ていれば勝てたかも、という自責の念もあったことかと。
それから月日は流れ、現在。
今シーズンは開幕から正GKの座を譲ることなく、まさにカターレの守護神としてプレー。良いことも悪いことも含め、経験を積み重ねてきました。
しかし、それでも。
彼にとっては、1年経った今、同じ県選手権決勝で同じ富山新庄に勝つことこそが、区切りであることかと。
あのとき示せなかった、プロとしてのプライド。
リベンジを果たすのは今。是非とも零封勝ちに貢献する活躍でもって、チームを勝利に導いてほしいです。
J3の他クラブ―――ここまですでに、栃木、YS横浜、相模原が敗退し、県代表の座を逃しています。なかでも相模原は昨年のカターレ同様、敗退をきっかけに監督が交代するという事態に。
昨年と違って、厳しくはあってもリーグ戦優勝をあきらめるには至っていないカターレ。もしも「万が一」があったとしても、即解任で去年の二の舞、ということは考えにくいです。
しかし、それでも。
勝たねば。
勝つことでしか自信は身につかない―――これまで、このブログでも何度となく書いてきたことですが。
ここで言う自信は、やはり、「勝たねばならない試合に勝ち切る」ということから生まれる自信。
今季も、無敗対決で敗れた秋田戦や下位の盛岡に敗れてしまったことなど、ここぞという試合を落としてしまっている実績があります。不本意ながら。
どうしても勝たねばならない試合で、勝ち切ること。
それがきっと、今後の力になる。
優勝を目指す中で、今後もどうしても勝たねばならない試合というものには、必ずでくわす。
ならばこそ。
勝たねば。
勝利によって、昨季の悪夢を振り払え!!
勝って、胸を張って天皇杯へ進出せよ!!
勝たれ!!!富山!!!!!