0-1で敗戦。
「優勝したくないのか?」
今節の敗戦を受けての率直な気持ち。「もう優勝をあきらめてしまったとでも?」と続きます。
優勝するチームとは、どんなチームでしょうか?
圧倒的な攻撃力でゴールを量産するチーム?鉄壁の守備力で失点を許さないチーム?
それらはあくまで要素であって。本質とは異なります。
では、本質とは?
いちばん勝ち点を積み上げたチームが優勝という必要条件に対して、いちばんガムシャラに邁進していけるチームではないでしょうか。
そりゃ、勝負事であり、相手のあること。いつもガムシャラさに結果がついてくるとは限りません。気持ちや心がけだけで勝てるなら苦労しない、というところもありますが。
ですが。
優勝を目指すという必達目標に対して、どのチームよりも強い気持ち、覚悟を持っていなければならないはずではないのか?それをプレーで示さねばならないのではないのか?
それでなくとも、ホームゲーム。勝利を願うファン・サポーターに、勝利に賭ける気概を見せねばならなかったはずではなかったか?
前半終了間際のアディショナルタイムに、FKから失点。その1点が重くのしかかるかたちで、零封負け。
敗因は、ハッキリしています。
アウェイでの勝利、富山戦連勝を目指して乗り込んできた秋田に、気持ちで負けていたから。
敗れてから言っても負け惜しみかもしれませんが、それでも。実力的に勝てない相手ではなかったし、どうしようもないほど力に差があったわけでもなく。
差があったのは、勝利への覚悟。
あきらかに、その覚悟は秋田のほうが上でした。
本当に、「なぜ?」と言わずにはいられません。
なぜ、ここ2試合で見せていたような、気持ちの入ったプレーぶりが見せられなかったのか?続けることができなかったのか?
なぜ、連続勝ちなしのときのような積極性に欠けた・・・消極的とすら見えてしまうような状態に逆戻りしてしまっているのか?
ボールを持っていても手数ばかりかけて、前への推進力が足りない。
シュートを放つ視界に少しでも相手がかかる、ちょっとでも決められないリスクがあったらシュートしてはいけない、という決まりでもあるのか?
リードする相手が引いて守りを固める、そこを崩して得点するのは容易ではない―――たしかに、そうでしょう。それはわかります。
ただ。
だからと言って得点できなくても仕方ない、ということにはなりません。それを攻略せずして勝利がないなら、万難を排して・・・リスクを承知で攻め込まねばならないのでは?
だというのに、リスクを避け続ける。
シュートを放って決められないことが即反撃につながる、ということを恐れてのことでしょうか。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、という言葉もあるのに。シュートを放つことで、もし相手に当たっても、それがCKとなってチャンスにつながるかもしれない。相手に当たることでコースが変わり、止められていたはずのシュートが決まるかもしれない。
だというのに、リスクを避け続ける。
失点シーンは、FKから空中戦となったところ、こぼれたボールを押し込まれたかたちでした。たとえ直接決められなくとも、どうにかして得点してやろう!という秋田の執念が実を結んだかたちであったかと。
ひるがえって、カターレ。
ゴール手前にボールがこぼれたシーンで誰も詰めていなかったときには、頭を抱えてしまいました。
前半終了間際というショッキングな時間帯での失点ではあったものの、それでも後半45分ある、という状況だったのに。
正直言って、「勝つためには2点以上獲らねばならない」という大前提を、本当に理解しながらプレーしているのか?と訝しんでしまうほどでした。
なにも、出来もしないことをやれ、と言っているのではないのです。
勝利への執念が最後の最後で結果となってあらわれた、鹿児島戦。
勝てなかった、無得点だった。けれど、辛抱強く無失点に抑え、ゴールならずとも勝利への気概は示していた長野戦。
なぜ、それが続けられないのかと。
相手の秋田が気合の入ったプレーをして苦戦させられたというのなら、なおのこと。
なぜ、気持ちで負けてしまっているのかと。
できないのではなく、やっていないだけ―――そう見えてしまうのは、穿ち過ぎでしょうか?
優勝を目指すチームは、どこよりも勝利に貪欲でなくてはならないはず。
ハッキリ言って、それが発現しなかった今節の負けは、不思議でもなんでもない。
実力的に敵わない相手でないのに、負けた。もったいない、で済ませていい問題ではないと思います。
前回の無敗対決を制したとき、秋田の間瀬監督は心底やりきった!という表情でした。
そして今節も、監督コメントによれば「今のカターレ富山に、この富山のスタジアムで、われわれブラウブリッツ秋田が勝つ確率は、本当に10回試合をして1回くらいかもしれないと思っていました。これは、準備してきたこの1週間、誰にも言わずに私が心の中で思っていたことです。結果として1-0で勝つことができました。」とのこと。
もしも、持てる実力をフルに出し切って、カターレが3-0や4-0くらいで勝っていたならば。敗戦の反省はそれはそれとして、「さすがは富山!ウチも負けずに頑張ります!」というようなリスペクトをかえしてきてくれたのではないでしょうか。
だのに。
「本来の力を発揮できればもっとやれるんです。もっと力はあるはずなんです!」なんて言い訳をしなければならないのが、現実。
好ゲームを通じてお互いに高めあえれば、という気持ちで乗り込んできたであろう間瀬監督の期待に対し、十全に応えられたのかと言えば、ノーと言わざるを得ない試合であったかと。
いまいちど、問いたい。
「優勝したくないのか?」と。
その答えは、言葉ではなくプレーで、結果で、勝利で示してほしい。
切に、そう願います。
「優勝したくないのか?」
今節の敗戦を受けての率直な気持ち。「もう優勝をあきらめてしまったとでも?」と続きます。
優勝するチームとは、どんなチームでしょうか?
圧倒的な攻撃力でゴールを量産するチーム?鉄壁の守備力で失点を許さないチーム?
それらはあくまで要素であって。本質とは異なります。
では、本質とは?
いちばん勝ち点を積み上げたチームが優勝という必要条件に対して、いちばんガムシャラに邁進していけるチームではないでしょうか。
そりゃ、勝負事であり、相手のあること。いつもガムシャラさに結果がついてくるとは限りません。気持ちや心がけだけで勝てるなら苦労しない、というところもありますが。
ですが。
優勝を目指すという必達目標に対して、どのチームよりも強い気持ち、覚悟を持っていなければならないはずではないのか?それをプレーで示さねばならないのではないのか?
それでなくとも、ホームゲーム。勝利を願うファン・サポーターに、勝利に賭ける気概を見せねばならなかったはずではなかったか?
前半終了間際のアディショナルタイムに、FKから失点。その1点が重くのしかかるかたちで、零封負け。
敗因は、ハッキリしています。
アウェイでの勝利、富山戦連勝を目指して乗り込んできた秋田に、気持ちで負けていたから。
敗れてから言っても負け惜しみかもしれませんが、それでも。実力的に勝てない相手ではなかったし、どうしようもないほど力に差があったわけでもなく。
差があったのは、勝利への覚悟。
あきらかに、その覚悟は秋田のほうが上でした。
本当に、「なぜ?」と言わずにはいられません。
なぜ、ここ2試合で見せていたような、気持ちの入ったプレーぶりが見せられなかったのか?続けることができなかったのか?
なぜ、連続勝ちなしのときのような積極性に欠けた・・・消極的とすら見えてしまうような状態に逆戻りしてしまっているのか?
ボールを持っていても手数ばかりかけて、前への推進力が足りない。
シュートを放つ視界に少しでも相手がかかる、ちょっとでも決められないリスクがあったらシュートしてはいけない、という決まりでもあるのか?
リードする相手が引いて守りを固める、そこを崩して得点するのは容易ではない―――たしかに、そうでしょう。それはわかります。
ただ。
だからと言って得点できなくても仕方ない、ということにはなりません。それを攻略せずして勝利がないなら、万難を排して・・・リスクを承知で攻め込まねばならないのでは?
だというのに、リスクを避け続ける。
シュートを放って決められないことが即反撃につながる、ということを恐れてのことでしょうか。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、という言葉もあるのに。シュートを放つことで、もし相手に当たっても、それがCKとなってチャンスにつながるかもしれない。相手に当たることでコースが変わり、止められていたはずのシュートが決まるかもしれない。
だというのに、リスクを避け続ける。
失点シーンは、FKから空中戦となったところ、こぼれたボールを押し込まれたかたちでした。たとえ直接決められなくとも、どうにかして得点してやろう!という秋田の執念が実を結んだかたちであったかと。
ひるがえって、カターレ。
ゴール手前にボールがこぼれたシーンで誰も詰めていなかったときには、頭を抱えてしまいました。
前半終了間際というショッキングな時間帯での失点ではあったものの、それでも後半45分ある、という状況だったのに。
正直言って、「勝つためには2点以上獲らねばならない」という大前提を、本当に理解しながらプレーしているのか?と訝しんでしまうほどでした。
なにも、出来もしないことをやれ、と言っているのではないのです。
勝利への執念が最後の最後で結果となってあらわれた、鹿児島戦。
勝てなかった、無得点だった。けれど、辛抱強く無失点に抑え、ゴールならずとも勝利への気概は示していた長野戦。
なぜ、それが続けられないのかと。
相手の秋田が気合の入ったプレーをして苦戦させられたというのなら、なおのこと。
なぜ、気持ちで負けてしまっているのかと。
できないのではなく、やっていないだけ―――そう見えてしまうのは、穿ち過ぎでしょうか?
優勝を目指すチームは、どこよりも勝利に貪欲でなくてはならないはず。
ハッキリ言って、それが発現しなかった今節の負けは、不思議でもなんでもない。
実力的に敵わない相手でないのに、負けた。もったいない、で済ませていい問題ではないと思います。
前回の無敗対決を制したとき、秋田の間瀬監督は心底やりきった!という表情でした。
そして今節も、監督コメントによれば「今のカターレ富山に、この富山のスタジアムで、われわれブラウブリッツ秋田が勝つ確率は、本当に10回試合をして1回くらいかもしれないと思っていました。これは、準備してきたこの1週間、誰にも言わずに私が心の中で思っていたことです。結果として1-0で勝つことができました。」とのこと。
もしも、持てる実力をフルに出し切って、カターレが3-0や4-0くらいで勝っていたならば。敗戦の反省はそれはそれとして、「さすがは富山!ウチも負けずに頑張ります!」というようなリスペクトをかえしてきてくれたのではないでしょうか。
だのに。
「本来の力を発揮できればもっとやれるんです。もっと力はあるはずなんです!」なんて言い訳をしなければならないのが、現実。
好ゲームを通じてお互いに高めあえれば、という気持ちで乗り込んできたであろう間瀬監督の期待に対し、十全に応えられたのかと言えば、ノーと言わざるを得ない試合であったかと。
いまいちど、問いたい。
「優勝したくないのか?」と。
その答えは、言葉ではなくプレーで、結果で、勝利で示してほしい。
切に、そう願います。