行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

遠かった追加点。勝ち切れずにドロー決着 FC東京U23戦

2019-07-08 20:53:59 | カターレ富山
1-1でドロー。
東京でのアウェイ連戦、連勝を目指して果敢に戦ったものの・・・先制に成功しながらも、追いつかれてしまい、そのまま勝ち越せずにドロー。
チャンスは作れているものの、なかなか決めきれない―――今季ここまでも、さんざん言われてきたことですが。
今節もまた、それを改善できずじまい。
連敗こそストップしたものの、勝たねばならない試合を落とすかたちで悔しい結果に終わったのでした。

天皇杯2回戦の出場選手との兼ね合い、そして今節の相手・FC東京U23の対策と、いろいろと策を講じて臨むこととなった試合。
試合勘を重視しての、あえての連続出場だったのでしょうか。太田が引き続きゴールを守ることに。
谷奥に代わってルーカスが入り、今シーズンはSBでの出場となっていた前嶋が、昨年の起用にもどるかたちで1列上がっていたりと。
そんな起用に、それぞれの選手たちはしっかりと応えようと奮闘。
中でも、その頑張りに目を惹かれたのがルーカスでした。
5試合連続ゴール中という好調のFW原 大智。上背もありテクニックも兼ね備える相手のエースを、徹底マーク。簡単にやらせてなるものか、という強い意志を感じるプレーぶりが印象的でした。
花井、碓井のボランチコンビが中盤でしっかりと存在感を発揮し、白石、前嶋の両翼がそれに応えるかたち。
そして、それが報われたのが前半終了間際。
前半のラストプレーで前嶋がゴール!それと同時にホイッスルが吹かれました。
やればできる、という姿勢をしっかりと体現したゴールによって先制。連敗脱出、そしてアウェイ連戦の連勝に向けて、士気も高まったのでした。

後半開始時に高橋に代えて田中を投入、追加点を目指し、さらにギアを上げようとする明確な意図。
ただ・・・。
次の1点は、FC東京U23に入ることに。
カターレのCKの流れから、お手本のような見事なカウンターを受けてしまい。最後に決めたのは、やはり、原。連続ゴール記録を伸ばす同点ゴールによって追いつかれてしまったのでした。
やはり、戦績では苦戦しているとはいえ、有望株が揃うFC東京U23。こちらの甘さよりも、その鋭さを称えるべきでは?というカウンター。
試合を振り出しに戻されてしまい、そこから同勝ち越すかが問われる展開に。

ただ・・・そこからの、勝ち越しゴールが遠かった。
先のトゥーロン国際にも出場した、U-22日本代表のGK波多野 豪が好セーブを連発。絶好の決定機に、「それを止めるか!」というセーブが幾度も。
いわゆる、“当たりの日”だったということか・・・スタッツを見ても、22本ものシュートを放ちながら、1点どまり。3点くらいは入っていたはず・・・いや、入れていなければならなかったところ、それをできなかった、と。
最後の最後まで気迫の攻めを展開するも、ついにゴールを割ることはできず。そのままタイムアップ。
せっかく先制しながら、それを勝利に結びつけることができませんでした。

「3、4点入るゲームだった。力の差があったにも関わらず、それをきちんと数字にできない」
「内容抜きにレベルが低い」
試合後、厳しい言葉で総括した監督。
勝たねばならない試合を落とした、そのダメージが故、でしょうか。
足踏みをしている余裕などないなかにあって、勝ち切れなかったのは・・・やはり、きついものがあります。収穫よりも、喪失感のほうが大きいような試合は。

この先、さらにきつくなることはあっても、楽になることはないでしょう。
そんななかで、いかに危機感をもってやっていくか。
踏ん張りどころで、しっかり踏ん張り切れるか。
我慢のしどころです。