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生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

ついに4連勝の壁を打ち破る!連続の5ゴール無失点で完勝! ガイナーレ鳥取戦

2019-10-01 05:23:42 | カターレ富山
5-0で勝利!
もちろん、4連勝の壁を今度こそ乗り越えることを信じて応援していました。その悲願が見事に成就したわけですが。
正直言って、こんなかたちで実現するとは思っていませんでした。
覚醒した大谷に、さらなる活躍を期待していたわけですが。それが、2試合連続で2得点とは、さすがに想定外。
さらに想定外だったのが、5得点。
前節、10年越しの記録達成に感慨もひとしおであったわけですが。それが、舌の根の乾かぬ内にタイ記録。
鳥取があまり良いクオリティとはいえない状況のように見受けられましたが、それを差し引いたとしても。これまでであれば、チャンスは多く作っても、それを実際に決めきれるかどうかはまた別の話、というところであったかと。
そこを、しっかりと決めての完勝。
そこに、椎名が大ケガからの復帰を果たしたことも加わり。
記録更新を、最高の形で成し遂げることに成功したのでした。

9月も終わりだというのに、汗ばむような気温のなかでのデーゲーム。それでも、あるいは雨が降るか?という予報も、曇りにとどまり、ピッチ状態への影響はありませんでした。
前節から1週ぶん空いたことによって、その影響がでてしまうのではないだろうか?と懸念する向きもありました。
前節の5得点は出来過ぎ、一旦リセットされ、ややもすれば、また元の決めきれないカターレに逆戻りしてしまうのでは?と。
しかし、それは杞憂でした。
19分という早めの時間帯に先制。花井、陽次とつながる速い攻めからクロス。ゴールを横切るかと思われたところ、タイミングよく逆サイドに詰めていた白石が押し込みました。
このところの好調ぶりを改めて見せつけるような、見事な先制ゴール。
そして、さらに。
その興奮も冷めやらぬなか、22分。
大谷が角度のないところから、GKとポストとのほんのわずかな隙に蹴り込み、追加点!
「これは、GKを責められない。そんなコースに決められたら仕方ないわ」という、見事なシュート。
それにしても、大谷・・・。これで、ホーム3試合連続ゴール。
前節の2ゴールで「これは覚醒したか?」という評価を得たわけですが、それを全肯定するかのような。
このシュートもまた、以前の彼であれば決められていなかったかもしれません。
やはり、得点を決めるという実績を挙げたこと。そこからの自信。
それらが生み出したゴールである、という見方で間違いないのではないかと。
鳥取のほうは、試合開始早々にゲームキャプテン・可児がイエローを受けるという、まさに出端をくじかれる展開。その後もカターレのボール回しに苦慮、後手後手にまわる時間が続きました。
もちろん、カターレとしては容赦などしてはならない。
前半のうちに2点を獲ったとはいえ、試合が決してしまったわけではなく。ここでもし失点し、2-1とされたならば。相手に勢いづかせること必至。
逆転は論外として、同点であったとしても、2-0からのドローは負けも同じ。
もちろん、そうさせないために。
追加点を狙うこともさることながら、しっかりと守りきり、相手に反撃の糸口をつかませない展開も堅持せねばなりませんでした。

後半開始から鳥取もいくぶん持ち直したように見受けられましたが、それでも決定的な仕事はさせなかったカターレ。
そんななか、GKである榎本の動きに着目して見ていました。
4バックのディフェンス陣に、プラス1として加わっているような、そんな印象。
ボールが最終ラインにまで流れてきて、逆サイドに回すなど、榎本に関与するシチュエーションもしばしばありましたが、そんななかで。
冷静なボールタッチ、そしてどこに蹴りだせば良いのかの見極め。それらが徹底していました。
ボールに詰められる雰囲気を察したなら、瞬時に切り替えて逆方向に蹴りだしたり、とか。
実際のところ、そのあたりが曖昧になってキックミス、それが相手へのパスになってしまい窮地を招く、といった状況は、普通に起こりえることですが。しかし、そうはならなかった。させなかった。
当たり前と言われるかもしれませんが、それでも。
GKの仕事はシュートストップやゴールキックだけではない。そこに、あらためて感心させられたのでした。

前述のように、2点差では、まだ相手も反撃への闘志を失わないでしょう。
そのあたりの心を折る、追加点---決定的な3点目が求められるなかで。
55分に陽次に代わって高橋を投入、攻撃の活性化を図ることに
すると、65分、その高橋。
敵陣でボールをカットしたのち、白石にパス。その折り返しをシュート、見事にゴール隅に決まりました。勝利をほぼ決定づけるような3点目を決めてみせたのでした。
大谷、平松といった若手の評価が急上昇するなかにあって。
同じFWとして、まけねぇぞ!という意地もあったことでしょう。
そのプライドを、見事に結実させたゴール。すばらしかったです。
そして、84分。
昨年11月に自身4度目となる靱帯断裂の大けがに見舞われていた椎名が、ついに実戦復帰。カターレファンの大歓声に包まれながらピッチに立ちました。
すると、そんなスタジアムの盛り上がりに応えるように。
高橋のパスを受けた大谷が鋭く切れ込み、思い切りよくシュート!見事に決まり、この日2点目!
さらに、それだけにとどまらず。
今シーズン公式戦初出場とは思えないほどに、チームにフィット。周りがよく見えているようだった椎名。
そんな彼が、ペナルティーエリア付近で相手の意表を突くヒールパス!
それにしっかりと反応した前嶋が受け、ゴールラインギリギリから折り返すと、中央で待ち受けていたのは平松!
ドンピシャのタイミングで押し込み、ダメ押しとなる5点目。鮮やかな連携が生んだゴールでした。
そして、試合終了。
2試合連続の5得点に、守っては3試合連続の無失点。
文句のつけようのない完勝でもって、これまで跳ね返され続けてきた4連勝の壁を、最高のかたちで乗り越えてみせたのでした。

5位と6位との直接対決であった今節。勝ってすらも、追い上げは厳しいなかにあって、敗れたならば、いよいよあきらめムード、という試合でもありました。
そんななか、勝って踏みとどまったカターレ。
上位はと言えば、首位の群馬が7連勝、2位の北九州が5連勝と、それぞれ連勝を伸ばして勝ち点を積み上げました。
それらクラブに比べたら、4連勝で浮かれるわけにはいきません。
もちろん、逆転優勝を諦めてなどいません。
そう、この勢いを継続していくぶんには、けっしてありえない妄想などではないのだから。
5得点の壁、4連勝の壁、それぞれをクリアしてみせたカターレ。
もちろん、次も勝つということで、狙うはクラブ最長記録タイの5連勝。
なんだかんだで“これまでどおり”を打ち破れずじまい、といったこれまでのカターレでは、ジンクスに阻まれて成しえない記録であったかもしれませんが。
今のカターレは、そうじゃない。
だったら。
4連勝は、通過点でしかありません。
今シーズン、最大で14連勝まで達成可能。
もちろん、狙います。
まだ、道半ば。
ですが、出来ると信じて。
きっと、それに応えてくれるーーー4連勝達成は、まぐれや偶然ではないのだから。
戦いは、続いていきます。