ホーム戦シーズン初勝利を挙げた前節より中3日。3連戦の3戦目、1勝1分けで迎えるアウェイ戦。Axisバードスタジアムにて、ガイナーレ鳥取と対戦します。
現在2位と好調の鳥取との対戦。手応えと自信をもって待ち構えている相手との対戦となりますが、譲るわけにはいきません。
鳥取とすれば、首位秋田との差を詰めるべく、どうしても勝たねばならなかった前節。同勝ち点で並ぶ熊本との上位対決となりましたが、痛み分けで勝ち点1を得るに留まりました。
仕切り直しとなる今節、それでなくともホーム戦。それこそ、勝つ気満々で待ち構えていることかと。
しかし。
そんな上ばかりを気にしていたのでは、足元をすくわれるぜ?ということを、カターレの勝利でもって突きつけてやろうじゃないかと。
この試合の結果で順位が入れ替わることは無いにせよ。
今節ではなくとも、近いうちに必ず抜いてやるぜ!という気概をぶつけ、むしろ鳥取に勢いを、怖れを植え付けるような勝利を望みます。
開幕戦に勝利したものの、ホーム開幕戦となった岐阜戦では2-3で敗戦。しかし、その後4連勝、前節の引き分けを含み5戦連続負けなし。全勝の首位・秋田には及ばないまでも、充分な健闘ぶりを見せている鳥取。
2年目の高木監督の下、開幕からほぼメンバーを固めて挑んでいる中、しっかりと結果を出しているというかたちのようで。
前節も中3日の試合ながらスタメンを入れ替えることなく臨んだことを考慮するなら、3連戦3戦目となる今節ですが、選手の疲労も考慮しつつも、大幅な変更は無い編成となるのではないかと予想します。
連戦の影響で落ちる可能性のあるパフォーマンス低下よりも、継続は力なりということでしょうか。同じメンバーで完成度を高めていくという志向も、それはそれで正しい在り方と言えるでしょう。ここまで5勝1分け1敗と、実際に結果も出ているわけで。
監督の志向ということで言えば、鳥取のスタイルに対し、ある意味真逆とさえ言えるスタイルの安達監督率いるカターレのスタイル。
メンバーの固定化による継続性ではなく、フレッシュなメンバーの起用で高パフォーマンスの発揮を目指すという戦いかた。
メンバー固定化によって、継続性からの強化が図れるというメリットは、たしかにあります。
けれども、デメリットとして、疲労やケガ、あるいは警告で主力級が欠場、フル出場しないという状況において、控えメンバーとの実力差が露呈し、戦力ダウンしてしまう懸念があります。
それに対し、流動的な編成においては。
誰が出ても遜色ないレベルでのプレーが出来なければならない、という高いハードルはあるものの。そこをしっかりとクリアできたならば、とりわけ今季のような連戦が続く日程にあっては、蓄積疲労の軽減は無視できない要素であって。
主力が十全に力を発揮できないこと、それが勝ち点を落とすことに直結するというリスク。
それに対し、リスクを分散し、相手に対策を取らせにくくしつつ、誰が出場しても勝てる状態を目指す。
誰が出場しても高いパフォーマンスを発揮できる、それを勝利に繋げられるという自信・経験の蓄積は、後にも必ずや活きてくるはずです。
前節は出場のなかったAチームのメンバーである、花井や今瀬、ユウスケらがスタメン出場するのではないかと目される今節ですが。
期待したいのは、林堂。彼にとって、かつて所属していた鳥取との古巣対決となります。
前節の藤枝戦で無失点に抑えるまで、6試合にわたって毎試合失点してしまっていたカターレ。
自身のミスが失点を呼び込んでしまった場面もあり、林堂自身も、悔しい思いをしてきたことでしょう。
控えメンバーとしてベンチ入りしたものの、出場は無かった前節。ルーカス、戸根らのBチームのメンバーが奮戦し、今季初の零封を成し遂げた姿を見て、思うところもあったでしょう。
今度は、自分もしっかりとチームに貢献、無失点勝利に繋げたい、と。
思い入れのあるスタジアムでの試合ですが、今はカターレの一員として、勝利を奪い取る側。ぜひ、勝ち点3を持ち帰ってほしいです。
そして、攻撃陣では平松に期待。
今シーズン、ここまでまだゴールがありませんが。そろそろ初得点を、勝利につながるゴールが見たいです。
鳥取との前回対戦にあたる昨年のホーム戦では、ゴールラッシュの中、試合終了間際にダメ押し点となる5点目を決めた平松。そのゴールを、次の試合のガンバ大阪U23戦の2ゴールに繋げ、連勝に貢献しました。
ならば。今節もまたゴールを決めて勝利の立役者となり、さらなる飛躍への起点としてほしい。そう願います。
本来であれば、3月8日に今シーズンの開幕戦として戦うはずであった、アウェイでの鳥取戦。
その時に対戦していたならば、ネーミングライツの変更前、これまで慣れ親しんだとりぎんバードスタジアムとしてのアウェイ戦となっていたはずだったのですが。
カターレ富山発足以降、リーグ戦での対戦が最多である鳥取戦。そんななか、Jリーグにおいてはこれまで10勝5分け2敗と、圧倒的な戦績を残しています。
2015年のアウェイ戦に敗れたのを最後に、1度も負けていない鳥取戦。
スタジアムの名称が変わったからジンクスもチャラ?そんなわけにいくか。
先日、苦手の秋田戦に今季もまた敗れて苦汁を飲んだだけに。
そう簡単に覆らないのがジンクスというなら、今節も勝たねば。
そう、3点差をひっくり返して大逆転勝利、無敗を継続したYS横浜戦のように。
鳥取に、今回もまた勝とうじゃないか。
むしろ、前回対戦の圧勝を再現するレベルで勝利してやろうじゃないかと。
新型コロナウイルス感染拡大の影響のひとつとして、開幕以降、各クラブの移動が制限された対戦となっている今シーズン。
東日本グループに属しているカターレにとって、今節が初めての西日本グループとの対戦となりますが。
やるべきことは、何も変わらない。
勝利あるのみ!
ここまで、2戦連続零封負けでの連敗など、不本意なこともありましたが・・・過去は変えられないにしても、未来は自分たち次第。
今節の勝利で、今シーズン初連勝を!
上位クラブにも敢然と立ち向かい、追いつき追い越す気概を、勝利によって見せつけろ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!