行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

3得点で快勝!猛暑の試合を制し、新参チーム対戦に打ち勝つ FC今治戦

2020-08-25 05:59:41 | カターレ富山
3-0で勝利!
残暑厳しいなかでの15時開始試合、未経験の地でのアウェイ戦、堅守を誇り上位につける相手との対戦ーーー様々な懸念材料と向き合わねばならない試合でしたが。
しっかりと自分たちのサッカーを完遂、見事にそれら不安要素を打ち消す勝利を挙げることが出来たのでした。
勝ち点1差の直接対決。実質勝ち点6ぶんの価値のある対戦でしたが、そこで見事に勝利。順位を4位にまで上げると同時に、確かな手応えを掴む勝利となりました。

先の試合終了間際にドローに持ち込んだ鹿児島戦に続き、2戦連続アウェイ戦となった今節。その前節に得た勝ち点1をしっかりと価値あるものとせねばなりませんでした。
概ね前節を踏襲したスタメンとなったなか、最前線に前節出場のなかった平松と池高という初めての組み合わせで臨むこととなりました。
試合開始前までは雲でさえぎられていたとのことですが、試合開始からは夏の日差しが差すなかでの戦い。予想されていたこととはいえ、相手のみならず暑さとの戦いでもあり。普段の試合にも増して気を引き締めて臨まねばなりませんでした。
安達監督にして、「何年もJ3でやっていて、なおかつJ2に上がれる実力を持つサッカーの内容を展開していた」と評された今治。
お互いになかなか決定機がつくれない一方で、相手に付け込まれる隙も見せない。まさに鍔迫り合いというか、ジリジリとした展開が続きました。
そんななか、アクシデント。
暑さの影響を考慮した交代がカギ、という試合ではあったものの。そんな意図とは違う27分というタイミングで、イッキが退き、松本と交代することに。
わかっていたはず。けれど改めて、コンディションの見極めの重要さという課題を突き付けられました。
それでも。
交代で入った松本でしたが、しっかりと試合に入り、ほかのメンバーとの連携もスムーズ。動じることなく堂々としたプレーぶりを見せました。
また、得点という結果にこそ結び付けられなかったにせよ。平松、池高といった前線の選手がしっかりと相手にゆさぶりをかけ、楽をさせないぞ!という意識が見て取れる展開となりました。

しっかりとパスを繋ぎつつチャンスをうかがい、かつシュート数も多いーーープレースタイルが似たチーム同士の対戦で、お互いにチャンスを模索しながらの展開。
それだけに、やはり重要だったのが先制点。それがどちらに入るかによって、必然的にその後の試合展開も変わる、と。
その先制点を奪ったのは、カターレでした。
前半も大詰めの44分。
相手陣内でのスローインの流れから、末木が思い切りよくシュート!ディフェンスに当たって阻止されながらも、そのこぼれ球にすかさず反応した戸高が冷静に蹴り込むと、それが見事にゴール隅に吸い込まれ。
良い時間帯に、欲しかった先制点が見事に決まったのでした。
戸高にとっては、第2節のYS横浜戦以来となる今季2得点目。前回のゴール同様、確かな技術に裏打ちされた見事なゴール。さすが、と唸らされました。

ハーフタイムを挟んで後半戦。前線のふたりを同時交代、武と大谷が投入されることとなりました。
これは明確に、追加点を挙げて試合を決めろというサイン。
すると、それにしっかりと応えてくれました。
73分、カウンター一閃!武から花井、花井から大谷へと流れるようなパスがつながり、その大谷がペナルティエリア外からシュート!
鮮やかに決まり、自身今シーズン初ゴールにして、欲しかった追加点を決めることに成功したのでした。
これまで、なかなかチャンスをものにできなかった大谷。この試合にしても、「そこは果敢に狙っていくところじゃなかったのか?」という場面もありましたが。
他の選手が結果を残しているなかでやきもきする部分もあったとのことですが、それでも。
去年がそうであったように。このゴールを皮切りに、いわゆるケチャドバ理論でもって、ゴール量産を成し遂げてくれることを願ってやみません。

大きく勝利を引き寄せる2得点目。その直後に飲水タイムが設けられたものの、それによって集中が途切れることはありませんでした。
試合時間にしてわずか4分後の77分。
左CKのチャンスから、ファーに待ち構えていたユウスケがヘッド!見事に決まり、2試合連続ゴールにして試合を決定づける3点目を挙げたのでした。
前節の起死回生の同点ゴールを今節に繋げていきたいと語っていましたが、まさに有言実行。心構えを結果に結びつける、ファインゴールでした。
この日、ユウスケにとってJ通算500試合出場となりましたが、それに自ら華を添える通算63得点目。
試合開始前にも、監督から記念試合となるこの試合を絶対に勝とう、というハッパがかけられていたとのこと。
10クラブから始まり、現在では57クラブにまで拡大したJリーグ。1000人を超える選手がJリーガーとして登録されていますが。
いくらクラブ数が増えたといっても、誰もがJリーガーになれるわけではない。ごく限られた者しか、その座に就くことはできません。
そのなかにあって、さらに。500試合出場が出来る選手など、どれだけいようか。
10分の1の50試合、いや、100分の1の5試合程度の出場でJリーガーの道を断念することとなってしまう選手だって、決して珍しくないなかにあって。
まさに、偉業。さらに、こうしてチームを勝利に導く活躍、となれば。もう、脱帽というよりほかありません。

試合の大勢は決したけれど、その後も気を緩めることは無く。
最後の最後まで集中力を切らすことなく守りきり、しっかりと無失点。そして、試合終了。
勝たねばならない理由しかなかった今節を、最高のかたちでものにすることができたのでした。
この結果、4位にまで浮上。長野、相模原とは同勝ち点ながらも、得失点差により順位で上回ることに。それこそ、今節の3得点が効くかたちで。
勝利こそならなかったものの、敗色濃厚であった状況に屈せずドローとした前節。その勢いを繋ぐ、見事な勝利でした。

まだまだ、これから。
このいい流れを、さらに加速していくために。
まずは、ここまで成し遂げられていない連勝に向けて。
戦いはつづきます。

コメント
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