行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

粘り強く戦い逆転勝ち。上位対決を制し、勝ち点3を奪取 ガイナーレ鳥取戦

2023-10-24 06:52:14 | カターレ富山
2-1で勝利!
前半の早い段階で失点を喫し、それを追いかける展開は前節・沼津戦同様。そこから前半のうちに追いつき、同点で後半へ。
全節は攻め込みながらも逆転ゴールにつなげられず、最後の最後で痛恨被弾、敗戦を喫するという悔しい思いをしましたが。
今節は、しっかりと逆転、相手にゴールを許すことなく守りきり、見事に勝利・勝ち点3につなげることが出来たのでした。
簡単な試合ではなく、苦戦を強いられましたが。それを、勝って乗り越えてみせた。
順位こそ変わらず3位のままではあるものの。
なにげに今シーズン初となるアウェイでの逆転勝利。
自分たちの力を信じて貫けば、道は拓かれる。その意義を再確認できた勝利であったかと。

前日に行われた試合の結果、首位の愛媛と4位今治が勝利。暫定4位に下がった状態で試合当日を迎えることに。
勝たねば差を広げられるばかり、負けようものなら相手の鳥取にも抜かれてさらに順位を下げてしまうという。そんなプレッシャーのかかる状況となりました。
雨が降ったりやんだりを繰り返していた前日とは一変、快晴に恵まれた鳥取県・Axisバードスタジアム。むしろ、快晴が故に試合開始時のコイントスで鳥取が陣地を選択、眩しさ対策で勝負をかけることにもなりました。
前節スタメンと比べては、期待していた椎名が残念ながらメンバー外。代わって駿太がスタメン起用されることに。まぁ、怪我などでなければそれでも良し。出場選手たちに期待を託し、キックオフのときを迎えました。

ここまでの6戦連続負けなしの勢い、そして眩しさ対策の陣地変更で、前半から勝負をかけてきた鳥取。それ故に、なんとかしっかりと前半を抑えききって相手にゴールを許さない対応がもとめられていた・・・のですが。
試合は開始から早々に動くことに。
8分、相手の突破を許してペナルティエリア内まで攻め込まれると。ゴール前の混戦からボールを蹴り出そうとした今瀬でしたが、なんとそのクリアボールが近くにいた大畑に直撃、跳ね返りがゴールに吸い込まれ。
まさかの、オウンゴール。
勢いに乗る相手に先制を許してしまうという、痛い展開に。
必死にプレーした今瀬を責めることなどできません。まさにアンラッキーそのものなオウンゴール。後悔と言うなら、むしろ攻め込まれた状況を招いたことそのものに対してであるべきで。
それはそうと・・・前節も、シュートが途中で相手選手に当たってコースが変わって失点したことがあったばかり。結果的にそれが敗戦にもつながってしまっただけに。
それでも。
だからと言って、負けていい理由になどならない。むしろ、「ハンデは1点な」というくらいの強固な意志でもって、まずは同点を目指さねばなりませんでした。

突き放す2点目を狙ってさらに勢いを増す鳥取。それに手を焼き、なかなか良いかたちに持っていけないカターレ。そんな時間が続きましたが。
それでも、31分のことでした。
ペナルティエリア外から果敢に狙っていった伊藤のシュート。それが相手に当たって防がれたものの、その跳ね返りを蹴り込んだ末木のシュートが決まり、同点に追いついたのでした。
自分たちがやられているばかりじゃない。
失点シーンとはまさに真逆。積極的にゴールを狙っていったが故に紛れも起こり、得点に繋がったと。
これで試合も振り出しに。ならば、逆転勝ちを狙うまで!

前節も、先制されながらも前半のうちに追いつきました。
ただ、その勢いを逆転につなげるには至らず、最後はまさかのアディショナルタイム被弾。
それを繰り返すわけには、断じていかなかったなかで。
55分、シルバからのパスを受けた松岡が、相手を切り崩しながら得意の展開に持ち込むと。
ペナルティエリアわずかに外から放った強烈なシュートが決まり、逆転に成功したのでした。
前半のラストにも積極的にシュートを放っていた松岡。それに関しては防がれてしまったものの、そこで「今日はイケる!」という手応えを掴んでいたようで。
松岡にとっては、待望のリーグ戦今季初ゴール。それが、大事な大事なこの試合で決めることが出来たという。
自分の力を信じ、果敢に狙っていったことで生まれたゴール。雄たけびを上げる松岡、そして喜びを爆発させるアウェイ側スタンド。
もう、こうなったら勝つ以外にないだろうよ!

その後の鳥取の反転攻勢に苦労させられたものの、しっかりと体を張って守り、同点ゴールは許さず。皆が最大限に集中して臨んでいました。
そして、試合は最終盤。アディショナルタイム5分の表示。
正直、「長げぇなオイ」とは思ったものの・・・それよりもなによりも。
前節の悔しさを忘れないならば。
最後の最後まで集中力を切らさなかったカターレ。
そして、タイムアップ。
負ければ順位入れ替えというプレッシャーを跳ね返し、見事に逆転勝利をおさめたカターレ。その価値の大きさよ。
決めるべき時に決めきるという前節の反省を、大きな大きな勝利に繋げてみせたのでした。

他会場で2位の鹿児島も勝利をおさめたことで、順位は変わらず。昇格圏との勝ち点差は2のまま。
それでも。
大事な試合を勝ちきり、引き離されることは無かった。その意味はやはり大きい。
自分たちの力を信じ、先制ゴールを許しながらも屈しなかった。そこから逆転勝利にまで繋げられた、気迫のこもったプレー。
鳥取からの勝ち点3奪取は、相手の連続負けなしをストップさせ、カターレの連敗阻止につながる結果に。
なんなら、残り試合を連勝していく起爆剤にもなり得た、そんな勝利であったかと。

上位対決を制しての、価値ある1勝。それには、ただの1勝ぶん以上の価値が。
勝つべき試合を勝つ。そのあたりまえを、あたりまえにこなしていくことの重要性を再確認したかたち。
残り試合も、同じでしょう。
勝たねばならないなら、勝ちきるのみ!
まずは、次節のホーム岐阜戦に向けて。
沼津に続いてのシーズンダブルをくらう敗戦など、もってのほか。必ずやリベンジを果たすべく。
この鳥取戦の成功体験を糧に、連勝を成し遂げねば!
戦いは続きます。