行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第33節 FC岐阜戦

2023-10-29 00:19:01 | カターレ富山
シーズンも残り少なくなってきたなかで、プレッシャーに圧し潰されることなく勝ちきってみせた、前節・鳥取戦。
逆転勝利で貴重な勝ち点3を挙げたからこそ。昇格争いのライバルに後れを取るわけにはいかないのは、変わらず。
ならばこそ連勝はマストである今節。ホームにFC岐阜を迎え、前回対戦で敗れた借りを返す勝利を目指します。
順位相応の試合に、波乱なしの順当な結果に。勝つべき試合を勝ちきる強さを、応援するホームのファン・サポーターに対し、しっかりと示さねばなりません。

前節勝利を挙げたものの、昇格圏につける2位・鹿児島との差が2のまま変わらず。引き離される可能性も有り得たなかで、逆転勝利によって差をキープ、今節以降の順位逆転に向けて勝ち点3を奪い獲らねばならないカターレ。
一方、前節は奈良に1-3と敗戦、上位追撃に向けて勝たねばならなかった試合を落とし、逆に差を広げられてしまった岐阜。昇格圏との差は10にまで広がり、いよいよもって苦しい状況に立たされることに。
5月の前回対戦では、0-1で敗れているカターレ。その結果を再現せんと乗り込んでくる岐阜を、いかに返り討ちとするか。
2週前の沼津戦もアウェイでやられてしまった借りを返すべく臨んだリベンジマッチでしたが、後半アディショナルタイム被弾で敗れるという無念の結果に。
それを繰り返すシーズンダブル敗戦など、もってのほか。波乱は、あってはなりません。

前回対戦の敗戦よりおよそ5か月。そのときには前半12分という早い段階でFWンドカ チャールスに決められて失点、最後までそれを覆すことが出来ないまま敗れました。前年9月の小田切体制発足後、初の無得点試合でもありました。
村田 透馬、窪田 稜といったサイドの選手のスピードに手を焼き、後手後手にまわってしまい、チャンスらしいチャンスも作れず。0-1というスコア以上に敗北感を味わう痛い敗戦となったのが思い出されます。
とはいえ。
今節は、あのときと同じではない。それを、勝って証明するリベンジの機会。
前節・鳥取戦でも、両SBの安光、大山の奮闘が光りました。試合を追うごとに経験と自信を深めていっている様が見て取れる、そんな成長ぶり。それを今節も遺憾なくしたならば。少なくとも、前回対戦のような後手に回って反撃の糸口がつかめないまま、といった状況にはならないかと。
そして、さらに期待をかけたいのは、その前列の両サイドハーフ。
前節、待望のシーズン初ゴールが決勝点となった松岡。
持ち味である強気な攻めからの果敢なシュートが、実を結んだかたち。やればできるという手応えは、なににも代えがたいものです。
いわゆるケチャドバ理論でもって、シーズン2ゴール目は今節にも達成してもらいたいところ。1点と言わず、2点でも3点でも。
松岡自身のゴールは、ここまで前節の1点のみだとしても。アシスト6はチーム最多であり、当然のように相手の岐阜も警戒を強めてくることでしょう。
けれど、それを踏まえてなお、決定的な仕事をこなして相手をねじ伏せる、そんな活躍が見たいです。
そして、個人的には松岡と同じように、あるいはそれ以上に期待したいのが、伊藤。
前節の末木の同点ゴールも、伊藤のシュートのこぼれ球を詰めたもの。もちろん可能性を予期して決めきった末木も素晴らしかったけれど、それもペナルティエリア外からでも積極果敢に狙っていった伊藤のアグレッシブな姿勢があったからこそ。
今シーズン新加入の大卒ルーキー、デビュー当初は出場そのものに精一杯、といったシーンも見受けられましたが。
その後、経験を積み重ねるにつれて、だんだんとプレーに手応えと自信が備わっていく様子が見てとれました。
スタメン起用が続くここ最近では、デビューの頃とは見違えるほど。スタメン起用を任せるに相応しいだけのプレーぶりを見せています。
金髪が目を惹き、強気なプレーぶりがヤンチャ臭いなオイ、というふうに、相手からすれば松岡に目が行きがちかもしれませんが。
なかなかどうして。
逆サイドだってーーー伊藤だって、決して侮って良い選手などではありませんよ?
それを、ゴールを叩き込んでみせつけてやらねばならないでしょうよ。
縦の関係を構築する安光、大山ともども、両サイドの果敢なプレーでもって岐阜を脅かす展開に持ち込めたならば。それはすなわち、前回対戦の再現になどならないことでしょう。むしろ、逆に岐阜を圧倒するくらいであったなら。勝利も自ずと引き寄せられるはず。
若い力の躍動に期待したいです。

今節敗れると、いよいよ「詰み」となってしまうであろう岐阜にとっては、まさに背水の陣。なりふり構わず勝利をもぎ取らんと挑んでくることでしょうが。
「そんなもん知らん」
そんな非情さにも似た無慈悲さでもって、返り討ちとせねばならないカターレ。
この時期になるといつも思い出すのが、降格初年度2015年のアウェイ町田戦。
前の試合で1年での復帰の可能性が完全に絶たれたカターレにとっては、「それでも!」という意地を見せねばならない試合でしたが。
それこそ、そんなもん知らんとばかりに返り討ち。「俺らは昇格に忙しいんで、あしからず」とばかりに、あしらわれてしまったのでした。
月日は流れ、今シーズン大躍進の町田は、J1昇格を決めたそうですが。
カターレは現在、当時の町田ポジション。
意地を示さんと挑みかかってくる相手を、返り討ちにせねば、蹴落とさねばならない。
その先に昇格があるならば。相手の意地云々には、それこそ「そんなもん知らん」と。

残念ながら2勝3敗と負け越してしまった15周年ユニフォーム着用試合。ホーム戦残り3試合、今節からは1stユニフォームに戻ることとなりますが。
やるべきことは、なにも変わりません。
勝って、ファン・サポーターの期待に応えること。
残り試合を全力で戦い、勝利すること。
まずは、2連勝から。

昇格を目指して邁進するカターレの姿を、ホーム県総で躍動する姿を、刮目して見よ!
勝ちきる強さを、覚悟を示せ!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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