行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】一丸となって引き寄せた今季初勝利!3得点無失点の大勝で松本山雅初対戦を制す!  松本山雅FC戦

2012-04-03 06:20:24 | カターレ富山
3-0で勝利!!
「俺らが見たかったのは、こんなカターレだよ!」と叫びたくなるほどの会心の勝利で、今季初白星。松本山雅FCを下し、TOP OF 北アルプスの緒戦を制しました。
点差ほどの圧勝でもありませんでした。ピンチも少なからずあったし、もし失点からペースを握られてしまっていたなら、同じ結果になっていたかどうか。
しかし、そうはなりませんでした。
リードを守りきれずに逆転負けを喫した前節の反省を踏まえ、全員がアグレッシブに動き回りました。そして積極的なプレスから素早い攻守の切り替えといったチームの持ち味を全員が意識し、実行しました。
その結果としての零封勝利。これは、自信にすべきかと。
これまで未勝利が続いてきましたが、その流れを断ち切る待望の勝利。
選手・監督・スタッフたちはもちろん、ファン・サポーターにとっても、あらためて勝つことの大きさというものを実感した勝利だったかと思います。
あるいは雨かと懸念されていた天候こそ晴れとなっていたものの、強風が吹きすさぶなかでの試合となった今節。
ゴールキックなどのロングボールが流される、セットプレーで置いたボールが定まらないなど、随所に強風の影響がでていましたが、ある意味、それが勝負を分けるあやとなっていた一面もあったかと。

先制点を挙げたのは20分。
中盤での競り合いからボールを奪取すると、ペナルティーエリア外からヨンドクが思い切ってミドルシュート。それが見事にゴールに突き刺さりました。
前半はモロに向かい風でした。そんな逆風をものともせずにミドルシュートを放ってくるとは、相手GKも想定していなかったのかもしれません。それに加えて手前でボールがブレたりした日には、そりゃあ対応しきれないでしょうよ、と。
一瞬の判断、そして思い切りの良さが引き寄せた先制点でした。

そして、前半も残りわずかという時間帯。
「どうしてもリードのまま前半を終えたい」というのは皆の共通認識だったことでしょう。せっかく先制しても追いつかれ、それがもとで勝利を逃すことが続いてきただけに。
そんな中で迎えた43分のFKのチャンス。
コーケンの蹴ったボールに福田が頭で合わせて落とし、それに反応した西川が素早く振り抜いてゴール!前節のゴールも前半アディショナルタイムでしたが、今節も同じような時間帯にしっかりと決めてくれました。2試合連続弾となる追加点で、気をつけなればならない時間帯に突き放したのでした。
福田からの折り返しを受けてからシュートまでが、とにかく素早かった。自分の為すべきことのイメージがきちんと実現できていたからこそ、ということなのでしょう。それにしたところで、焦って蹴っていたならふかしてしまってゴール外だったはず。それを冷静に力加減をコントロールして決めてしまったあたり、さすが、と言わざるを得ません。

2点リードでの折り返しとなりましたが、だからこそ油断禁物でした。
昨年、反町監督率いる湘南に2点リードで折り返しながらも逆転負けしてしまったことがあっただけに。それでなくとも、これまでの試合では些細なミスから失点ということが続いてそれで勝ちを落としていただけに、より一層気を引き締め直すことが求められました。
後半の早い段階で1点でも返されてしまったならば、どうなるかわからない。それを回避するためにも、次なる1点を制することが求められたのでした。

それが叶ったのが、62分。
またも、セットプレーからでした。コーケンの蹴ったFKを前戦で頑張った黒部が落とし、そのこぼれ球を押し込んだのはまたも西川!1点目と同様に、素早い判断からの的確なシュートが決まるという、素晴らしいゴールでした。
追加点の重要さを皆が意識し、その上で果敢に攻め込み、奪い取ったゴール。まさに、理想的な展開だったと思います。

3点目が入ったことでかなり勝利が近づいたものの、気を抜くような気分にはなれませんでした。
このまま終わるわけにはいかない、と必死にかかってくる相手にのまれてカンタンに失点してしまったのでは、たとえ最終的に勝ったとしても、これまでとなにも変わらない。
勝つことはもちろんとして、1点たりともやらないという断固たる決意を持ち、それを貫き通せるかが試合終盤の課題でした。これまでの勝てなかった流れに訣別し、真なるカターレを見せるために、零封する必要がありました。
頼もしかったのは、3点リードの中にあっても、みんなしっかりと自分たちのプレーを貫こうとする意志が見られたことです。
その意志というものは、チーム全体としてそうであったかと。それが証拠に、途中出場した平出さんの動きひとつをとってもそう思えました。素早い寄せから相手に食い下がる動きなどは、まるで試合開始から出場し続けていたかのようでした。そのくらい、しっかりとチームの中で自分のやるべきことをわきまえて試合に入っていったということ。
そんなチームの中で、特に印象に残ったのが西野だったでしょうか。
サイドを戦場として持ち前の運動量を武器にボールを追う姿は、まさに彼の真骨頂というべきか。その活躍によって、後ろの池端なんかは、ずいぶんと精神的にラクだったのではないかと思います。
そしてその運動量は最後の最後まで衰えることはなく。
後半アディショナルタイム、ゴール前の混戦から押し込まれてあわや失点、という場面がありました。しかし、ギリギリのタイミング、あと一瞬でも遅れたらアウトだったところを西野が掻き出してクリア、事なきを得たのでした。
集中力に欠けた状態であったなら、まず防げなかった状況であったかと。それを、最後の最後まで気を抜くことなくガムシャラにプレーした結果、ゴールを守りきることにつながったのでした。

スコアの上では3点差という勝利でしたが、圧勝というほど力の差はなく、結果的には零封したものの失点していてもおかしくなかった場面も多々ありました。
しかし、それでも会心の勝利ではあるわけで。
それは、自分たちのサッカーが出来た上での勝利であるということ。
これまでの勝てなかった試合ではなかなか思うように発揮できなかったカターレらしいスタイルが、うまく実現できていたということ。「汗をかいてアグレッシブに」というチーム指針がしっかり実践され、それが勝利につながったことは、自信とすべきことです。

前節、2度のリードを守ることが出来ずに敗れたのは、勝ち慣れていないことで勝つためのイメージが上手く実現できなかった証でもありました。
今節の勝利はその欠けていた部分を補うことが出来たからこそのものであったかと。
ひとつ、初勝利という壁を越えました。
ここからさらに上を目指すには、勝つためのイメージを高め、成功体験を力に変えること。そして、勝ち慣れていくこと。
今節の勝利を足がかりとし、さらなる成長を見せてくれることを、そして結果に繋げ、勝ち慣れることの出来るチームへと進化してほしい。そう願うばかりです。
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【J特】第6節  松本山雅FC戦

2012-04-01 00:00:03 | カターレ富山
今季よりJリーグに昇格した松本山雅FCとの公式戦初対戦となる今節。未だ挙げることの出来ていない今季初勝利を賭けて、アルウィンに乗り込みます。
現在2分3敗で20位のカターレと、1勝1分3敗で18位の松本。ここで勝てば未勝利脱却とともに順位でも松本を逆転できるだけに、なにがなんでも勝ちにいかねばならないところかと。
たしかに、カターレは現時点では下位であることは間違いないし、結果を出せていません。
しかし。
だからといって、totoでは松本の勝ちに48%、対するカターレの勝ちがわずかに24%とか。
もちろん「なんとなく」でつけたものも少なくないのでしょうし、数字で一喜一憂するものでもないでしょう。とはいえ、なんとも釈然としないのは確か。
カターレがその持てる力を発揮した日には「なんとなく」のイメージなんぞカンタンに覆ることを、過小評価しすぎということを知らしめてやらねば。
Jでの先輩風をふかせるのもチョットかっこ悪いですし、現時点では結果が付いてきていません。
ですが、先輩であるからこそ「楽に勝てる相手などひとつもない」ということを、イヤと言うほど味わってきているだけの経験の差というものがあります。
富山程度なら勝てそうだ、なんて考えが甘すぎるものであることを、結果を持って示してやらねばならないところかと。
昨年までの富山対岐阜の「東海北陸ダービー」が、松本を加えた「TOP OF 北アルプス」としてリニューアル。その初戦となる今節。
その栄えある第1回ダービー制覇へ向けて、大事な1戦となります。

前節、苔口までもが負傷離脱。朝日、敬介、山瀬に続いて、また攻撃的ポジションの選手を欠くこととなってしまいました。
確かに、大きなマイナスであることは間違いないでしょう。
ですが、だからといって勝てない理由にはなりません。離脱者が多いからこそ、出場選手がそのぶんも含めてしっかり活躍しなければならないということで。
前節ゴールを挙げた黒部、西川には、当然のように対策が取られていることでしょう。しかし、それは織り込み済みのはず。ならば、その上を行く力を発揮することで、ゴールをこじ開けねばならないところかと。
特に、西川の奮起には期待したいです。移籍後初ゴールを挙げたことでひとつ結果を出すことが出来ました。しかし、それを勝利に結びつけることが叶わなかった悔しさもまた、感じていたことでしょう。
自分の力を信じて全力でプレーすれば、それがゴールにつながるということは証明できた。ならば、そのプレーが勝利へ導く力となることを、今度は結果を伴ったかたちで示さねばなりません。
チャンスを確実にものにする、そんな活躍が出来たならば、それがチームの勝利につながるはず。

松本を率いるは、昨年まで湘南で監督を務めていた反町康治氏。去年は2戦2敗、それも2点リードを逆転と、0-2の完敗。術中にはまっていいようにやられてしまったイメージが。
ですが、現在は松本の監督。湘南ではありません。
悪いイメージを引きずる必要は無し。逆に、たとえ違うチームとしても「反町監督に勝った」という結果を得ることで自信にすべきところ。
それに、あくまで実際にプレーするのは選手。
ここまで未勝利のカターレにとって、参入1年目だからといって松本を侮る選手など、だれひとりいないかと。むしろ、松本のほうが「富山になら勝てる」などと思っているのでは?
それが大きな思い違いであることを、教えてやらねばなりません。
侮ってくるなら、それも結構。ただし、結果が出なかったこれまでと訣別してきちんとチームとしてはまった時のカターレに対しても同じように言っていられたらの話。

素早い攻守の切り替え、ハードワークといった去年からの下地を存分に活かすこと。走り負けず、要所で集中力を切らさない戦いが出来たならば、おのずと今季初勝利も近づくはず。
ならば、それを確実に奪取するために。
これまでの積み重ねに加え、今季、ここから新たにスタートを切る気概を見せて、勝利という結果とともに再出発しなければ。
まずは、TOP OF 北アルプスの緒戦を勝利せよ!4戦全勝の覚悟で臨め!
確かに、開幕5戦勝ち無しはクラブワースト。しかし、リスタートに遅いなんてことはない!
必勝の覚悟をもって、勝ち点3を奪い取れ!
勝たれ!!!富山!!!!!
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