行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第10節 鹿児島ユナイテッドFC戦

2020-08-15 02:24:17 | カターレ富山
胸スポンサーが付いたユニフォームで心機一転、どうしても勝ちたかった前節を、3-0で快勝したカターレ。連勝を期し、遠く鹿児島の地に赴き、鹿児島ユナイテッドFCと2年ぶりに対戦します。

2016年にJ3に初参戦してから3年で昇格を勝ち取り、昨シーズンはJ2を戦った鹿児島。しかしながら1年で降格の憂き目に遭い、史上初のJ3出戻りチームとなることに。
そこからの1年での復帰を目指す今シーズン。ここまで4勝1分け4敗の8位、4勝2分け3敗の6位・カターレとの勝ち点差はわずかに1。上位追撃のためにも負けられないホーム戦となる今節、万全を期して迎え撃つ体制を整えていることでしょう。
過去の対戦では、3勝1分け2敗と勝ち越しているカターレですが・・・正直、「え?ほんとに?」という印象。
もちろん選手の編成は毎年異なり、同じ条件で比較できるわけではないですが。
それでも、やはり相性というものはあり・・・そう、過去1勝しかしておらず、今季もまたホームで敗れた秋田のような例もあって。
互角というよりも、勝てなかったイメージのほうが強く残っているためでしょうか。
1分けは2016年の開幕戦のこと。監督のシーズン途中交代などの不本意な戦績で1年でのJ2復帰に失敗したカターレにとって、三浦 泰年監督を新たに招聘したJ3の2年目、J3初参戦の鹿児島を叩いて勢いに乗りたかったところ、スコアレスドローに終わったのでした。
2敗の内訳としては、2017年のアウェイ戦で後半開始から5分、9分と立て続けに失点し、最終盤に1点返すも焼け石に水、という実質完敗を喫したのがひとつ。
もうひとつは、2018年のホーム戦。開幕から・・・というよりは、先述の前年アウェイ鹿児島戦を発端として転がり落ちるように低迷を続けていたカターレが、ついに最下位にまで転落、そのとどめを刺されるかたちでの敗戦。その試合を最後に前任の浮氣監督が解任、現在の安達監督就任に至りました。
かように、勝ったイメージよりも勝てなかったインパクトが大きく。
もちろん、そんな過去は今節とは直接関係ないことではありますが。
それでもやはり、しっかりと勝って良いイメージで印象を上書きせねばならないことは、言うまでもありません。

ここまで17得点11失点のカターレに対し、16得点14失点と、戦績同様、数字の上ではほぼ互角である鹿児島。
とはいえ、それは「得点力がありながらも失点も多い」という傾向までもが似通っているということを意味しています。
鹿児島にとって今節は3試合ぶりのホームゲームですが、その前回ホームゲームでは岐阜を相手に0-4のショッキングな敗戦を喫しています。ガンバ大阪U23戦で4得点、セレッソ大阪U23戦で5得点と、直近2試合で大勝していたカウンターかのような大敗。そのイメージの払拭をかけた今節、ということのようで。
前節はアウェイで長野に勝利。連勝をかけて臨む試合として、ホーム戦汚名返上への意識はより高まっていることかと。
それでなくとも、勝ち点1差の富山戦。出遅れを取り戻す意味でも気合が入る一戦になっていることでしょう。

僅差の相手に打ち勝って上位追撃を成し遂げねばならないのは、カターレとて同じこと。それが、今季最長距離移動を伴うアウェイ戦であっても。
今季ここまでの3敗は、いずれも零封負け。前節もそうであったように、決められるときには複数得点で勝つ一方で、決め手を欠いてしまったときには踏ん張り切れずに敗れてしまっているかたちです。
今節の鹿児島にしても、攻撃サッカーのかたちに自信を持つチーム。勝つためには得点しなければならないことは言うまでもないなかで。相手にペースを握られた上に失点して劣勢に立つことになってしまえば、その勢いを覆すことは困難でしょう。
ただ守っていれば良いというものではなく、いかにメリハリをつけるか。
後半の苦しい時間帯に失点が多い、というデータは相手も織り込み済みでしょう。
前回のアウェイ戦で敗れた鳥取戦を参考に、いかに終盤まで攻撃の手を緩めずに攻め立てられるか、というところではないかと。
もちろん、前節相模原戦のように試合開始早々にリードを奪う展開となれば、それに越したことはありませんが。
たとえうまくいかずとも、しっかりと攻め切る姿勢を堅持し、それを得点に繋げること。そして、守っても無失点を貫く強固な意志でもって、相手を封じ込めること。
それらを、いつにも増して徹底しなければ。
連勝無くして昇格無し。
首位・秋田の独走を許さないというのであれば。まずは、出来ることをやり切ること。つまりは、リーグ2位である得点力という長所をさらに伸ばしつつ、弱点である毎度同じような失点シーンを克服すること。
今節もまた暑さとの戦いともなりましょうが、それら課題をしっかりと克服し、勝ち点3を持ち帰らねばなりません。

前節に今季初ゴールを含む2得点を挙げた平松をはじめ、攻撃陣の奮起が求められるのは言うまでもないとして。
期待したいのは、稲葉。
ボール奪取力に定評があり、攻撃的な守備を持ち味とする彼ですが。その能力を、今節もまたいかんなく発揮してほしいです。
2年目の金 鍾成監督の下、酒本 憲幸と馬場 賢治の35歳コンビがツートップ、J3で91試合・31得点の米澤 令衣 、同じく52試合で24得点の薗田 卓馬のほか、五領 淳樹や牛之濵 拓、琉球で主力だった枝本 雄一郎、前相模原のジョン・ガブリエルなど、リーグでも名の知れた攻撃陣がズラリ、という鹿児島。
そんな選手たちをノせてしまえば、苦戦は必至かと。
それに対し、中盤でしっかりと相手攻撃の芽を摘み、こちらの攻撃に繋げる役割を担うことになる稲葉ら中盤選手の重要性。推して知るべしというところでしょう。
ヘタなプレーぶりでは、まずやられてしまうであろうなかにあって。いかに、自分たちのペースで優位に試合を進めるか。
攻撃サッカーを掲げるのは鹿児島だけではない。それを上回るクオリティでもって、富山のサッカーを見せつける。その中核を担う者として、ぜひとも活躍してほしいです。

前節、胸スポンサーが入ったユニフォームの初戦を見事に勝利で飾ったカターレ。
今節は、2ndユニフォームでの初戦。
もちろん、勝つ。
むしろ、胸スポンサーがついたことが連勝のきっかけ、と言われるように。
そのためには、まず2連勝から。
せっかくのお盆休みながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響で現地で応援することが叶わない富山のファン・サポーター。リモート応援ながらも思いよ届け!そして勝利を!そんな切なる願いに応え、必ずや勝ち点3を!

連勝必須!力の限り!!

勝たれ!!!富山!!!!!


ホームの期待に応える勝利!更新ユニフォーム初戦を飾る! SC相模原戦

2020-08-11 20:55:03 | カターレ富山
3-0で勝利!
なんとしても勝利し、上位に喰らいついていかねばという気概とともに挑んだ今節。
試合開始早々に立て続けに得点して試合を優位に進めると、暑いなかでも集中したプレーを披露。
試合の主導権を握り続ける一方で、相手にはチャンスらしいチャンスを作らせず。
課題であった試合最終盤においては、ダメ押しとなる3点目を決めるとともに、集中を切らさず守り切って無失点。
2年余りのあいだ空いてしまっていた胸スポンサーが埋まり、心機一転臨むこととなった試合で、見事に勝利。しっかりとホームの期待に応えてみせたのでした。

日中の気温が38度を超えるという、どうにも危険な暑さに見舞われることとなった、この日の富山県。
それでも、キックオフ時間の18時30分には日も陰り、暑さも幾分和らいではいましたが。
・・・いや、それは単に、スタンドで大人しく着席していた状態でそう感じたに過ぎず。
ピッチを駆けまわることになる選手たちのコンディションは、如何ばかりか・・・。
懸念はあったものの、それでも。勝たねばならないことには、なにも変わりはありません。
公式記録では31度とされたナイトゲームで、熱戦が繰り広げられました。
前節より中7日、いわゆるAチームをベースとしたスタメン。
それでも、前節からはユウスケに代わって柳下がSBに、椎名に代わってイッキ、FWには武に代わって宮城が名を連ねるなど、若干のアレンジをして臨むことに。
得点を挙げることはもちろんとして。
こらえきれずに失点、それが敗戦につながってしまうという悪癖を繰り返さないために。
最終盤までしっかり守り切る、無失点に抑え込む気概が求められました。

試合は、いきなり動くことに。
7分、鋭い突破でゴールライン際まで攻め入った宮城が中央へと蹴り込むと、待ち構えていた平松がしっかりと合わせて蹴り入れ、ゴール!
スタメンに抜擢された両FWの連携がしっかりと決まり、幸先よく先制することに成功したのでした。
前半7分という早い時間帯での得点は、ここまでシーズン最短記録。
前節は攻撃サッカーが不発に終わって無得点であっただけに。勝利への絶対条件であるところの得点が、まずはしっかりと決まったぞ!と喜んでいた、その矢先!
自陣右サイドから戸高が中央へ絶妙なスルーパス、オフサイドラインギリギリで飛び出した花井につながると、前がかりになっていたGKビクトルの頭上を越すループシュート!
見事に決まり、興奮冷めやらぬうちに、まさに瞬く間に2点目が決まったのでした。
前回ホームゲームの藤枝戦では、後半早々に8分間のうちに3ゴールを立て続けに決めましたが。
今回は、それをしのぐ電光石火っぷり。一気に勝利を近づけてみせたのでした。

なかなか自分たちのリズムでボールを回すことが出来ず、後手後手に回ってしまったのが前節・鳥取戦の敗因でもありましたが。
その反省を活かし、しっかりと油断なくボールを繋いでいた今節。
いささか慎重すぎか?という印象も無きにしも非ずでしたが、それでも。
各員、しっかりとやりきる!という気持ちは見て取れました。
そんななかで、輝いていたのが、先制ゴールのアシストをした宮城。
プロ1年目、チーム最年少の19歳ですが、そんなことを忘れてしまうほどの、堂々としたプレーぶり。
上質なテクニックとキレのあるドリブルを駆使するその姿は、「なにかやってくれそう!」という期待を込めるに足るものであったかと。

正確な数字はわからないにしても、明らかにボールポゼッションで上回っていたカターレ。
それでも、油断は禁物。俗に言うところの「2-0は危険なスコア」ということもあり。
これがもし1点返されて2-1となったなら、相手の同点・逆転を狙う気迫に、十二分に対処できるかどうか。
追い付かれての引き分けはもとより、逆転負けなんぞしようものなら、そのダメージは計り知れないところ。
だからこそ。
優勢であるからこそ、しっかりと、無失点を貫き、零封勝利を成し遂げねば。
大声をあげて声援を送ることこそできないものの、応援にも力が入りました。

早い段階の2得点以降は、スコアが動かずに推移。後半に入っても変わらず。
そんななかで注目していたのが、いかに交代枠を使うか?ということ。
優勢に試合を進めているとはいえ、疲労によるパフォーマンス低下は無視できない要件。
それでなくとも、暑さとの戦いでもある試合。
これまでも重要とされてきたことでもありますが。いかに、交代してもクオリティを保ったプレーをするか。
総力戦を掲げるチーム方針の、まさに真骨頂というべきか。
交代選手のなかにあっても、やはり期待値の高かったのは、大谷でしょう。
宮城に代わって出場。その宮城がスピード、テクニックでもって相手を攻め立てていただけに。
勝るとも劣らない、あるいはそれ以上というスピードスターが続けて相手にとって脅威となるーーーまさに、ファン・サポーターの望んだかたち。
その大谷が、魅せました。
83分、ライン際での相手のキックミスを見逃さず、それを掻っ攫うとドリブルで駆け上がり。
GKと1対1、そのままシュートかと思いきや中央へ。
鋭いクロスにDFが止め切れなかったところ、走り込んでいた平松が押し込み、ゴール!
試合を決定づける3点目、平松のこの日2点目が決まりました。
正直に言えば・・・GKとの1対1の場面、そこで強引にでも蹴り込んで決めてほしかった。
それが、去年がそうであったように、ゴール量産のきっかけとなる今季初ゴールになるのであれば、なおのこと。
結果としては、初ゴールは持ち越しとなりましたが。
それでも。
ゴールとはならずも、アシストできた、という意味。
これまで、幾度もやられてきた「魔の時間帯」で、突き放す追加点を挙げられたこと。
自身のゴールとはならずも、勝利に貢献するプレーをやり遂げられたこと。
そのポジティブ要素は、しっかりと評価されるべきで。
次節以降に期待を抱かせるプレーであったかと。

4分あったアディショナルタイムもしっかりと抑えきり、試合終了。
前回ホームゲームに続いて3得点を挙げる勝利。連敗を阻止し、しっかりと無失点で勝ち切ってみせました。
ユニフォームスポンサーとなったIACが協賛するスペシャルマッチとして執り行われた今節。
どうにも、これまで“冠試合”では、あまり戦績は良くなかったカターレですが。
今節は、期待に応えてしっかりと勝利。見事に勝ち点3を得ることに成功しました。
今季最多の1628人が詰めかけたスタジアム。
例年からすれば少ないことは確かですが、それでも。
様々な条件を課せられるなか、それを乗り越えてでもカターレを応援せんと詰めかけたファン・サポーター。その気概に、勝利という結果でもって、しっかりと応えてくれたのでした。

昨季の躍進の再現とすべく、勝ってその起点とせねばならなかった相模原戦。
そんな中、勝ち切ってみせた。
ファン・サポーターの期待を裏切ってしまった前節の敗戦を引きずることなく、しっかりと勝ったという手応え。
やればできるーーーその証明となった、価値ある勝利でした。
さぁ、これから!
昨季、相模原戦から躍進、5連勝を成し遂げたように。
まずは、2連勝から。
一戦必勝の気構えでもって、さらなる高みを目指さねば。

第9節 SC相模原戦

2020-08-09 22:35:13 | カターレ富山
連勝を期して臨みながらも、攻めきれず無得点、守り切れず失点という「いつものように」敗れてしまった前節。
それでも、間断なく試合はやって来ます。
ホームで相模原を迎え撃つ今節。連敗などもってのほか、必ずや勝利し、勝ち点3を積み上げねばなりません。

前節までがそうであったように、中3日の連戦が普通にあるような、例年比で変則日程となっている今シーズン。
そんななかにあって今節は、この富山対相模原戦の1試合だけが8月10日に設定されており、
前節より中7日で迎えることとなります。
その間、富山の気温が37度を記録して全国一暑くなった日もあったりと、コンディション調整には気を使うこととなったと見受けますが。
それにしたところで、体調面のみならず戦略面でもしっかりと準備期間はあったと言えるわけで。そう、中3日とは比べるまでもなく。
そして、なによりもホーム戦。移動疲れが無いことを思えば、少なくとも条件面では勝たねばならない理由しかありません。

現在3勝3分け2敗の8位・相模原と、3勝2分け3敗の9位・富山との対戦。
開幕から無傷の連勝を続け、今節も勝利して9連勝となった首位・秋田に大きく水をあけられた状況の中、お互いにここまで“いまひとつ”という戦績と言えるのではなかろうかと。
それでも。
相模原にとっては、前節に昨季J2の有力チーム・鹿児島を撃破し、連勝を狙う試合。
新戦力・ホムロが2ゴールを挙げる活躍で勝利に貢献、連敗を止めた勢いそのままに、今季初の連勝を狙って乗り込んできます。
元カターレの窪田 良がボランチとしてスタメン出場、そして去年までカターレの一員であった才藤 龍治も途中出場しており、今節もまた出場が有力視されることでしょう。それぞれに思い入れをもって、慣れ親しんだ県総に凱旋してくるはずです。
ここまで2敗のうちのひとつは、秋田戦。それまで無失点を続けていた秋田に3失点し、ほぼ負けが確定というなかにあって、試合終了間際に得点。勝てないまでも一矢報いることに成功しました。
もしも・・・今節、またもカターレが同じ失敗をしてしまうようであれば。
獲らねばならないところで得点できず仕舞いでいるようであったならば・・・これまでの未勝利試合同様に、最後の最後でこらえきれず失点、結果敗れてしまうという可能性も、大いにあり得るかと。
むしろ、相模原としては、それも織り込み済みやもしれません。
つまりは。
たとえ首尾よく得点して優勢に試合を展開できずとも。たとえ無得点のままに抑えられ続けていたとしても。
これまでの傾向に倣うならば、富山は必ず最終盤にボロを出す。
だったら、それまでしっかりと耐えることさえできたならば、必ず勝てる!
そういった意気込みというものをもって乗り込んでくるのではないかと。
無論、こちらとしては面白くないこと甚だしいのですが。
しかし、それが現実。いかに癪に障ろうと、それがここまでの実績です。

前節終了後に相模原の三浦監督が退席処分を科せられ、今節は指揮を執れないというアクシデントに見舞われている相模原。
だからこそ勝たねば!と奮起してくることは間違いないでしょう。
その気持ち、わからないではありません。
2018シーズンのアウェイYS横浜戦において安達監督が試合途中に退席を命じられ、次の試合に出場停止となったことがありました。
何とかその試合を勝利し、続くホーム戦は監督不在で臨むこととなったものの、そこでしっかりと発奮し。見事勝利して連勝を飾った、ということがありました。
奇しくも、そのホーム戦の相手が相模原。
今回、同じ会場でそのときとは真逆の状況となるわけですが。
今回もまた、勝つのはカターレでなくては。
気持ちがわかるだけに、しっかりと返り討ちにせねばなりません。

期待したいのは、大谷。
昨季の後半戦のみでチームトップの9ゴールとブレイク。さらなる飛躍が期待された今シーズンですが、ここまでノーゴール。そんな期待に応えることが出来ていません。
大きなケガをしたわけではなく、出場機会減少で能力が錆びついたというわけでもなく。プレーの端々で、可能性は感じさせています。
けれど・・・いかんせん、ゴールという結果には結びついていない。
いわゆる、ケチャドバ理論で。去年がそうであったように、1ゴール決まれば、そのあとはドバドバと決まると思えるのでしょうが。
昨年挙げたゴールは、決してイージーなものばかりではありませんでした。それまでの決められていない状況のなかであったなら決まっていなかっただろうな、というものも、少なからずありました。
つまりは。まずは、1ゴール。きっかけとなる得点が、是が非でもほしいところです。
ちょうど1年前の8月。
ホーム相模原戦で初ゴールを挙げてヒーローとなった大谷。
その後、クラブ最多タイ記録の5連勝を含め、大躍進のきっかけとなった勝利でした。
ならばこそ。
今年もまた、ホーム相模原戦で覚醒してほしい。そして、ケチャドバ理論の下、再びの大活躍を見せる、その先駆けとなるゴールでもって、勝利に貢献してほしい。切に、そう願います。

前述のとおり、昨年は夏の中断後のホーム相模原戦の勝利をきっかけとして躍進を果たしたカターレ。
今シーズンここまでは、正直言ってスタートダッシュ失敗、不本意な戦績となってしまっています。
優勝を目指すチームが、およそシーズン4分の1消化時点ですでに3敗。痛すぎる現状です。
けれど、だからこそ。
昨シーズンの躍進のスタート地点は、半分を少し過ぎた残り14試合という段階でした。
それを、今シーズンは今から。残り4分の3を、留まることなく駆け抜けるために。
そんな都合よく連勝できるか?だって?
出来るかどうかじゃない。
やるんだ。
秋田が無傷の9連勝?
だったら、それを上回る勢いでなければ優勝できないじゃないか。
そう、いかに出遅れていようが、優勝を諦めてなどいないのだから。
可能性が高いか低いかじゃない。
やるんだ。

今節より、2年余りにわたって空いていた胸スポンサーがついたユニフォームで戦います。
今般のコロナ禍による暗いイメージを払拭するかのような、カターレにとって明るいニュース。
名乗りを上げていただいたIAC様には、感謝に堪えません。
だからこそ。
そんな気概に応えずしてなんとするか。
感謝の気持ちは、勝利によって恩返し。それ以外にありますまいよ。

期待を胸に、敢然と戦え!!!
ホーム勝利を、躍進の嚆矢に!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

繰り返す悪癖。連勝ならず ガイナーレ鳥取戦

2020-08-04 04:55:23 | カターレ富山
0-2で敗戦。
「誰が出場しても変わらない」というコンセプトの下で今シーズンを戦うカターレですが。
それはあくまで、「誰が出場しても戦力がダウンすることなく勝利できる」ということであって。
「誰が出場しても変わらずに同じ展開で負けてしまう」ということでは決してないのですよ、と。
もちろん、カターレだけが突出した強さのチームなわけでなし、力のある対戦相手に対しては、やはり苦戦は免れないでしょう。
けれど、だからこそ。
そこでしっかりとチーム全員が一丸となって立ち向かうこと。そして、誰が出場しても変わらずに勝利に繋げる強さをみせること。それこそが肝要なのであって。
だというのに。
また、繰り返し。
試合終盤の決められてはならない状況で、あえなく失点。しかも、相手の期待の若手にJ初ゴールを献上するという、これまで幾度も見てきたシチュエーションのおまけつき。
また、このパターンか、と。

やはり前節より大きく変更し、いわゆるAチームで臨むこととなった今節。
武や平松らを中心に攻める時間帯もあったものの、得点にまでは至らず。
一方でクロスバーに救われて難を逃れるという危ない場面もあったりなど。良いときであれば、主導権を握っている、と見てわかるほどに躍動感を感じるものですが・・・。もちろん、相手あってのことであり。やりやすさ、やりにくさというものは、それぞれの試合で異なって当然ではあるものの。
それでも。
どうにも、得点のにおいというものに乏しい展開が続き。
前節同様に、0-0で折り返し。
前節はそこから好機を逃さずにものにして、それを勝利に繋げたのでしたが。
今節は、チャンスをつかむどころか、だんだんと相手に主導権を握られることに。後半、さらにゴールのにおいというものが乏しくなっていった印象。
そんななかで。
またか、と。
試合最終盤の86分、鳥取にとっては攻勢に出て攻め続けた結果がついに出た!というかたちで先制点。
たとえ残り時間が少なくとも、意地を見せて最低限同点にはしなければならなかったのですが。
アディショナルタイム、安藤 一哉にJ初ゴールとなるダメ押し点を決められ。期待の若手に自信がつくゴールを献上してしまい、そのまま試合終了。今季3敗目を喫することに。

シーズン開幕から8試合目。
上位チームにとっては、継続して取り組んできていることを結果に、勝利に繋げるというサイクルが、いよいよしっかりと回ってきた、というところかと。
前の試合で、勝てば大きかった熊本との2位どうしの直接対決でドローだった鳥取。くやしさを晴らし、さらに勝っていくために重要であった今節、見事に勝ち切る力を見せました。
翻って、カターレは。
ホーム初勝利の勢いを連勝に繋げる、そして上位を撃破して追撃をかけるという意味で、非常に重要であった試合。
けれど、そこで結果を残せず。
これで、早くもシーズン3敗目。
しかも・・・負けてもあきらめがつくほどに戦力差がどうしようもなかった、とかではないのに。
あきらかに、自分たちに責のある敗戦。
確かに、移動を伴うアウェイ戦という条件ではありましたが。それでも、コンディションを考慮してスタメン大幅変更という方針を採っているなかでの試合。言い訳は出来ません。
そこをとやかく言ってしまうと、「だったら固定メンバーで実績最優先のほうがよかった」と言われておしまい。現に、鳥取はそうしていたわけで。
3連戦の3戦目、固定メンバーではきつい状況でもあったでしょう。
それでも、勝利への意思を前面に出し、ついにそれを勝利に結びつけた鳥取。
対して、同じ失敗を繰り返すかたちで敗れたカターレ。
本当に・・・なんというか。
「誰が出場しても変わらない」というのは、誰が出場しても変わらず同じ負け方をしてしまうということではありません。
同じように勝つ。そのためのチーム総力戦であるはずなのに。

上位との差がさらに広がってしまう、手厳しい現実を突きつけられてしまいましたが。
ここで、最もやってはならないことはと言えば。
柔軟性とは別の意味で、方針を変えてしまうことでしょうか。ブレる、と言ってもいい。
ここでブレて、方針転換してしまうようであれば、これまでやってきたことはなんだったのか?ということになりかねません。
結果が出ていないのに初志貫徹もないだろう?という意見もあるでしょうが。
それでも、チーム方針の芯である部分が揺らぐことは、すなわちチーム崩壊を意味します。
やるべきことは、右往左往することなどではなく。
失墜してしまった優勝への信頼を、1試合でも・・・いや、1分1秒でも早く取り戻すこと。それ以外にありません。
少なくとも、技術やコンディション云々ではなく勝利への気迫で負けてしまっていた今節の反省を、バネにすること。
苦い経験を、そのままにしないこと。
連戦でなくとも、望む望まざるにかかわらず、すぐに次の試合はやって来ます。
勝利への意思を、結果に変えるために。
勝ちにいかねばなりません。

第8節 ガイナーレ鳥取戦

2020-08-01 14:11:30 | カターレ富山
ホーム戦シーズン初勝利を挙げた前節より中3日。3連戦の3戦目、1勝1分けで迎えるアウェイ戦。Axisバードスタジアムにて、ガイナーレ鳥取と対戦します。
現在2位と好調の鳥取との対戦。手応えと自信をもって待ち構えている相手との対戦となりますが、譲るわけにはいきません。
鳥取とすれば、首位秋田との差を詰めるべく、どうしても勝たねばならなかった前節。同勝ち点で並ぶ熊本との上位対決となりましたが、痛み分けで勝ち点1を得るに留まりました。
仕切り直しとなる今節、それでなくともホーム戦。それこそ、勝つ気満々で待ち構えていることかと。
しかし。
そんな上ばかりを気にしていたのでは、足元をすくわれるぜ?ということを、カターレの勝利でもって突きつけてやろうじゃないかと。
この試合の結果で順位が入れ替わることは無いにせよ。
今節ではなくとも、近いうちに必ず抜いてやるぜ!という気概をぶつけ、むしろ鳥取に勢いを、怖れを植え付けるような勝利を望みます。

開幕戦に勝利したものの、ホーム開幕戦となった岐阜戦では2-3で敗戦。しかし、その後4連勝、前節の引き分けを含み5戦連続負けなし。全勝の首位・秋田には及ばないまでも、充分な健闘ぶりを見せている鳥取。
2年目の高木監督の下、開幕からほぼメンバーを固めて挑んでいる中、しっかりと結果を出しているというかたちのようで。
前節も中3日の試合ながらスタメンを入れ替えることなく臨んだことを考慮するなら、3連戦3戦目となる今節ですが、選手の疲労も考慮しつつも、大幅な変更は無い編成となるのではないかと予想します。
連戦の影響で落ちる可能性のあるパフォーマンス低下よりも、継続は力なりということでしょうか。同じメンバーで完成度を高めていくという志向も、それはそれで正しい在り方と言えるでしょう。ここまで5勝1分け1敗と、実際に結果も出ているわけで。
監督の志向ということで言えば、鳥取のスタイルに対し、ある意味真逆とさえ言えるスタイルの安達監督率いるカターレのスタイル。
メンバーの固定化による継続性ではなく、フレッシュなメンバーの起用で高パフォーマンスの発揮を目指すという戦いかた。
メンバー固定化によって、継続性からの強化が図れるというメリットは、たしかにあります。
けれども、デメリットとして、疲労やケガ、あるいは警告で主力級が欠場、フル出場しないという状況において、控えメンバーとの実力差が露呈し、戦力ダウンしてしまう懸念があります。
それに対し、流動的な編成においては。
誰が出ても遜色ないレベルでのプレーが出来なければならない、という高いハードルはあるものの。そこをしっかりとクリアできたならば、とりわけ今季のような連戦が続く日程にあっては、蓄積疲労の軽減は無視できない要素であって。
主力が十全に力を発揮できないこと、それが勝ち点を落とすことに直結するというリスク。
それに対し、リスクを分散し、相手に対策を取らせにくくしつつ、誰が出場しても勝てる状態を目指す。
誰が出場しても高いパフォーマンスを発揮できる、それを勝利に繋げられるという自信・経験の蓄積は、後にも必ずや活きてくるはずです。

前節は出場のなかったAチームのメンバーである、花井や今瀬、ユウスケらがスタメン出場するのではないかと目される今節ですが。
期待したいのは、林堂。彼にとって、かつて所属していた鳥取との古巣対決となります。
前節の藤枝戦で無失点に抑えるまで、6試合にわたって毎試合失点してしまっていたカターレ。
自身のミスが失点を呼び込んでしまった場面もあり、林堂自身も、悔しい思いをしてきたことでしょう。
控えメンバーとしてベンチ入りしたものの、出場は無かった前節。ルーカス、戸根らのBチームのメンバーが奮戦し、今季初の零封を成し遂げた姿を見て、思うところもあったでしょう。
今度は、自分もしっかりとチームに貢献、無失点勝利に繋げたい、と。
思い入れのあるスタジアムでの試合ですが、今はカターレの一員として、勝利を奪い取る側。ぜひ、勝ち点3を持ち帰ってほしいです。
そして、攻撃陣では平松に期待。
今シーズン、ここまでまだゴールがありませんが。そろそろ初得点を、勝利につながるゴールが見たいです。
鳥取との前回対戦にあたる昨年のホーム戦では、ゴールラッシュの中、試合終了間際にダメ押し点となる5点目を決めた平松。そのゴールを、次の試合のガンバ大阪U23戦の2ゴールに繋げ、連勝に貢献しました。
ならば。今節もまたゴールを決めて勝利の立役者となり、さらなる飛躍への起点としてほしい。そう願います。

本来であれば、3月8日に今シーズンの開幕戦として戦うはずであった、アウェイでの鳥取戦。
その時に対戦していたならば、ネーミングライツの変更前、これまで慣れ親しんだとりぎんバードスタジアムとしてのアウェイ戦となっていたはずだったのですが。
カターレ富山発足以降、リーグ戦での対戦が最多である鳥取戦。そんななか、Jリーグにおいてはこれまで10勝5分け2敗と、圧倒的な戦績を残しています。
2015年のアウェイ戦に敗れたのを最後に、1度も負けていない鳥取戦。
スタジアムの名称が変わったからジンクスもチャラ?そんなわけにいくか。
先日、苦手の秋田戦に今季もまた敗れて苦汁を飲んだだけに。
そう簡単に覆らないのがジンクスというなら、今節も勝たねば。
そう、3点差をひっくり返して大逆転勝利、無敗を継続したYS横浜戦のように。
鳥取に、今回もまた勝とうじゃないか。
むしろ、前回対戦の圧勝を再現するレベルで勝利してやろうじゃないかと。

新型コロナウイルス感染拡大の影響のひとつとして、開幕以降、各クラブの移動が制限された対戦となっている今シーズン。
東日本グループに属しているカターレにとって、今節が初めての西日本グループとの対戦となりますが。
やるべきことは、何も変わらない。
勝利あるのみ!
ここまで、2戦連続零封負けでの連敗など、不本意なこともありましたが・・・過去は変えられないにしても、未来は自分たち次第。
今節の勝利で、今シーズン初連勝を!
上位クラブにも敢然と立ち向かい、追いつき追い越す気概を、勝利によって見せつけろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!