シリーズ(北陸・能登の旅②)のご紹介は、「上時国家」(カミトキクニケ)です。能登半島の輪島市から能登の先端の珠洲市へ向かう途中にあります。
上時国家は、今から800年前、平清盛の義弟平大納言と時惟忠は平家滅亡後能登に流され、その子時国は、ここで近隣の村々300石を統治したが、二十一代当主が約180年前(江戸時代)この地に近代木造民家の一つの到達点を示すと言われる建物を作り、この大邸宅(入母屋茅葺きで高さ18m)が今、国の重要文化財となり、庭園は国指定の名勝となっていて、邸内を見学しました。
小画像は建物全景、下画像左が、大納言の間。大納言の格式を表す縁金折上各天井で作られ、右画像の豪華彫刻欄間が使われています。
下画像左は、布を敷いて入る湯船。(”風呂敷”の語源ともなった風呂。)右は代々の党首が使った小籠。上部の梁は松の芯材だけでできていて、ここから高い屋根の最頂部を見ることができました。
”ふろしき”の語源のなった風呂 天井につるされた”お籠”