掛川市の北部、上垂木(かみたるき)地区に市の天然記念物になっている「垂木の大杉」があります。
樹高は16.5m、幹周は477cmと言われ、200年以上前の図にも記録が残されているということです。
このスギの大木にはもうひとつ「オヤッ!」とするところがあります。それは桜の咲くこの時期にこそ目立つ木の幹の途中に山桜が寄生していることです。
普段は葉の緑の中に取り込まれ、あまり気にもなりませんが、この時期、その山桜が開花すると、幹の途中に山桜が見られ、ご近所の皆さんの注目の的となります。
地上5mほどの高さのところに、山桜(少しピンク系)が今満開の状態で、大変珍しい光景です。
更にアップ画像で見ると杉の木に寄生していることがわかります。
杉の木の節のようなところに、張り付いているような状態です。
満開の山桜をアップで。ソメイヨシノとはまた違う趣があります。
桜が終わり葉が緑色になると、ほとんど目立たなくなり、見上げる人も少なく、桜の寄生は気が付かないといわれています。
この時期だけの珍しい風景です。(3/29撮影)