『13日午後3時5分ごろ、埼玉県新座市東北2の歯科医院「にいざデンタルクリニック」から「患者がのどに脱脂綿を詰まらせた」と119番があった。救急隊員が駆け付けたところ、治療中の女児(2)が心肺停止の状態で、14日午前6時25分ごろ死亡が確認された。県警新座署によると、死因は窒息死とみられ、業務上過失致死の疑いもあるとみて女性歯科医(37)らから事情を聴いている。 新座署によると、女児は新座市内の男性の長女。自宅で転倒して前歯を負傷し来院。歯科医と助手数人が治療を始めて間もなく、治療に使った脱脂綿がのどに詰まったという。 記者会見した同クリニックの代理人弁護士によると、女児は右上の前歯1本が抜けかかっており、診療台に寝た母親があおむけに抱きかかえ、助手3人が頭や手足を押さえて治療。歯科医が円柱状の脱脂綿(長さ2.5センチ、直径7ミリ)二つを歯茎に詰めた後、女児の頭が動き、一つが落ちたという。歯科医は「まさか落ちるとは思っていなかった」と話しているという。』2010年6月14日 21時21分毎日新聞
歯科の医療機器も衛生設備も薬も格段と昔より発達している日本でもこのような予期せぬ医療事故が起こると言うことです。この女児じ前歯折った痛さと怖さでかなり興奮していたのではないでしょうか。最近歯科では、椅子式の治療椅子が少なくなりベツト式の治療台なっていますが。ベット式の場合喉の奥方に血や削られた歯のかすと水や薬が喉に流れたり、子供の場合脱脂綿が喉の奥に落ちる場合も有ると思います。私の場合は、見習いの先生で奥歯の接着剤が喉に流れ、蒸せ気持悪い思いをしました。治療を受ける患者は、歯石を取る場合、水や血や、金属を埋め込む前に歯を削ったりする場合も歯の削られた物と水が出ますし、歯科衛生技師の助手方のバーキュム操作の上手、下手と治療する歯科医の先生の息の有った呼吸と処置も必要ですが。助手が3人もいて歯科医が円柱状の脱脂綿(長さ2.5センチ、直径7ミリ)二つを歯茎に詰めた後、女児の頭が動き喉に詰まったのは、運が悪かったのか歯茎に詰めた脱脂綿が、詰め込んだ時ゆるかったのかも分かりませんが。今は口に固定して血を吸い取れる良いバーキュム装置も有り、良い薬も有り傷口から出血を防ぐ歯茎にぴったり、くつつく飲み込んでも大丈夫で取れても安全な薄い白いパッドのようなものが20年以上から前から開発されていて何とかならなかったのかなあと思いました。血止めとは言え、圧縮した脱脂綿を口に入れられては、患者としては大人でも不快感を感じます。ましてや小さい幼児です。幼児の目線に立った治療が大事と思います。大阪市西区と北区の歯科診療所で活躍された私が30年治療して頂き亡くなられた新海研志先生は、古い椅子式の治療台の右横に立たれ治療されていました。患者が喉に詰めても安全だったからも分かりませんが。高齢化社会を如実に表す医療事故も起こり、ある高齢者が患者さんが、歯の治療中、入れ歯がはずれ食道から胃の中に入り、総合病院で摘出手術を受けた患者さんも有るそうです。私の父は、食パンを喉に詰めて亡くなりました。近所の掛かりつけの先生に往診を電話で頼んだりのですが、昼前の患者さんの少ない時間でしたが来て貰えずに救急車を呼びましたが亡くなりました。その親右上の知らず金属の詰め物が抜け歯の具合が悪くなりましたので亡くなられた新海研志に伺いますと背中を広げた手で思い切りたたきなさいと言われました。平手うちと言う方法です。新海先生は、歯科医は技術や、母校の大阪歯科大学(www.osaka-dent.ac.jp )の学生に実習指導の出来る技術が無いとあかん。歯科医に限らず医師は医療技術が大切、へたくそな医者はあかんとも言われました。私に、コメントで素人は、口出すなはと言わないで、患者や患者の家族の身にもなつて欲しいと思います。日本の医療は医師だけで成り立つものですか。私も子供の時下手な歯医者に左下の親知らずを抜いてもらい唇と歯茎がはれ、口が開けれずに食事が出来ず一週間ジュースで過ごしたことも有りました。右下の親知らず痛くなり我慢が出来ず自宅近くの歯医者に治療に行きましたら、親知らずはよう抜かん!タービンの先で削って貰ったのですが。喉の奥の歯茎に部分三ミリの穴を開けられが、穴が空いたままになり最近やっと穴が塞がりました。その後新海先生に再治療して貰いました。僕の大学の後輩で、歯科大学の実習を教えたことの無い下手な奴やと笑われましたね。歯科医として医療事故問題に取り組まれていましたが、助手も置かずお一人で、消毒も丁寧で両手を外科医のように上手に使われ、機械に頼らず患者の顔色や表情を良く見て痛くない治療に常に努められた名医と思っています。親知らずを抜いた時の止血法は、朝日大學歯学部(/www.asahi-u.ac.jp/dpt/f_dn.html )講師になられてから、新しい治療法を取り入れられていました。新海先生の好きな言葉の時は金なり通り、診察予定時間の5分前に受付をしないと誰で有ろうと見て貰えず、診察券を忘れて見て貰えず怖い先生でした。医療事故を防ぐには、長年の治療経験と努力、新しい治療法と器材、歯の治療材料も良い物は直ぐ取り入れ患者の立場に立った治療をすれば防げる問題では有りませんか。これから高齢化社会になり、飲み込む力の衰えている御老人の治療でこのような事故が起こらないようにして欲しいと思います。歯の治療に麻酔を打たれ、心臓の動悸が止まらなくなった御高齢者もいますから患者の表情と顔色を見て適切な処置をして下さい。抜歯後失神した女性の顔を叩いた先生もいるようです。歯は人間の大切なものです。消化器官や頭の発達にも影響し、歯周病は糖尿病や心臓病、生活習慣病特に糖尿病とも関連性があるようです。評判の良い名医に掛からないと後々まで治療も長引き、命にも関わる問題にもなると言えますね。最近では、私の近くの0歯科医院では玄関に自動体外式除細動器(AED)が設置されています。歯科医も医学を学ばれたお医者さんですから患者の応急手当や救急蘇生法が現実に必要な時も有ると思います。
大阪歯科大学付属図書館にの蔵書に入っている。新海研志先生の著書を御紹介します。
『医事紛争処理現場からの警鐘』 新海研志著.
デンタルダイヤモンド定価 3675円 1987年刊行.