『 全国の高速道路の約2割に当たる37路線50区間で無料化の社会実験が始まった28日、各地のインターチェンジの料金所で「¥0」の表示が見られた。 大月(山梨県大月市)―須走(静岡県小山町)間の41キロが無料化された中央自動車道の谷村パーキングエリア。東京都多摩市の会社役員島村健造さん(63)は「物流コストが下がり、物価が安くなってほしい。環境的な問題が出てくれば、見直せばいいのではないか」と話した。 大月インターチェンジでは料金所をいったん出てUターンし、高速道路に引き返す車も。中日本高速道路の担当者は「無料区間内で一度降りないと、0円にならないとの勘違いがあるのかもしれない。無料区間と有料区間を継続して乗っても、無料区間分は0円。料金所出口でのUターンは危険なのでやめてほしい」と話した。 』6月28日10時46分配信 時事通信
『大月インターチェンジでは料金所をいったん出てUターンし、高速道路に引き返す車も。中日本高速道路www.c-nexco.co.jp) の担当者は「無料区間内で一度降りないと、0円にならないとの勘違いがあるのかもしれない。 』は、日本高速道路公団や国土交通省の説明不足のようにに思います。『物流コストが下がり、物価が安くなってほしい。』と言う今の世界同時不況下の不景気な日本で、消費税を上げるほうが問題です。中小企業が多い日本の経済構造で親会社は、下請け中小企業に消費税10%分の値引きを要求するでしょし、デフレで生産コスト叩かれ下げられている今日中小企業や個人商店倒産と廃業が日本全国で増えるだけです。地方と都市圏の経済格差是正されず、深刻な不況の影響を受けている庶民の苦しみが分からない、東大法学部や京都大学法学部出身の民主党の閣僚には経済が分からないのでは有りませんか。今景気が回復していない日本で消費税を上げればどうなるか。
デフレスパイラルが起こるのは経済学の基本原理です。国民に分かりやすく野党も説明すべきだと思います。時事通信に掲載された
『「首相は頭冷やせ」=国民新・森田氏
国民新党の森田高政調会長は18日午前、菅直人首相が消費税率引き上げに積極的な姿勢を示したことについて、「邪推だが、自民党が(消費税を)10%といって、それを国民が称賛するから自分も10%と思うのであれば、お遍路さんをやって頭を冷やされた方がいい」と批判した。また、「デフレ脱却しないままに増税と言い出すと、金融恐慌、経済恐慌だ。中長期的な経済、財政にどういう影響をもたらすのか、きちんと数字を示した上で発言しないと国民はついていけない」と述べた。参院議員会館で記者団の質問に答えた。(2010/06/18-12:06) 』の分かり易く説明された国民新党の森田高政調会長の説明と思います。野党もデフレ下の今の日本で消費税を上げればどうなるか、反対する根拠を明確にし、国民に分かりやすく説明すべきです。民主党のマニフェストを守り、4年間消費税を上げず、本当の行政改革を断行し、消費税値上げに政治生命、命を掛けるより、日本の景気回復を実現する為に命を掛けることのが菅直人総理大臣、民主党の代表としての責務で、国民に対する政治家としての使命では有りませんか。与野党逆転ヲ果たした民主党の衆議院の選挙キャンペーン小沢一郎幹事長の『生活者の視点』を忘れ去られているのでは有りませんか。、 今の世界同時不況による日本の不況が直ぐに回復出来ると容易考え、経済的な見通しを立てて居られるのでしょうか。理系の思考で、今後の経済的な数値分析だけで景気回復が出来るほどの日本経済の不況の状況は、深刻ではなくたやすい経済問題でしょうか。餅は餅屋です。経済の専門家の意見を聞かないと下手をすると民主党首脳の消費税値上げ10%を予定している年度になっても日本経済は不況から回復していないと言う状況にもなりかねません。不況は後4年は続くという意見も有ります。民主党一部高速道路の無料化で有っても
国道で生計を立てて生活している食堂やコンビニエンスストア、夏場の海水浴客の相手の食堂、フェリー会社やフェリーが運んで来る観光客が減り地元の景勝地近くの旅館の観光客数や四国や九州JR各社の旅客収入にも影響するのでは有りませんか。
高速道路無料化より、世界同時恐慌の不況下の日本で、一方で長年生計を立てて来た人達が、泣かず廃業や倒産に追い込まれないような無いように考えるべきです。高速道路の無料化の経済的波及効果も検証すべきです。
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秋田国体が開かれた2年前、国道7号と並行して高速道路が開通。秋田市内から南へ延びる有料の「日本海沿岸東北自動車道」(日沿道(にちえんどう))の一部だが、国と県が費用を負担する「新直轄方式」で建設されたため岩城インターチェンジ(IC)から本荘ICまでの21.6キロの通行料は無料。民主党が掲げる「高速無料化」が一足先に実現した格好だ。 「以前は国道を渡るのが難しいくらい車が多かったのに」。国土交通省によると、無料区間開通後の国道の交通量は1日2万台から半減した。「店に寄りたかったけど高速行っちゃってたよ」。久しぶりに顔を出した常連客がこんな言い訳をすることもある。 外国航路の船員だった清高さんが40歳前に退職金をつぎ込み店を開いて30年。バブルが終わるころまでは、海水浴客の多い夏場は朝7時から夜10時まで店を開けた。最盛期には1日約500人の客でにぎわい、従業員3人に加え、アルバイトを8人も雇っていた。 ところが、国道沿いにコンビニエンスストアが増えると、同業者は次々と店を畳んだ。無料区間開通で客足はさらに遠のき、1日30人を切ることも。清高さんは「こんなことになるとは思わなかった」とあきらめ顔だ。□ 無料区間を北上すると岩城ICから北は有料となる。車は次々と日沿道から国道7号へ降りて秋田市方面を目指す。高速を北上するのは、2割程度しかない。 「えっ、そうなったら大変だわ」。有料区間を避けた車が行き交う国道7号沿いのラーメン店「喜怒哀楽」。店を切り盛りする今野保子さん(57)は、民主党の公約を知らなかった。
不況のせいか、今年初めは売り上げが落ち込んだ。ようやく立ち直りかけてきたところに誕生する民主党政権。客の多くは、国道を走るドライバーだ。有料区間が無料化されれば、結果は港ドライブインを見るまでもない。「その公約、止まらないですかねえ」と、困惑の表情を浮かべた。□ 衆院選公示前の8月1日、川崎市と千葉県木更津市を結ぶ「東京湾アクアライン」はETC(自動料金収受システム)搭載車の場合、普通車通行料が2320円から800円に値下げされた。8月の交通量は前年比で58%増加した。 人工島から東京湾360度の眺望が楽しめる「海ほたるパーキングエリア(PA)」。平日もにぎわい、休日には駐車待ちの列が本線まで延びる。テナント店の8月の売り上げは前年比2~3割アップした。値下げの恩恵を受けた「勝ち組」だ。 千葉県富津市で創業150年の伝統を誇る「かぢや旅館」も値下げで8月の宿泊客が前年より1割ほど増えた。それでも、黒川治雄社長(69)の表情はさえない。富津と神奈川県横須賀市を35分で結ぶ東京湾フェリーが、平日は3割以上減収という打撃を受けたからだ。 「うちはフェリーとともに歩んできた」。地元の景勝地の鋸(のこぎり)山を訪れる観光客には高齢者も多い。「フェリーが減便したら、車を使えない人が来にくくなる。船旅を楽しみにしている人も多いのに」 人やモノの流れを大きく変える高速道路の無料化。現実になれば、後戻りはできない。公約への期待と不安は高まっている。』2009年9月3日毎日新聞