『事業仕分けなどによって科学技術分野の予算が削減されるなか、京都大学理学部がホームページwww.sci.kyoto-u.ac.jp/modules/<wbr></wbr>tinycontentで寄付を募り始めた。2004年の法人化以降、国立大学は自ら収入を確保するよう迫られているが、物理や数学の基礎研究中心の理学部は産学連携による外部資金の獲得が難しい。このままでは教員の削減も余儀なくされ、「ノーベル賞受賞者が輩出した研究環境が維持できない」という。 同学部は5月中旬からHPに「理学への支援のお願い」との文章を掲載。この「お願い」によると、法人化以降、国立大学への運営交付金が毎年1%ずつ減少。今年度は、京大全体で2.8%の削減となった。このため理学部では「法人化前に比べて教員を10人以上減らさざるをえない」という。 同学部によると、基礎的な学問である理学は産業や医療と直結しないため、他の学部と比べて、企業との共同研究によって外部資金を得にくい。このため広く寄付を呼びかけることにした。HPは「寄付などをお考えの時は電話を」「支援をお考えいただくために見学も可能です」と結んでいる。 京大理学部卒のノーベル賞受賞者には利根川進氏がいる。小林誠、益川敏英両氏は助手時代の研究成果が受賞対象になった。』2010年6月6日アサヒコム
文部科学省の独立行政法人国立大学への運営費交付金の削減が、響いていると思いますが。大學研究評価に競争原理を導入するのには無理が有ると思います。 亡くなられた教育行政学者のO先生は、これからは十年以上かかる研究は、大學で出来くなるし研究業績として評価されないと言われましたが。予測された通りになりました。長年に渡る地道な基礎研究は出来なくなり、研究者は、いなくなるのではないでしょうか。今日や明日に研究成果の上がる研究が評価されると長期研究が出来なくなり、日本の将来の損失、科学技術の発展や産業立国の日本の国際的地位を阻害する者になると思います。何事も土台、基礎が大切で、科学技術に関する基礎研究は持つとも大切な研究と言わざるを得ないのでは有りませんか。こんな状況になれば、日本の頭脳の海外流失が起こり、日本の損失、将来に渡る国益を損なう事になるのでは有りませんか。京都大学理学部卒のノーベル賞受賞者には利利根川進先生や。小林誠、益川敏英先生に頑張って頂是非国から研究予算を獲得して下さい。戦前から日本の学者は、皆貧乏だと言われ来ましたが、日本の国の学問研究へ理解の足りなさと研究環境の貧困さを表した言葉と思います。