教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

夕張市立診療所:自殺図った男性の救急受け入れ拒否 「外来に対応」 /北海道

2010年06月02日 14時27分05秒 | 社会・経済

『夕張市は1日、市立診療所が先月、自殺を図り心肺停止状態になった市内の50代男性の救急受け入れを断っていたと発表した。昨年9月にも同様のケースがあり、市は同診療所の村上智彦医師から事情を聴いた。 市の説明では、5月19日午前8時前、「首をつり、自殺を図った男性がいる」という119番通報があった。救急隊員が駆けつけると、男性は心配停止状態で、診療所に受け入れ要請したが、外来患者診療のため、対応不可能として断られたという。男性は市内の別の医療機関で死亡が確認されたという。 村上医師は「首つりと聞いて検案(死亡確認)のケースと判断した。緊急性が低く、自分は外来もあったため、他の医療機関で対応してもらいたいと伝えた」と話している。
 同診療所は昨年9月27日夜、同様に首をつった状態で見つかった男子中学生の受け入れを断った。市と診療所は、二度と同じような事態が起きないようホットラインを設けるなどしている。藤倉肇市長は「誠に遺憾という思い。市立診療所の開設者として総括が必要だ」と話した。』6月2日11時10分配信 毎日新聞

夕張市立診療所のこの医師『首つりと聞いて検案(死亡確認)のケースと判断した。緊急性が低く、自分は外来もあったため、他の医療機関で対応して貰いたい』と伝えたのですが、自殺を図り心肺停止状態50代男性を診察しないで自己判断したのは、医師のモラルと患者の命を預かる医師として責任を果たしと言えるでしょうか。緊急性を要する患者には優先して対応すべきでは有りませんか。夕張市立診療所の公立の医師です。私は、大阪府立成人病センター第三内科の宮川定吉先生は、循環器内科、心臓病の専門医で、大阪大学の第三内科から来られたベテランの先生でした。私は、高校一年の時から7年間お世話になりましたが。大阪府立成人病センターで手術中の患者さんの容態が急変したので、私の診察中、呼び出され走って手術室に飛んで行かれました。亡き父が、通院していました大阪日赤病院本院元内科副部長の心臓専門医の栗本先生は、(現在は栗本内科循環器科、大阪府大阪市天王寺区東高津町11-7・06-6765-8101 )父の診察中、救急車で救急患者が運ばれて電話で呼び出されたので、診察を中断され救急治療室にすぐに走って行かれたそうです。このお二人の先生の医師としての迅速な行動と外来患者を抱えて忙しくても手術中容態の急変した患者や救急車で運ばれて来た救急患者を自の手で救おうとする医師としての使命感を感じました。命を安心して預けられる経験豊かな医療技術の優れたお医者さんが今なぜ減ったのかと残念に思います。一命を取りとめられる命でも救急搬入の受け入れを拒否されたらあの世行きになります。救急患者は、命は一刻を争う状況と思います。『医者は、患者の命を預かる責任の重い仕事』と言われた89歳で今なお現役で患者を治療しておられる胃腸科の名医、元大阪厚生年金病院外科医長で大阪市福島区医師会長の小田胃腸科院長小田徹也先生の言葉を思い出します。2009年05月30日にとしなんぼ?89歳、アサヒコムマイタウン大阪に掲載。☆小田胃腸科・大阪市福島区鷺洲3-5-10 誠産業ビル3F TEL06-6458-2004地下鉄野田阪神、阪神電鉄野田駅下車。

としなんぼ?89歳

89歳

2009年05月30日アサヒコムに掲載

http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?<wbr></wbr>k_id=28000290905300001&ref=chiezou

写真

小田徹也 医師 

 『【家族】妻【いま興味があること】仕事や趣味で使うコンピューター【好きな食べ物】ビフテキ【最近の買い物】余裕がないから特にない【最近読んだ本】劣化ウランの本【最近腹が立ったこと】若い人に根性がない【あなたのヒーロー】現役を続けている日野原重明先生【10年後】生きてないでしょう

 【ひとこと】医者は、人の命を預かる仕事でしょ。血もつながっていない私にすべてを委ねた患者を自分の手で救う。並大抵の信頼関係じゃないね。夜中に呼ばれて家を飛び出ていった内科医の父を見てきたことが原点ですね。

 軍医学校を卒業後、広島県呉市の海軍病院に勤めた。戦争末期です。毎日のように爆撃を受け、けが人もたくさん治療した。朝7時前に鳴る「第二(だいふた)警戒配備につけ」という警報が今でも耳に残ってます。8月6日はそんな日常の1日。仕事に出ようかと思っていた朝。広島の方の空がバーッと光った。足がすくんだ。

 院長の「救護隊募集」という言葉に、すぐに手を挙げた。20人の医師とテントを持って広島へ。翌日、広島駅近くの救護所に入りました。暗い暗いテントの中。患者は体の半分が黒こげになっている。原爆が落ちた側だけ焼けてしまったんです。

 とにかく無力。次から次に来る患者にできるのは、毛布に寝かせて、肝油を含ませたガーゼをあてるくらい。治すとか助けるという状態じゃないですよ。何を食べたか、どこで寝たかも思い出せない。何もできない。

 ここで胃腸科を開業してからは、働いたねえ。救いたいけど救えない、あの広島の経験があったからかもしれないなあ。午前0時前に帰ると調子が悪いんですよ。近くの病院に場所を借りて手術もした。自分の患者は自分で救いたくてね。77歳までメスを持った。

 人の命にはとことん真剣でありたい。だから患者だっていい加減な人は困る。「風邪ひいた。薬くれ」って来た人が、態度が悪くてねえ。「帰ってくれ!」って怒鳴りました。2日後に謝りに来ましたが。命をやりとりする間柄なんだから、お互いまじめに向き合わないといかん。

 もうかりません。私は薬はできるだけ処方しないから。命を守るのにそろばん勘定はいらんでしょ。築40年、エレベーターもないおんぼろビルで、壁なんか自分で塗り直しながら細々続けています。妻には「何とかして下さい」と言われるんだけどねえ。』

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国家公務員採用、高卒は25%減=地方大学にしわ寄せ―抑制方針の影響試算・総務省

2010年06月02日 11時28分54秒 | 受験・学校
 『総務省www.soumu.go.jp、6月1日、2011年度の一般職国家公務員の新規採用数を09年度比約4割減とする政府方針の下でも、高校卒程度の学力を受験資格とする職種の採用数は、約25%減にとどまるとの試算をまとめた。同省は、高校生の就職先の大幅減は避けられる、とみている。 一方、政府方針は、地方出先機関の採用数を8割減としているため、地方大学からの就職が多いII種が、最も大きくしわ寄せを受けるという。 抑制方針は出先機関のほか、▽本省の企画立案部門2割減▽専門職種5割減―などと規定。 高卒程度の職種には、III種のほか、刑務官や海上保安官などがある。総務省によると09年度採用実績は計約2650人。このうち、III種は5割程度削減されるが、刑務官などの治安関連職種が抑制対象外となったため、全体で25%減の2000人弱を確保できるとしている。 他方、大卒程度では、東大卒が多数を占め幹部候補となるI種(09年度実績約600人)は、大半が本省勤務のため、削減は2割強。逆に、地方大出身者が多いII種(同約2100人)は、本省勤務が少なく、7~8割が採用される出先機関で8割減という大なたが振るわれるため、最も影響を受けることになるという。 
』8月2日2時31分配信 時事通信
未曾有世界恐慌の影響を受けている日本で、 高校生の就職難で、ここ数年 の時期なので国家公務員三種の5割の採用人員を減らすべきではないと思います。地方大出身者が多い国歌公務員II種(同約2100人)は、本省勤務が少なく、7~8割が採用される出先機関で8割減という大なたが振るわれるため、最も影響を受けることになると言う。今の日本経済の深刻な不況の実態を正分析しているのであろうか。庶民の暮らしや目線に立っていない東京大学文学部心理学科卒業の原口一博総務大臣です。『好きな言葉「大忍」、 松下幸之助氏から直接いただいた言葉です。』と言われていますが。就職難の高校卒業生や地方大学卒業生の雇用の安定を切捨て、これから日本を支え働く若い人達に松下幸之助さんから、頂いた「大忍」を若い人達にさせたのなら、松下政経塾の創設者松下幸之助さんも見られて天国から泣いておられると思います。人の痛み、国民の痛みが分からないようでは、暖かい血の通った総務省、公務員制度、地方行財政、選挙、消防防災、情報通信、郵政事業など、国家の基本的仕組みに関わる諸制度、国民の経済・社会活動を支える基本的システムを所管し、国民生活の基盤に広く関わる行政機能を担う省の主務大臣と言えるのでしょうか。 弱い者いじめは、武士道にも反し卑怯者です。
行政と言えるのでしょうか。民主党遅刻三羽ガラスの前原誠司国土交通相、仙谷由人国家戦略担当相、原口一博総務相の3閣僚が3月3日午前の参議院予算委員会に遅刻し、開会が約15分遅れたような前代未聞のことをしたのでは、本当に国民の目線に立った政治が出来るのでしょうか。国民生活とのヅレや社会的常識の欠如した三大臣と言えます。
小泉構造改革による地方と都市圏の社会的格差の拡大は是正されず。新自由主義経済学による適者生存、自然淘汰、弱肉強食の競争原理により日本は勝ち組と負け組みに分かれ、経済格差の是正は置き去りにされたままで未曾有の世界恐慌に襲われダブルショツクを受けたと言えます。今不況下で、倒産企業が増えている現実と疲弊している地方経済、国民生活の苦しさの分からぬエリート大學出身の坊ちゃん政治家では日本は決して良くなりません。庶民の目線に立って政治を行うことがが民主党に求められていることでは有りませんか。
競争原理による地方の国立大學への文部科学省の運営費交付金の削減やランク付けとともに地方大學卒業生の国家公務員二種の採用者数減少の試算は、地方大学への国よる教育差別と切捨御免にほかなりません。経済学者中谷巌氏も私の変節と言われこれまでの経済理論の誤りを認めておられるでは有りませんか。
旧帝国大學系重視と大學も国家公務員の採用もこれまでと変わらぬ高級官僚優遇の体質です。庶民の生活や地方大學出身者を切捨てるより、本当の国民の代表が、国会議員になれるようにし、国会議員の総定定員数を減らすべきでは有りませんか。
民主党の地方分権を重視するマニフェストに反し、地方主権を芽を摘み取るものでは有りませんか。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中谷 巌
(なかたに いわお)
人物情報
誕生1942年1月22日(68歳)
日本 大阪府
国籍日本
学問
研究分野マクロ経済学
研究機関大阪大学
一橋大学
ハーヴァード大学
多摩大学
母校一橋大学(学部)
ハーヴァード大学(博士課程)
博士課程指導教官ケネス・アロー

中谷 巌(なかたに いわお、1942年1月22日 - )は日本経済学者。専門は、マクロ経済学三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長、多摩大学名誉学長一橋大学名誉教授ハーヴァード大学経済学博士オーストラリア国立大学名誉法学博士

人物

小渕内閣の首相諮問機関「経済戦略会議」に竹中平蔵(経済学者、のちに総務大臣等)らとともに参加し、議長代理を務めるなど政府の委員を多く務め、1990年代には、構造改革推進の立場から政策決定に大きな影響力を持った。しかしその後、2008年に著書『資本主義はなぜ自壊したのか』で新自由主義市場原理主義との決別を表明し、その立場を一転させたことで大きな話題となった。

社外取締役制の推進者として知られ、その先駆けとして1999年ソニーの社外取締役に就任した。この時、人事院国立大学教職員と企業役員との兼職を認めなかったため、一橋大学教授を辞職し波紋を呼んだ。2005年6月までソニーの社外取締役を務め、うち2003年6月から2005年6月までは取締役会議長も務めた。ほかにアスクルスカパーJSATホールディングスWDIの社外取締役を務めている。また、NPO全国社外取締役ネットワークの代表幹事として、社外取締役制の普及や支援にも取り組んでいる。

マクロ経済学の教科書として日本の大学で広く使われている『入門マクロ経済学』の著者として知られる。また、ワールドビジネスサテライトでは長くコメンテーターを務めた。

経歴 大阪府出身。大阪府立住吉高等学校卒業。高校3年時に結核で入院し浪人1965年一橋大学経済学部卒業(小島清ゼミナール)。大学4年時に盲腸炎で入院し就職活動ができず大学の先輩の誘いで日産自動車に入社。入社同期の阪口大和(元ボストン・コンサルティング・グループ)と親しい。

1969年から会社を休職しハーヴァード大学大学院に留学。1971年日産自動車を退職、ハーヴァード大学経済学部助手に就任。1973年ハーヴァード大学で博士号(Ph.D.)を取得。指導教官はケネス・アロー

1973年ハーヴァード大学講師就任。一橋大学経済学部からの打診を断り、1974年大阪大学経済学部助教授に就任。1984年同教授。竹内弘高(経営学者、一橋大学教授)の誘いを受け、1991年一橋大学商学部教授に就任。

1999年から2005年までソニー取締役、うち2003年から2005年までは取締役会議長。1999年6月に一橋大学教授を辞職後、同年9月に多摩大学経営情報学部教授に就任、2001年9月から2008年3月まで学長、2008年名誉学長。2000年4月三和総合研究所(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)理事長に就任。同年JSAT株式移転により現・スカパーJSATホールディングス)取締役、アスクル取締役に就任。2005年一橋大学名誉教授の称号を受ける。同年富士火災海上保険取締役に就任。論文「責任国家・日本への選択」で1988年石橋湛山賞

新自由主義からの転向

著書『資本主義はなぜ自壊したのか~「日本」再生への提言』(集英社、2008年、まえがき)や、論文「小泉改革の大罪と日本の不幸 格差社会無差別殺人─すべての元凶は「市場原理」だ』(『週刊現代」12月27日・01月03日号、2008年12月15日発売)の中で、過去に自分が行っていた言動(アメリカ流の新自由主義や市場原理主義、グローバル資本主義に対する礼賛言動、構造改革推進発言など)を自己批判し、180度転向したことを宣言した上で、小泉純一郎竹中平蔵奥田碩の三人組が実行した聖域なき構造改革を批判し、ベーシック・インカムの導入等の提言を行っている。労働市場についてはデンマーク・モデルを理想としている。

中谷と一橋大の同窓である経済学者の伊東光晴(京都大名誉教授)は、この『資本主義はなぜ自壊したのか』について、伊東や中谷がともに学んだ元一橋大教授の都留重人の言葉を引きながら基本的には支持を示しつつ、同時にアダム・スミス理解など、叙述においてやや正確さを欠いているとの指摘もしている。また同じく一橋大出身である経済学者の竹中平蔵慶應義塾大学教授、元総務大臣)と中谷の同質性についての示唆もしている。

一方、経済学者の池田信夫(上武大学教授、元NHK職員)は『資本主義はなぜ自壊したのか』について、およそ経済学者が書いたものとは思えない初歩的な間違いが散見されるうえ、全体的な内容も目次から予想される以上のことが書いてないと述べ、自壊したのは資本主義ではなく中谷であると痛罵している。また労働法政策研究者の濱口桂一郎(労働政策研究・研修機構統括研究員、元労働省課長補佐)も、本書について、内容に目新しい点がなく、どこかで読んだ内容ばかりであると述べている。

週刊ダイヤモンド2009年12月19日号の「経済学者・経営学者・エコノミスト142人が選んだ2009年の『ベスト経済書』」で中谷の『資本主義はなぜ自壊したのか』は5位に選ばれた。

主な著書

単著

  • 『入門マクロ経済学』(日本評論社、1981 ISBN 4535552010
  • 転換する日本企業 講談社現代新書、1987
  • ボーダーレス・エコノミー 鎖国国家日本への警鐘 日本経済新聞社 1987.10
  • ジャパン・プロブレムの原点 講談社現代新書、1990
  • <論壇から見た>激動の時代、日本の選択 PHP研究所 1991.5
  • 日本企業復活の条件 東洋経済新報社 1993.11
  • 日本経済の歴史的転換 東洋経済新報社 1996.4
  • 日本経済「混沌」からの出発 日本経済新聞社 1998.6
  • 『痛快!経済学 グローバル・スタンダード』(集英社、1999)のち文庫
  • eエコノミーの衝撃 東洋経済新報社 2000.5
  • にっぽんリセット 集英社 2001.3
  • 次世代リーダー学 小学館文庫 2003.1
  • 中谷巌の「プロになるならこれをやれ!」日本経済新聞社 2003.10 のち文庫
  • 痛快!経済学 2 集英社 2004.11
  • 『プロになるための経済学的思考法』日本経済新聞社、2005 ISBN 4532351480
  • 愚直に実行せよ! 人と組織を動かすリーダー論 PHPビジネス新書 2006.5
  • 『資本主義はなぜ自壊したのか~「日本」再生への提言』(集英社2008年ISBN 978-4797671841共著 経済改革のビジョン 「平岩レポート」を超えて 大田弘子 東洋経済新報社 1994.3
  • ITパワー 日本経済・主役の交代 竹中平蔵 PHP研究所 2000.3
  • 若きサムライたちへ 自分を生きる10のメッセージ 田坂広志 PHP研究所 2001.11

  • ホーム > 中谷巌のページ. 中谷巌のページ. ご挨拶. 中谷巌のホームページにようこそ。 このホームページでは私の略歴や著作、最近の新聞・雑誌記事などの紹介をしています。 What's New. 2010年5月7日更新 

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