『 過労によるうつ病で自殺し、労災と認められた小児科医の中原利郎さん(当時44)の遺族が、勤務先の立正佼成会付属佼成病院(東京都中野区)に1億2千万円の損害賠償を求めた訴訟は8日、最高裁第二小法廷(古田佑紀裁判長)で和解が成立した。双方が「医師不足や医師の過重負担を生じさせないことが国民の健康を守るために不可欠」と確認し、病院側が遺族に700万円を支払った。 和解条項には「日本のよりよい医療を実現する」との観点から最高裁が和解を勧告したと明示された。遺族側代理人の川人博弁護士は「こうした表現は個別の事件では異例。医療界に改善を求める最高裁の強いメッセージだ」と評価した。 中原医師は1999年8月に病院の屋上から飛び降り自殺。直前半年間の当直は多いときで月8回に及び、睡眠不足状態だった。東京地裁は2007年3月、別の訴訟で自殺は業務に起因するとして労災と認めた。 しかし、遺族が病院を相手取った今回の訴訟では、一審・東京地裁が同月、業務との因果関係を認めずに請求を棄却。08年10月の二審・東京高裁は因果関係を認めたものの、健康状態への配慮など病院側の過失までは認めず、賠償請求は退けていた。 』2010年7月8日18時18分アサヒコム
日本は少子化対策担当大臣がいながら 、安心して子供が産めず 育てられない国になったのでは、文明先進国と言えるでしょうか。産婦人科医師不足で当直医も確保出来ず子供も産めない国、小児科医不足で、過重労働で鬱病に自殺した44歳の中原利郎医師は、年齢的にも1番経験も積まれた医師として油の乗り切った先生と思います。生真面目で責任感の強く、小児科医療に一生懸命尽くした素晴らしい先生と思います。宗教団体の設立した病院でも医師不足と加重労働が改善されていない現実を誠に残念に思います。鬱病になる人は、気の弱い人間ではなく、真面目で責任感が人一倍強くて強い、完璧主義が多いのです。政治家には少ないと某元自民党政調会長が言われていましたが。マニフェストを平気で破るような国民事を思わぬ無責任な政治家には、無神経と言う神経しか頭に走っていないので、鬱病にはならないのでは有りませんか。中原先生の過労による鬱病自殺は、今の日本の医療現場の過酷さと勤務条件の劣悪さを物語る出来事です。経済大国と言われる日本、文明先進国の日本の医療行政のお粗末さと医療現場の貧困さを物語っています。医療現場で働かれている医師や看護師の命も大切ですし、患者の命ももちろん大切です。医療現場での病気、過労死や自殺を無くす為にも労働基準法の遵守と勤務条件や給与面での待遇の改善と医師数の確保は、救急医療現場の救命救急センターでも同じです。早急に厚生労働省は、文部科学省、各地方自治体や各大学の医学部、各都道府県医師会と連携協力し対策を立てるべきです。そうしないと病院の勤務医を退職し開業医になり、病院は、病院として外来診察や入院患者を受け入れなくなり、病院としての機能が無くなり、病院の閉鎖を余儀されている病院も全国的に増えているのでは有りませんか。もう医療崩壊は始まっています。ある病院勤務の経験も有るベテランの薬剤師さんは、救急患者の搬送受け入れ拒否の問題の根源は国民に取って必要不可欠な医療や救急医療への必要なお金を国が長年出さずに無駄金を使ってしまった結果と言われました。この前のコメントで素人は口出すな脅迫されましたが。日本は、民主主義国家です。言論の弾圧は許されません。日本国憲法第21条の表現の自由に対する不法な挑戦で憲法違反の文面です。そのような人は、日本から近いまるまる様の独裁国家へ国外追放すべきです。民主主義の大切さや有り難さ、患者の立場に立つ大切さを忘れているのです。今の日本の医療制度は、医療現場の医師、看護師、患者の声や意見を取り入れて早急に改革しないと助かる命も助からない事態が日本全国どこでも起こるのでは有りませんか。戦後65年の平和ボケした人の命を大切にしない日本人が増えたのでは有りませんか。本当の人間性の喪失です。医療関係者以外にも増えた情けない経済大国日本の今の現実と姿です。厚生労働省も未だ海外の戦地に残る戦没者の御遺骨放置するような厚生行政で生きて国民の生活や生命を守る国の厚生行政を担って来たと言えるでしょうか。成田空港で御遺骨を荷物扱いするようでは、国の為に闘って亡くなられてた人への敬慕の念が有りません。生きている人間も戦没者も人間ではなく物扱いでは困ります。血の通った暖かい医療行政を目指すべきです。私を無知丸出しと批判する前に無駄口症候群と批判するよりも優れた御経験と知識で、命に関わる医療現場や救急医療制度の改革の為に自己嫌悪主義に陥らずに堂々と現実を見据え、国民や救急患者、医療現場で働く医師、看護師の為にも積極的に提言し改革運動に取組んで下さい。それがインテリ・ゲンチャーとしての責務と使命と思います。知識や教養を鼻に掛けて自分より賢くて頭の良い人間は居ないと御高くとまり人を見下げる差別主義者の知識人は、本当のインテリでは有りません。人々や社会を幸せに出来ない学問なら、学問も医学も無価値です。病気で困っている人達や御高齢者や社会に自らの知識や経験を生かして貢献すべきでは有りませんか。私への個人攻撃よりも地方公共団体や厚生労働省の医療行政の責任を糾弾すべきで相手を間違っています。医療関係者にも医療現場の加重労働による自殺も増えています。いつ誰が自殺に追い込まれるか分からない今日の日本の状況です。誠の道無き日本の政治の貧困さです。新撰組の旗は行くの歌詞通り明日はこの身が 散らば散れです。命を物も扱いせずに1つしかない命、医師も看護師さんも救急患者も自殺を図った人の命も皆同じ貴い命です。自殺された家族の心情を察しますし、裁判でも和解しても、お金でも解決しない二度と取り戻せない人間の命の問題と思います。
これ以上の過労死を出さないために
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