「 「公立中学に進み、高校はうちに」――。埼玉県立の進学校、浦和第一女子高校(さいたま市浦和区)が5月1日、小学生を対象にした初の学校説明会を開く。「小学生のうちに公立校の魅力をPRしないと、受験してもらう機会そのものが失われてしまう」と判断したという。 説明会は県内の小学4年以上の児童と保護者向けに同校で開く。学校行事を映像を交えて紹介するほか、進学実績や補習授業など同校の指導態勢を説明。授業の様子も見てもらう。「一女をモデルに、(広く)公立高校の教育活動への理解を深めてもらう」のも狙いといい、女子校ではあるが男子の参加も受け付ける。 同校はこれまで中3向けの説明会を年4回開いてきた。だが、近隣の小学校などから「多くが私立の中高一貫校を志望する」「4年生くらいから中学受験の準備を始める」との声を聞き、小学生向けの開催を決めた。「公立校にも私立の中高一貫校に劣らない環境があることを知ってもらいたい」という。』2010年4月25日アサヒコム 私立の中高一貫校に負けないように伝統有る埼玉県の女子高校 、浦和第一女子高校のアピールです。少子化による18歳人口の減少期でこれからは公立高校も教育内容や進学実績を皆に知って貰い、高等学校の見学会を実施する時代に入るかも分かりませんね。小学校4年生と保護者を対象とした高等学校で行う説明会は、全国で初めての試みでしょう。私立中高一貫校に対して、伝統ある埼玉県の県立女子高校として、自校の魅力をPRし私立の中高一貫校と正々堂々と競って下さい。私立の中高一貫校の6年間のカリキュラムに対して、大學への進学実績を上げる為に公立高校の3年間のカリキュラムで2学期制にしたり、補習授業を実施したり教育内容の充実にかなり学校として努力されていると思います。私立の中高一貫校に進学するのか、公立高校に進学するのかは、御自分のお子さんの性格を親御さんが、十分見極める必要が有ると思います。自主性の有るお子さんなら、公立高校で進学率の高い高校が良いかも分かりません。戦前から有る伝統と歴史の有るトップクラスの公立高校は、大學進学実績を上げている言うことが都市圏でも地方でも同じことが言えると思います。
☆皆さん、埼玉県立浦和第一女子高等学校のホームページwww.urawaichijo-h.spec.ed.jp へようこそ!より引用。
学校概要
学校長より
第38代埼玉県立浦和第一高等学校校長内田 徹
平成22年4月1日着任
「浦和第一女子高校は、今年で創立110年目を迎える伝統と数々の実績をもつ、全国屈指の女子高校です。 本校は、緑豊かな落ち着いた教育環境の中で、勉強だけではない、本当の総合力を備えた人間性豊かな女性を育成することを目指しています。本校の在校生1,143名は、女子校の穏やかで落ち着いた雰囲気の中、将来、広く日本や世界で活躍することを念頭に置きながら、希望大学への進路実現を目指して毎日の授業に励むのはもちろんのこと、部活動や様々な学校行事などにも一生懸命取り組んでいます。また、友人や先輩・後輩たちと明るく楽しく、切磋琢磨しながら一女での生活を満喫しています。 本校では、平成14年度から二学期制を導入し授業時数を確保するとともに、65分授業により優れた教師による最高の授業を展開しています。さらに平成19年度からは土曜授業も実施し、生徒の一層の学力の伸長を期しています。他にも、早朝や放課後及び長期休業中には、様々な実力養成講座が実施され、一女生の学びを強力にバックアップしています。 また、本校では、平成16年度に埼玉県の公立高校としては初めて文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受け、多彩な科学体験の機会をつくることにより、生徒の可能性を引き出すことに努め、これまでにも世界大会である国際学生科学フェアで堂々1位に輝くなど、大きな成果をあげています。 こういった教育課程上の工夫に加えて、県教育委員会からは、進学指導総合推進事業(平成19~21年度)、進学指導重点推進校(平成22年度~)の指定を受け、一人一人に目を向けたきめ細かい進路指導等を推進しています。今年度入試では、東京大2名 、京都大2名、一橋大7名 、東工大2名、東北大7名、お茶の水女子大をはじめとする国公立大学に103名が合格しました。難関の国公立大医学部にも9名が進学しています。また、早稲田大、慶応大をはじめとする私立大にも約900名が合格するなど、大学入試の実績は年々充実しています。 部活動としては、運動部が15、文化部が19、同好会が9あり、いずれも関東大会や全国大会出場を目指して活発に活動しています。昨年は、運動部ではボート部、水泳部、ソフトテニス部がインターハイや国体で活躍しました。文化部では、音楽部、文芸部、書道部、アナウンス同好会が各種全国大会に出場しました。また、多くの文化部では定期演奏会や発表会などを開催して地域の好評をいただいています。 本校では、この他にもオーストラリアの高校への語学研修や各種講演会等を実施し、国際化や高度情報化の著しい21世紀に大きく羽ばたける人材の育成に努めています。
浦和第一女子高校の3年間は、
「皆さんの個性を輝かせ、次の世代を担う女性を育てます!」
大きな志をもつ中学生の皆さんの入学をお待ちします。
■沿革
明治33年、私立埼玉女学校を引き継ぐ形で、埼玉県高等女学校が設立されました。その目的は、女子教育の普及と女子教員の育成を図ることにありました。 翌34年、新設埼玉県女子師範学校に併置され、同年、埼玉県立浦和高等女学校と改称し、県下唯一の高等女学校として女子教育の中核を担うことになりました。 その後、女子生徒の進学率の増加にともない、44年には女子師範学校から分離独立しました。明治・大正期の女子教育では、女性は社会常識を備えた「良妻賢母」として、家庭に入ることが目標とされていました。昭和に入り、女性としての理想を持ち、自立を目指そうとする傾向が現れてきますが、日本は戦争の時代に向かいます。 昭和16年、埼玉県立浦和第一高等女学校となり、やがて終戦を迎えました。 昭和23年、新制高等学校として、埼玉県立浦和第一女子高等学校と改称されました。教育においては男女平等のもとで個人の自由・個性・能力などが重視されるようになり、本校の卒業生は社会の様々な分野で活躍するようになりました。 本校は2000年(平成12年)に創立100周年を迎えました。
■年表
明治33年3月設立 埼玉県高等女学校と称す 4年制・4学級
私立埼玉女学校生徒を引き継ぐ当時の校舎は現埼玉会館および県立浦和図書館の位置
明治34年 3月 新設埼玉県女子師範学校に併置
明治34年 8月 埼玉県立浦和高等女学校と改称
明治43年 11月 現在地に校舎新築落成移転
明治44年 4月 女子師範学校から分離
昭和16年 4月 埼玉県立浦和第一高等女学校と改称
昭和19年 5月 附属幼稚園を設置
昭和23年 9月 定時制課程併設
昭和24年 10月 創立50周年記念式典祝賀式挙行
昭和25年 3月 制服制定(現在の制服)
昭和25年 5月 生徒会発足
昭和31年 2月 新校歌「アカシアはもえ」制定
昭和34年 11月 2号館(HR棟)落成
昭和36年 12月 1号館(管理棟)落成
昭和55年 3月 3号館(教室・部室棟)落成
平成 8年 8月 オーストラリア研修旅行(インターリンクス事業)開始
平成12年 10月 創立百周年記念式典及び祝賀会挙行
平成14年 4月 二期制65分授業開始
平成16年 4月 文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール」指定校
埼玉県教育委員会「進学指導アドバンスプラン」指定
企画特色化事業
平成17年 9月 2号館・3号館エアコン設置工事竣工
平成19年 3月 附属幼稚園閉園 』