稚内の朝は早い出発でしたが、礼文島から利尻島へは一番早い便で10時35分発、しかしホテルには何時までも居られないらしく9時30分にはホテルを出発、5分で香深港に到着です。一時間違く港で時間をつぶし船に乗りました。香深港(カフカコウ)から利尻島の沓形港(クツガタコウ)まで40分、11時15分に到着しました。今回は2等船室でしたが、お客さんは殆どなく貸切状態での船旅でした。
利尻島は写真で見る通り、殆ど利尻山とその裾野で出来ている島で、サロベツの海岸線から利尻水道をへだてて約20kmの洋上に浮かぶ周囲63kmの円形の島です。
船上からの利尻富士
沓形港にて
バスの中の地図を利尻島に変更
案内板、この時点ではバスは一台だけ
吊り橋
港に到着後バスが船底から出てくるのを待ち、最初の見学地、姫沼に向かいました。姫沼の駐車場で花ガイドさんと合流、準備体操と花を見るとための注意事項を聞き出発、つり橋を渡るともう姫沼です。姫沼は原生林に囲まれた周囲1kmの小さな沼で、沼の周囲には散策路があり20分ほどで一周できます。大正時代に発電需要やヒメマスの放流のため、点在する小沼と湧き水を利用して作られた人造湖で、ヒメマスを放流したことから姫沼と言う名前になったのだそうです。利尻山【十二景】「愛でる山」の撮影ポイントですが、残念ですが利尻富士は見えませんでした。
姫沼は淡水湖ですがウミネコ(足が黄色)が水浴びをしています。ガイドさんの説明では、からだに付いた塩を洗い流すためだそうです。散策路は写真のように木道です。花ガイドの説明を聞きながらゆっくり進みますが、うしろから説明なしの一周20分で回るグループがくると、木道の端により先に行ってもらいます。20分で回れるところを1時間かけての見学、礼文島と違った花が咲いていました。
姫沼の湧水はリシリア水としてペットボトルで販売されています。
倒木もそのままにしてあります。根の所から新しい芽が出てきており、いずれ大きな木に成長するでしょう、とガイドさんは言っていました。
明日は、姫沼の花を紹介します。