雨は上がりましたが、相変わらずの強風でした。澄海岬は字のごとく透明度が高い海ですが、あいにくの天気でその美しさを味わうことは出来ませんでした。
その後は江戸屋山道~スコトン岬までのハイキング、岬近くまでバスで行き、車道を30分ぐらい歩くと到着です。スコトン岬とはアイヌ語で夏の集落という意味、現在でも土産屋とトイレと民宿があるのみです。
この地は最北端と言われてきましたが、測量の結果、宗谷岬が最北端とわかり、現在では最北限の岬と言われています。今日の花はエゾカンゾウとヤマブキショウマ、コモチイワレンゲ、タカネナデシコです。
澄海岬
エゾカンゾウは 湿原、山地や海岸の草原に生える多年草、別名:ゼンテイカ(禅庭花)、エゾゼンテイカ(蝦夷禅庭花)、ニッコウキスゲ といい、北海道の固有種では無いようでが、草原、海岸線などで良く咲いていた花です。
ヤマブキショウマとは葉がヤマブキに似ているので付いた名前、未だ蕾でこれからです。
コモチイワレンゲはイワレンゲの変種のひとつで、函館、日高、礼文に生える北海道固有種です。レブンイワレンゲの別名もあります。花の時期になると中央から20cmぐらいの茎が穂状に伸び白い小さな花が咲くそうです。
タカネナデシコはエゾカワラナデシコの高山型、道路わきにひっそりと咲いていまいた。
スコトン岬付近、以前は数軒の番屋があり、ここで一年を通じ生活をしていたそうですが、今では一軒だけになってしまったそうです。そのご夫婦は、礼文島の鮑古丹(あわびこたん)にお住まいの夫妻、NHKのドキュメンタリー番組:「海鳥と妻と~北海道 礼文島~ 厳冬をたった2人で生きる夫婦のきずな」として放送され、私もその番組は見ましたが、スコトン岬とはアイヌ語でも夏の集落という意味、冬になると医者に行くにも夫婦で歩いて山を越える、私にはとても考えられませんが、住めば都なのでしょうね。
最北限のトイレ
スコトン岬に咲く花