織田信長が今川義元との戦いの前に、「人間五十年 化天の内をくらぶれば 夢幻のごとくなり、一度生を受け滅せぬ者の有るべきか」と舞った敦盛、人間の一生は50年、命あるものは全て滅びてしまうと歌っています。そんな、時代からすれば70歳は充分であろう。定年前が第一ステージ、以降5年を1ステージとして生きて来ました。定年後の第2、第3ステージは目標とした人生を歩めたのか?!!、いよいよ第4ステージに入ります。70歳を過ぎた人生、何時、句読点が来てもあわてず、これ以上は一日一日が+αと受け止め、この+αをいかに充実した日々にしていくか、第4ステージはそんな覚悟で挑みたいと思います。しかし、これはなかなか難しい目標、「生」という課題は悟りを開いたお坊さんでもなかなか解決できない問題ですから、生臭い私では”とてもとても”と思いますが、第2、第3ステージを振り返りながらぼちぼちと進めて行きたいと思います。
さて、今日の花は信長が舞った「敦盛」にちなんだ、レブンアツモリソウです。和名の由来は礼文島特産のアツモリソウの変種であり、アツモリソウの和名は、袋状の唇弁を持つ花の姿を、平家物語などの軍記物語に描写された平敦盛の背負った母衣(ほろ;後方からの矢を防ぐ武具)に見立ててつけられています。この変種の特徴は、花色が紫ではなく、黄色であることです。
私たちが島を訪れた時は、レブンアツモリソウの群生地はシーズンが終わり、閉鎖されていました。私たちが見たの特別に保護された場所に咲いていたレブンアツモリソウです。
クゲヌマソウも咲いていました。この花は湘南の鵠沼で見つかったのでこの名前になったそうです。
レブンアツモリソウ
クゲヌマソウ