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不思議な構造をしているツユクサです

2016年06月30日 | 散歩(花)

散歩道ではどこにでも咲いているツユクサ、この草は不思議な構造をしています。貝殻のような苞の中に数個の蕾を持ち、普通は一つ一つ開花してゆきますが、時々2個、一緒に開花することがあります。花びらは上に2枚、下に一枚、色は青、紫、白、下の一枚はすべて白です。
雄しべは、一番奥にπ型の3個の雄しべ、中間に人型の1個の雄しべ、一番外に長い2個の雄しべがあり、π型と人型は飾りに近く、花粉を出すのは長い雄しべだそうです。花は咲き終わると、花びらがしぼみ始め、雄しべと雌しべはゼンマイのように巻いて、苞に引き込まれます。果実は苞の中で大きくなり、枯れると地面に落ちて翌年芽をだします。
他にはニッコウキスゲ、アメリカオニアザミ、ヤナギハナガサです。

主軸の花と側軸の最初の花が同時に咲いて、1つの苞で2つの花が見られることもあります

青色の苞をめくった写真です

白と紫の花です

雄しべと雌しべ 矢印、赤はπ型 黄色は人型、オレンジは花粉が一番出る本命 ピンクは雌しべです

花はしぼみ、雄しべと雌しべはゼンマイのように巻いて、苞に引き込まれます

果実が苞の中に出来ています

ニッコウキスゲ?

アメリカオニアザミ

ヤナギハナガサ?