ようちゃんばあば日記

お米と野菜をつくり、保存食作り 編みものなどの日常を綴っています。

肉桂

2009-06-01 | 里山の生活
この大きな木はなんでしょう?

と言ってタイトルにちゃんと書いてあるんじゃあ わかってしまいましたねえ。そう 肉桂の木です。

シナモンとは違うものらしいですね。飴とか和菓子に使われるニッキです。


これは日本肉桂だと思います。家のすぐ裏の山に 昔からある木です。

大きくなりすぎて 一度短く切ってもらったのですが 手入れをしないうちにまたまた大きくなりすぎて怖いくらいです。

シナモンは樹皮のコルク層を削り丸めてあるそうですが ニッキは根っこの皮に辛みと香りがあります。

私が子供のころは よその子供たちにもこの木が大人気で 根を掘らせてと遠くからもたくさん来ました。

根をスコップで掘って10センチくらいに切り、水でよく土を洗い落として根をかむと 独特の香りと辛みが刺激的です。

「ニッケをちょうだい」と挨拶をして掘る子は良いんですが こそこそ隠れながら盗みに来る子に限って 木の根元近くの太い根っこを掘って行きます。

そんなことをしたら木が枯れてしまうよ。ちゃんと挨拶したら上げるんだから言いに寄りなさい。と叱られてわーっと逃げて帰る子もいました。

刺激的な食べ物がない時代だったのですね。

近くの山の中にはいっぱいこの木の子や孫らしい幼木が生えています。  
コメント (8)
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